クタクタでロトルア到着

５月１６日(月)


今日は、Te Pukeの少し先にある、川のほとりでの目覚め。


テントから出てケーン号を見てみると、

後輪のタイヤがペッタンコになっているのに気づいた。



「うわ～、久しぶりにパンクしたか～。」

めんどくさいなぁ、と思いつつも、

雨は降っていないし時間もあるので、修理開始。


考えてみれば、

ケーン号で走った距離は、もう13000ｋｍ以上だ。

タイヤは何度も交換したけど、

チューブは、買ったときから一度も交換していない。


チューブって、よく持つものなんだなぁ。


なんて感心しながら、チューブを川の水に漬け、

穴を探してパッチを張る。


穴は、大した大きさじゃなかったので、

このチューブは、まだまだ使えそうだ。


ついでに、軽く自転車の掃除もしてあげて、

すっきりしたところで、今日も出発！



今日は、温泉地ロトルアまで、約５０ｋｍの道のり。

多少山登りのコースだけど、最高地点は３００ｍ程度なので、

そんなにキツい道のりではないだろう、と思っていた。



天気予報が「晴れときどき雨」だった割には、

出発してからずっと「雨ときどき晴れ」の天候が続き、

風も、予報とは逆の南から吹いてくる。



こっちの天気予報は、そんなにあてにならない。


自転車のガイドブックには、こう書いてある。

「ニュージーランドの天気予報は、どんな天気になるかはだいたい当たります。
ただし、よくそれが別の日に来ます。」


結局、天気予報は信用できないってことね。笑


たまに、こっちの人に予報を聞いても、


「そんなの知っても、あてにならないよ。」


と笑って教えてくれることが多かった。



そんなわけで、今日も天気予報通りの一日にはならず。

別に予報を恨むわけではないけど、

風向きが全く逆だったのには、まいった。


"強い北西の風"と聞いていたので、


「ラッキー☆明日は追い風で楽ができそう♪」


って思ってたら、(今日の進路は真南。)

一日中、"強い南西の風"が吹いていた。


向かい風をもろに受けながら走ると、

平地での時速は１０ｋｍくらいになってしまう。

(追い風だと、２５ｋｍくらいで走れる。)


今日の風は、かなり強くて、下り坂でもペダルを踏む必要があった。

「雨」　「坂」　「向かい風」

の三段攻撃。


そして不覚にも、最後の町で食料調達をしそびれ、

さらに「空腹」という大敵が、山登りの最中に襲ってきた。


体力的にも、精神的にもキツい移動だった。



それでも、なんとか５０ｋｍ道のりを終え、ロトルアの郊外へ到着。

まだ３時過ぎだったけど、まるで１００ｋｍ走ったあとのように、

身体がクタクタに疲れきっていた。


シティまであと９ｋｍこいで、街を見学するだけの体力はもうない。


近くにマックがあったので、暗くなるまでネットをしながらゆっくり休んで、

側にあった河原の芝生にテントを張った。


民家の塀に囲まれた、あんまりいい場所ではなかったけど、

あちこちキャンプ地を探す力もなかった。


やっぱ、ちゃんと食べなきゃいかんね。


とは思いつつ、

火を使うのがちょっとまずそうな場所だったので、

今日は、晩飯ぬき。


でも、疲れていたので、すぐに眠れた。



明日こそ、温泉に入るぞ～。。。

(なかなか温泉にたどり着かないな…)


【走行距離：４９ｋｍ】