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3月6日(土)【オーストラリア17日目】


今日は、サトウキビ畑の真ん中での目覚め。

「暑~っ!」

夜は結構気温が下がるので、寝袋を開いてかけていたけど、
朝7時を過ぎて、日が当たり出すと、テントの中はサウナ状態。


「しまった。ちょっと寝すぎたな。」(~~;)


今日も晴れることは、昨日の夜の空模様をみればわかったので、
本当は、まだ涼しいうちに、夜明けとともに出発するつもりだった。

寒暖の差が激しいせいで、雨も降っていないのに、テントは結露でびっしょり。
寝坊したおかげで、テントが乾かせたのはよかったか。


8時前に、サトウキビ畑を出発。

日差しは朝から強烈だけど、空気がまだ温まっていないので、
自転車で風を切ると快適に走ることができた♪
(走るなら、朝が一番いいな。)

 

今日は、次の町Mackay(マッカイ)まで80kmの道のり。

午前中の涼しいうちに40kmほど走り、順調だった。


しかし昼時になり、大地も空気も温まってくると、
やはり灼熱地獄がやってきた。。。


「暑ちぃ~!でもあと30km!もうちょいだ!!」


そう気合いを入れて、ゆるいアップダウンのある道を走っていた。

すると、前方で1台の車が停まっていた。

「路上駐車?こんなところで…珍しいな。」

そう思いつつ、近づいていくと、
中から若い男が出てきた。


「暑いだろ。乗ってくかい?」

 


うぉ!マジ!?

 


こっちの車は、後ろが荷台になっている、いわゆる
「ピックアップトラック」っていうやつが、たくさん走っている。

実は、そこに目を付けて、ちょっと前まで、
自転車移動をしながらヒッチハイクをするという、

"チャリッチハイク"("チャッチハイク"かな?)

を実行していた。

でも、全然成果が上がらないから、ここのところやってなかったんだけど。。。

まさか、ただ走っているだけで声をかけてもらえるとは☆

ラッキー!!

 

「ありがとう!ぜひ頼むよ♪」


ということで、Mackayまでの残り20kmちょっとを
時速100kmであっという間に消化♪

今まで、暑~い空気の中を必死でタラタラと走っていたけど、
冷房の利いた車で、ひたすら続く一本道をぶっ飛ばして進むのは、
かなり気持ちがよかった☆


Mackayの市街地に着き、お礼を言って、ガソリンスタンドで降ろしてもらった。

一番暑い時間帯の移動をカットできて、本当にラッキーだったな♪

オーストラリア人の親切心に、感謝感謝だ☆


予定より早くMackayに着いたので、マックでネットにつないで
ちょっとのんびり休憩をして、宿を探して早めにチェックインした。

結局、今日の走行距離は71kmで済んだ♪


「これ、もしかして、これからも"チャリッチハイク"がうまくいくことがあるんじゃないかな!?」


またやってみながら走ろ~っと♪

 

期待の膨らむ出来事だった☆


今日の宿は、この旅で初めてのドミトリー式のかなり部屋数の多いバッパー。

同室にはドイツ人3人組がいたけど、居心地は悪くない。

明日も暑い一日になりそうだし、まだ疲れていたら、
もう一泊して、Mackay散策をしてみよう♪

快適だし、ワクワクしてきた♪
やっぱり、こんなのんびりした旅がいいな~!

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3月5日(金)【オーストラリア16日目】


今日はProserpineにある、バッパーでの目覚め。

今日は約120km進むと次の町(Mackay)に着くけど、
そんなに走れるほど、身体のコンディションがよくないことは、朝、すぐにわかった。

「やっぱり、脚が疲れてんなぁ。」

充電期間の3ヶ月で、自分の脚がかなり弱くなったことを、改めて感じた。

「まあいいや。Mackayまでの120kmを、二日間に分けて進もう。それなら、一日60kmでいいから、のんびり進める♪」


昨日の夜、今の旅のスタイルについて、ちょっと考えた。

Gold coastには、18日までに着きたい。

そのためには、2週間、毎日100kmくらいは走らなくてはいけない。

そう思って、がむしゃらに走り続けるつもりだったけど、
それだと、せっかく町に着いても、先に進むことばかり考えてしまって、
その町の人や文化に触れる余裕がない。

(昨日泊まったBowenには、もう一泊くらいしてみたかったという、ちょっとした後悔があった。)

