7月23日(月) 【旅331日目 ベトナム28日目】
国道17号線、Long Donにある食堂での目覚め。
まだ少し、酒が残っている感じ。
食堂のおっちゃん達と、昨晩は、調子に乗って飲み過ぎたナ。。。
+ + + + + + + + + +
一晩中、どしゃ降りの雨が降っていて、
朝もまだ、降ったり止んだりのお天気。
泊めてもらえて、助かった。
【朝食にフォー】
フォーって正直、そんなに好きではないんだけど、
ここのはおいしくて、昨晩も今朝も、汁まで飲み干した。
ルアンパバーンで食べた"カオソイ"みたいな、ピリ辛味のフォー。
こんなフォーが、どこでも食べられたらいいんだけどな~。
昨日の夕方から、後輪の空気がまた抜け始めていたので、
朝食後、修理をした。
やはり、中国で買った欠陥品の激安パッチからの空気漏れ。
最近、こればっかで嫌になる。
はがして、別のパッチを貼った。
荷物を全部積んで、
「よし、出発!」
と思ったら、
食堂の女の子がゲラゲラ笑いだした。
食堂の女の子がゲラゲラ笑いだした。
あ…
後輪がペッタンコになってる。
ちゃんとしたパッチを貼ったのに、おっかしいな~?
と思ったら、パッチが穴の横に貼られていた。
とんだアホミス。
(そりゃ、空気漏れ全開だわな。)
昨日の酒が、まだ残っている感じ。。。
また荷物を全部おろし、一から修理し直して、
9時に、ようやく出発。
【お世話になりました~!】
今日は、40km走れば、やっとラオスとの国境Bo Y(読めない)に着く。
一度出国して、すぐにUターンでまた入国すれば、
また新たに15日間、ベトナムに滞在できるようになる。
雨の降る中を、いつもの半そで短パンで走り出したら、
めっちゃ寒かった。
標高が上がった(700mくらい)ので、濡れながら走るのは寒い。
バッグからカッパを引っ張り出して、久しぶりに着た。
昨日の峠越えの疲れがまだ残っているのか。
それとも、飲み過ぎたウォッカのせいなのか。
今日は、身体がやけに重い。
たった23km先の町Plei Canに行くだけで、かなりしんどかった。
Plei Canには、また戻ってくるので素通りして、国境を目指す。
それにしても、ほんとに身体がおかしい。
脚にも腕にも、全然力が入らない。
国境まであと10km。
小さな町にあった屋台でちょっと休憩して、
練乳をたっぷり挟んだフランスパンを2個食べた。
(↑これが大好き。)
だめだ。
全然元気が出ない。
きっと、疲労や二日酔いのせいだけじゃないんだ。
「ちょっと、ゆっくり休みたいな。」と思ったら、運の良いことに、
屋台の斜向かいに、宿があった。
まだ正午だし、ちょっと休めば走り続けられるかとも思ったけど、
滞在期間は明日までだから、無理することもないか。
そう思って、今日はここでゆっくり休むことにした。
一泊100000Don(400円)だと言っていた、感じのいい宿のおばちゃん。
一応、部屋を見せてもらって、
「うん。ここでOK。」
と伝えたら、なぜか50000Donのお釣りをくれた。
「え?100000Donじゃないの??」
と聞いたら、「いいからいいから。」と、ニッコリ。
よくわからないけど、おばちゃんからの親切だと思って、
ありがたく200円で泊めてもらった。
シャワーを浴びてベッドに横になったら、夕方まで5時間も寝てしまった。
やっぱり疲れてたんだ。休んでよかった。
【夕飯は、"Chao"】
チャオは、ベトナムのお粥。
どこで食べても、結構いい味してる。
しかし食後、急激に体調が悪化。
寒気と下痢に悩まされる夜。
でもたぶん、食べ物のせいじゃなくて、雨に打たれ過ぎたせいだ。
ずっと寒かったし。
万が一、明日も寝込むことになって出国できなかったら、
オーバーステイになってしまう。
