今日は、Tokaanu(トカアヌ)のキャンプ場での目覚め。
7時半に出発するリンとチェンを見送ろうと、俺もちょっと早起きして、
二人と一緒に朝食を食べ、お別れをした。
アマリアはまだ寝ているようだったので、彼女が起きてくるまで、
【俺は温泉で、ゆっくり朝風呂】
誰もいなかったので、もちろん"ジャパニーズスタイル"(すっぽんぽん)で入った。
その後、起きてきたアマリアと、今日の進路を検討。
今日は、約60km先の町Taumarunui(タウマルヌイ)を目指すことにした。
途中に標高870mの、大きな峠越えがある。
(箱根の峠より、ちょっとだけ高い。)
今日も天気はいいし、移動距離自体は短いので、
ゆっくり支度をして、10時半くらいに出発した。
標高380mのスタート地点から、すぐに上り坂が始まった。
峠まで、約500mの標高差である。
荷物の重量は俺の半分以下だとしても、アマリアの脚力はなかなかすごい。
のろのろと後を行く俺を尻目に、ズンズン坂を上っていく。
「このアップダウンだらけのNZを、3ヶ月以上も走ってきただけのことはあるなぁ。」
と、感心した。
NZへ来たとき、アマリアは自転車に乗っていなかった。
平凡なバックパッカー生活がイヤになって、こっちで自転車を買って、
チャリダーに転身したとのこと。
なかなか、行動力のある女の子である。
アマリアに、オランダのことをいろいろ聞かせてもらった。
俺がイメージできるのは、"チューリップ"と"風車"、
そして、とてもフラットで自転車で走りやすい国ということくらいだった。
アマリアの話によると、オランダは噂どおりの「自転車大国」らしい。
アムステルダム市街の写真を見せてもらうと、
自転車の写っていない写真がないくらい、街が自転車であふれている。
(アムステルダム市街には、一般車は入れないらしい。)
みんな、移動手段として自転車を使っているとのこと。
へぇ~。そうなんだー。
さらに、
「オランダには、山が一つもないのよ。」
という話にも、びっくりした。
山が全くないなんて、山だらけの日本やNZとは、全く別の世界のようだ。
(にもかかわらず、山道をガンガン上るアマリア。すごいな。笑)
そして、土地が海抜0m以下だという。
オランダ、おもしろそー!
色とりどりのチューリップが咲き乱れている、きれいな写真もたくさんあった。
「4月~5月が、一番きれいな季節よ。」
という話だったので、ぜひその時期に旅してみたいものである。
「オランダにきたら、連絡してね。案内してあげるから。」
こうやって、"旅したい国"がどんどん増えていく。
そんな話をしながら、今日はひたすら山道を上った。
【白い点は、みんな羊。】
「もうすぐ峠かな!?」
なんて会話を始めてから、峠までは約10kmもあった。
飽き飽きするほど坂道を上り続け、
スタートから約5時間半後、
【ようやく頂上の展望台に到着】
しかし、天気は途中から下り坂になり、
頂上に着いたときは曇天で、期待していたようないい景色は見えず…。
【白い点は、みんな羊。】
目的地タウマルヌイへ着いたときは、もうすっかり雨が降っていた。
キャンプ場へ泊まるアマリアと、明日の待ち合わせ時間を決めてお別れし、
俺はタウマルヌイの街を散策。
街の中に大きな公園があったので、暗くなってから大木の下にテントを張った。
ネットで天気予報を確認すると、これからしばらく、天気が悪そう。
明日から走る道は、景色の良さが売りなのになぁ。
また天気予報が外れてくれることを祈って寝た。
【走行距離:68km】
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【Japanの"へぇ~"】
いろんな外国人の人と知り合って、
彼らが日本人に対してどんなイメージを持っているのかを知るのも、
とてもおもしろい。
ぱっと思い出せるもので、↓
○きれい好き
○働き者(働きすぎ)
○なんでも写真を撮る
○節約家(ケチではなく、倹約上手)
○自転車で旅する人が多い
○生魚(刺身)を食べる
○団体で観光バスに乗ってる
などなど。
普段の自分と照らし合わせてみると、かなり当たっている気がする。
どうやら、俺は"典型的な日本人"ということになりそうだ。笑
みなさんは、どうですか?(^^)??