「毎日100km進まなくちゃ!」

って、旅するのは、自分のやりたい旅ではないな。
と思った。

Gold coastに着くのが遅れちゃいそうだったら、
途中で電車にでも乗れば、取り戻せるだろうし。


「これからは、もうちょっとのんびり旅しよう!」


そう決めたのだった。


なので、今日は無理して120kmも進もうとせず、
二日に分けて、60km走れればいい。


そんな感じで、このProserpineでも、午前中はのんびりして過ごした。

今日の夜はきっとキャンプになるので、
食料調達などを終えて、午後1時過ぎにProserpineを出発。


今日も、"あいにくの"快晴だった。

日差しは相変わらず、猛烈な勢いで肌に刺さってくる。
午後になると、アスファルトの地面もかなり熱くなっているので、
自転車を走らせながら受ける風も、とても生温かい。
停まっていると、まるでサウナの中にいるかのように、
汗が吹き出てくる。

でも、暗くなる7時頃までに、60kmくらい進めればいいので、
かなりのんびりなペースで走っていた。


と、2時間ほど走ると急に、
なんだか気分が悪くなってきた。
スピードが落ちてきて、脚もかなり重い。


「あれ!?ちょっと俺、ヤバいんじゃない??」


自分の身体の管理には、相当気を遣っているので、
少し休憩をしようと思った。
(その前に、ちゃんと栄養取れって話だな…。)


しばらく走ると、ガソリンスタンドにカフェがあったので、
そこで冷たいデザートを食べながら、休憩することに。


午後4時半。
まだ40kmしか走ってないけど、1時間休んでも、
まだ身体がフラフラする。

午後5時半。
2時間も休んだけど、まだ力が入らない。


「こりゃあダメだ。」


もうすぐ暗くなりだすし、全然動く気にならなかったので、
今日はもう、どこかその辺でキャンプをすることにした。

ガソリンスタンドで飲み水をたっぷりもらい、
フラフラとまた進み出すと、1kmほど先に、
広いサトウキビ畑が広がっているのを発見。

ちょうど、広い農道が畑の中を走っている。

「もうこんな時間に、誰もこんなところへは来ないだろう。」

そう思って、サトウキビ畑の少し奥に入って、
広い農道の道端にテントを張った。


テントの中は蒸し暑かったけど、外は虫だらけだったので、
それから逃れるように閉じこもって、ひたすら寝た。


22時に目が覚めると、空に満天の星空が広がっていた。

「そうだ!南十字星を探さなくちゃ!」

この前出会ったチャリダーのミッキーが、
南十字星の情報をたくさん教えてくれた。

が、探してみたけど、見える星の数が多すぎて、
よくわからなかった。

「うーん、星が見えすぎる。波照間島を思い出すなぁ…。」

外でライトをつけていると、ちっちゃい虫やゴキブリが飛んでくるので、
またテントに避難して寝た。


午前3時。
外がとても明るいのに気づいて目が覚めた。

さっきまで真っ暗でライトが必要だったのに、
空に半月が上っていて、テントの中もとても明るい。


あ、南十字星、見つかるかも!


そう思って、また外にでてみた。


ビンゴォ~!!


天の川の近くに、オーストラリアの国旗にもある
あの5つの星が、ハッキリと見つけられた。

誰もいないサトウキビ畑の中。
虫の声しか聞こえない夜。
空には、南十字星が静かに輝いている。


感動した!


明日はきっと、いい一日だ☆

3月4日(木)【オーストラリア15日目】


今日は、Bowenにあるバッパーでの目覚め。

外を見ると、今日は曇り空。
やった!

