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【夜は雨だったけど、屋根の下での快適なキャンプだった】
少し食欲が湧いたので、朝食にカップラーメンを食べた。
体調の方は、まずまずかな。
交番のおっちゃんが、シャワーも使っていいと言ってくれたので、
朝、さっぱりしてから出発。
ちゃんとお礼を言って出たかったけど、
出発するときには、交番に誰もいなくなっていた。
タイに入ってからも、道路はほぼずっと直線。
西からの向かい風が吹くのも一緒。
ただ、カンボジアの景色とは少し違って、周りに植物や建物が増え、
地平線が見えるような、だだっ広い風景ではなくなった。
ゆるいアップダウンもある。
そして、自動車がとにかくぶっ飛ばす。
時速100kmで走る車を、120kmの車が追い抜いて行くイメージ。
タイ人の運転は、荒そうだ。
出発して10分ほど走ったころ、
【路上に、どデカサイズの蛇の死骸を発見。】
ニシキヘビか!?
太い部分は、大根くらいのボリューム感がある。
こんなやつが、その辺をウロウロしてるのか~。すごいな、タイ。
動物にも気をつけよっと。
蛇の死骸を見てから約2分後。
前方に、パトカーと人だかりが見えた。
その向こうには、前部がグシャッと潰れた2台の乗用車が、
ぶつかってはじけ飛んだかのように、道路の両側に飛び出している。
交通整理をしていたのは、お世話になった交番のお巡りさんだった。
通り過ぎざま、「ありがとう!」とあいさつをしたけど、
おっちゃんは、「やれやれだよ。」みたいな苦笑いを返してきた。
そのとき、ふと、事故車に目をやった。
潰れた運転席には、血に染まった白い布がかけられていて、
そこから白くて細い腕が、ポロ~ンとはみだしていた。
「うげっ。死亡事故だったんだ。」
死体は、運転席で潰されたまま、まだ運び出せないでいるみたい。
たぶん、女の人だ。
悲惨な光景だった。
(警官のおっちゃんは、朝から事故の処理に追われて忙しかったんだな。)
タイの道路、やっぱ怖いな~。
本物の死体なんか見てしまうと、緊張感が一気に上がり、
「明日は我が身」だなんて想像したら、ゾッとした。
ナンマイダ~。
事故にも、もっと気をつけよっと。。。
体調の方は、相変わらずだった。
ガソリンスタンドで冷たいものを飲んで、ついでに腹を壊す。
その繰り返しだったけど、
今日は、菓子パンくらいなら喉を通ったので、エネルギー切れにはならずに済んだ。
出発が早かったので、夕方までには100km進んで、
Phanom Sarakhamという、ちょっと大きな街に着いた。
同時に、雨がひどく降ってきた。
今日は宿でゆっくりできそうだと期待したのに、
ゲストハウスやバンガローなどの安い宿はなく、あるのはホテルだけ。
仕方なく、今日もガソリンスタンドでキャンプすることになった。
1軒目は断られたけど、2軒目でOKしてもらえた。
寝るところが確保できて安心したら、お腹が空いてきた。
【久しぶりのカオマンガイ~♪】
これ、大好きなタイ料理。
お代わりして、二杯食ったった。
食べれるときに、ちゃんと栄養を取らなくちゃ。
(って、やっぱり野菜を全然食べてないけど。)
雨は、なかなか止まず。
仕方なく、濡れながらテントを張って、すぐにふて寝した。
雨のキャンプはきらいだ。
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9月3日(月) 【旅373日目 タイ18日目】
319号線、Phanom Sarakhamの街にあるガソリンスタンド。
【雨が止んでよかった!】
バンコクまでは、あと120km。
中途半端に、近くて遠い距離。
バンコクへ着いてしまえば少し休めるので、
早めに出発して、今日中に走りきることにした。
今日も、豆乳とアイスと菓子パンのエネルギーで走る。
冷たいものを食べると、腹の調子がおかしくなるけど、
暑くて、冷たいものじゃないと口に入らない。
おいしそうに肉を焼いている屋台などをみると、オエッとなる。
ろくに消化をされないまま、食べて出してを繰り返す。
それでも、午前中に70km走って、のこりあと50km。
バンコクに近づくにつれて、景色がどんどん都会らしくなる。
【甲州街道を、新宿に向けて走ってるみたいだった。】
午後3時過ぎには、バンコクの市街地に入った。
【車だらけで、走りづらかった。】
【あの建物には見覚えが…きっと、前に来たことがあるな。】
バンコクに来るのは、一応、これで3回目になるんだけど、
街の様子は、まったく記憶に残っていない。
地図を見ながら、安宿の集まるカオサンロードを目指す。
【カオサンロードに到着。】
体調不良で、ろくに栄養も取らずに120km走行。きつかった。
早速、前にオススメだと聞いていた、NAT2というゲストハウスへ行ってみた。
今はツインの部屋(260B)しか空いていないと言われ、
他の宿を当たってみたけど、どこも満室とのこと。
仕方なく、NAT2のツインにチェックインした。
明るいうちに宿が決まって、とりあえず安心はしたけど、体力は限界。
カオサンを一往復だけして、あとは夜までほとんど寝て過ごした。
このあとは、
バスに乗ってタイ北部へ移動し、ラオスの難民支援をしている佐伯さんを訪ねて、
バスに乗ってタイ北部へ移動し、ラオスの難民支援をしている佐伯さんを訪ねて、
そこで、しばらくお手伝いをさせてもらうことになっている。
佐伯さんとは、山口県で出会って以来、3年ぶり。
再会、楽しみです。
再会、楽しみです。
自転車移動は、ここでまた少しおあずけ。
とりあえず、体調をもとに戻さなくちゃ。
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