ビタミン剤と水をたくさん飲み、布団にくるまってとにかく寝た。
-------------------------------------------------
7月24日(火) 【旅332日目 ベトナム29日目】
ラオスとの国境Bo Yの手前10kmの町。
【ここでひたすら寝て、体力の回復に専念した。】
なんとか寒気もピーピーもおさまり、体調は良くなったみたい。
よかったよかった。
予定通り山道をさらに10km走って、
【標高800mの国境、Bo Yに着いた】
人はあまりいなくて、係員も手薄。
ベトナム側には、出国と入国の手続きを兼任する係員が1人しかいなくて、
入国側の処理が終わるまで、窓口の前で15分くらい待たされた。
その間に、あとからベトナム人団体のバスがやってきて、
横からポンポンと、窓口にパスポートを置いていく。
ようやく係員が来たと思ったら、案の定、
山積みになったベトナム人団体のパスポートから処理をしていく。
「あの~。俺、ずっと一番に並んで待ってたんですけど。」
なんていう話は、通用しないらしい。
係員には、完全に無視された。
窓口の真正面に立っている俺の後ろから、続々とベトナム人がパスポートを置いていき、
そっちから、どんどん処理していく。
あまりにも堂々と抜かされるので、こっちもちょっと意地になって、
最後まで黙って真正面に立っていようと決めた。
20分ちょっと経ち、計50人くらいに抜かされた後、
係員が、おもむろに俺のパスポートを手に取り、スタンプを押してくれた。
30秒で終わる作業なのに、40分くらいかかった。
ベトナム人はみんな10000Donを挟んで提出していたけど、
俺はそうしなかったからなのかな?
(あれって賄賂??よくわからない。)
とにかく、無事に出国できたので、
【ラオス側へ移動。】
両審査ゲートは1kmくらい離れていて、
途中、小さな丘を越えなくてはいけない。
また数十分後に戻ってくるかと思うと、面倒な移動だった。
ラオスへの入国審査でも、周りの人はみんな20000Kipを挟んで提出していた。
前に並んでたラオス人のおばちゃんが、
「20000Kipを持ってないなら、50000Donでも大丈夫なはずよ。」
(どちらも約200円)
と教えてくれたけど、Lao Bao国境とさっきの経験上、
外国人は、タダで通れるような気がしたので、挟まずに提出した。
そして予想通り、無事に入国できた。
出入国に料金がかかるという表示は、どこにもなかった。
みんなが払っているあのお金は、やっぱり賄賂なのだろうか??
(だとしたら、外国人でも請求されそうだけど…。)
ルールがよくわからない。
入国審査が完了したら、すぐにUターンして、ラオスを出国。
丘を越えて、またベトナム側へ。
さっきの係員が、
「なんだ、また戻ってきたのか。」と、面倒くさそうにスタンプを押してくれた。
ノービザでの入国は15日間までだから、8月7日までのはずなのに、
スタンプの横の有効期限欄には、"8月9日まで"と書かれた。
これを信じて、17日間滞在してもOKかな?
なんだか、いろいろテキトー過ぎてよくわからないや。笑
ともかくまあ、
【無事に、"息継ぎ出国"を終えて、】
また15日間のベトナム滞在をGET!
曇天の空の下を、
【国境から80km東へ走って、】
Kon Tumという大きな都市に着いた。
高そうなホテルばかりで、安宿探しにちょっと苦労したけど、
150000Don(600円)の宿が見つかって、一安心。
【コムガーとチェー。どっちもいい味してる。】
コムガーにもいろいろあるみたい。奥が深い。
そしてやっぱり、ドリアン入りのチェーがイチバンうまい!
夜はまた、どしゃ降り。
最近、よく雨が降るなぁ。
この記事にコメントする