またガンガンに晴れていたら、どうしようかと思った。

8時に目が覚めたけど、どうも身体が重い。
昨日の疲れが、まだかなり脚に残っている。

「まずいなぁ。今日も100km進まなくちゃいけないのに。」

脚に感じる疲労感からして、今日の100kmはかなりキビしそうだった。

居心地のいい宿だったので、とりあえず10時まで身体を休めることにして、10時過ぎに出発。

やはり、脚はベストコンディションにはほど遠い。


身体がまだ長距離移動に慣れていないせいもあるだろうけど、
やはり基本的に、回復に必要なだけの栄養が足りないんだと思う。

オーストラリアに来てから、一人の時は本当に食事が質素で小食である。

昨日も、1日で食べたのは、マックのハンバーガー3個とソフトクリームに、ビスケットとチョコレート。
それにフルーツジュース2Lくらいだ。
それで炎天下の中を100km、デカい自転車をこいでいるのだから、
完全に栄養不足だろう。
(実際、自分が痩せてきているのがわかる。)


日本を旅していたときは、米を持っていて、
野菜や肉を買って自炊していたので、栄養は十分にとれていたけど、
やはり、オーストラリアではいろいろと事情が違ってくる。

野菜は高い上に、kg単位でないとほとんど買えないし、
肉はそんなに高くないけど、やはり量が多すぎる。
そして、夜の移動はしたくないので、
日中の調理する時間も惜しいし、なにより、
雨の日と暑い日は、外で料理などしたくない。
などなど。。。

ということで、
自炊道具は持ってきたけど、あまり役立っていない。

おかげで、外食の機会がどうしても増えるはずだけど、
外食はかなり高くつくので、それもなかなかできない。

安いのはマックくらい。(ネットにもつなげるし♪)

ということで、今の貧相な食生活に陥っている。

日本では、スーパーに、すぐに食べられるおいしいお総菜がたくさんあって、本当に便利だったと思う。
それがいいことかどうかは別として、
本当に暮らしやすい国だな。



で、また今日の話。


Bowenはなかなか大きな町で、きれいなビーチがあったり、
釣りが盛んだったり、いろいろと見所もあるらしい。

が、自分には、それをのんびりと楽しんでいる時間はない。

「明るいうちに、1日100km進まなくては。」

そう思って、全部カット。
(自分の旅は、これでいいのかなぁ。と、少し疑問に思うところだ。)


今日は100km進んでも、町もなにもないところに着く。
そこでキャンプしよう、と思っていた。

が、脚の疲れが全然とれていなかったので、
午後6時になっても、まだ60kmほどしか進んでいなかった。

すると、ちょうどあと10kmのところに、
Proserpineという町があった。

午後6時半。
まだ明るいうちにその町に着き、バッパーで値段を聞いてみると、$25だという。

もう暗くなるし、今日も昨日と同じくらい、
脚に疲れを感じていたので、今日も宿に泊まることにした。


う~ん。
このままだと、18日までにGold coastにたどり着くのは、
結構キビしいな…。

今日の夜は、これからのことをいろいろ考えた。


【走行距離:71km】
3月3日(水)【オーストラリア14日目】


Home hillにある、バッパーでの目覚め。
10時のチェックアウトギリギリまでのんびり過ごして、
今日は、100km先にあるBowenという町を目指して出発。

天気はというと…


快晴。。。うれしくない。


赤外線ヒーターの前にいるような強い日差しの下を、
今日もまた走らなくてはならない。
顔にも腕にも、ばっちりと日焼け止めを塗って、

いざ出陣。

Home hillからBowenまでは、ほとんど町もなにもない、
ただの一本道だ。
このドデカい国の大地を、自転車でコツコツこいで進むのは、
滑稽だけど、そのスケールを肌で感じられるのはいい。

ただ、この激暑の空気の中を、変化の乏しい景色を前に、
ひたすらこぐというのも、精神的には結構キツい。

ラジオも音楽も聴いていないので、
こぎながらする事といえば、道ばたにたくさんある、
カエルやヘビやカンガルーの死骸を踏まないように、
前方に注意を払って避けていくことか、
たまにある、小川の名前を勝手に直訳して、
一人で笑っていることくらいだ。

(あ、これが意外とおもしろい。
 例えば、「Breakfast ck」→"朝ご飯川"
     「Goodbye ck」→"さよなら川"
     「little Goodbye ck」→"ちょっとさよなら川"など。)

あんましおもしろくないか。。。(~.~;)

まあ、あとは、これからの旅のことや、いろんなことについて、
いろいろ考えながら、ひたすらペダルをこいでいる。


でも、今日はさすがに暑すぎた。


マメに日陰で休憩をとりながら、
なんとか夜7時過ぎにBowenまでたどり着いたけど、
もう、疲れ過ぎとお腹の減りすぎで、ヘロヘロ。

キャンプする場所を探す気力もなくなっていたので、
今日もバッパーを探して、泊まることにした。

5分ほど町をうろついていると、バーの前で若者に声をかけられた。


「宿を探しているのかい?いいところ紹介してやるよ。」


う~ん。ちょっと、うさんくさい。

そう思ったけど、今日は本当に疲れきっていて、
ちょっとくらい高くても、早く休みたかった。


「俺が泊まっているところ、$35ドルだけど、いいかい?この辺じゃ、一番安いぜ。」


$35。やはり高い。
聞くと、彼はそのバッパーで働いてもいるらしい。

「これは、うまく客引きをしているつもりだな。」

と思ったけど、もう、たかが$10~15ドルなどどうでもいいと思うほど、早く休みたかった。

案内されたバッパーは、確かに高いだけあって、
今までで一番きれいな宿だった。
もちろん、エアコン付き。


晩ご飯を買いに行って食べ、
もう、今日はシャワーを浴びて寝るだけだったけど、
安心してのんびり眠ることができてよかった♪


それにしても、ケアンズにいる頃は、

「雨ばかりで嫌だなぁ。」

と思っていたけど…。

ガンガン晴れている日の方が、よっぽど疲れてイヤだ。


これからGold coastに着くまで、1日100kmのノルマが、
重くのし掛かってきそうだ…。


【これまでの走行距離:465km】
【今日の走行距離:109km】

3月2日(火)【オーストラリア13日目】


今日は、8時半に、ミッキーと一緒に画家のおっちゃんの家を出発した。
ミッキーは、北へ向かうので、すぐにお別れすることに。

「また日本で会おう!」

と、お互いの旅の無事を願いつつ、お別れをした。


さて、今日はどこまで行こう。

昨日の遅れを少しでも取り戻したいけど、
ちょうどいいところには町がない。
かといって、昨日の目的地だったHome hillまでの50kmの移動では短すぎるし。。。

まあいいや、とりあえず進んでみてから考えよう。
(どっかで野宿してもいいし。)

そんな感じで出発。


ミッキーに聞いたんだけど、この時期、
風は南東から吹いてくるらしい。
ミッキーはそれを知っていて、北上するコースを選んだのだとか。


ということは…


南下している俺にとっては、常に"向かい風"ということになる。(~~;)

「週に一回くらいは、逆風になることもあったよ。」

と言っていたけど、
それじゃあ、ほとんど毎日向かい風ってこと!?
「毎日100kmも進めるかなぁ。。。」
不安になった。

が、この日は、なんと、その逆風!

思いもかけず、出だしは好調だった☆(^^)v


ところが…


さらに誤算だったのが、"日差し"の強さであった。



これはわかってたことだけど、
オーストラリアの日差しはハンパじゃない。

真夏の沖縄以上に感じるその強さは、
プラスチックなど、溶かしてしまうんじゃないかと思えるほど強い。

風の抵抗がなくても、みるみる体力を奪われていった。


で、午後4時。

50kmほどこいでHome hillに到着。
まだ進んでおきたいところだったけど、
体力的にもう限界が来ていたのと、
そこで見つけたバッパー(backpackersという安宿のこと。)が、$20という安さだったので、
今日はここで泊まることにした。

近くのスーパーでは、$3ちょっとで巨大なステーキ肉が売っていたので、
安いけど豪勢な夕食を食べて、鋭気を養った。
(といっても、あとはインスタントラーメンだったけど。)


夜、久しぶりに雨が降らなかった。


明日もガンガンに晴れちゃったらどうしよう。。。
でも、雨でもイヤだしなぁ。

この時期は、「曇り」が一番だと思い知らされた一日だった。


あ、向かい風もやだな~。
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