そして、半そで短パンではかなり寒い。
(確実に、10℃以下だろう。)
ブルブルと震えながら、濡れたままのテントを急いで撤収。
「確か、温泉プールの営業時間は、朝6時からだったな。」
早いとこ、温泉に入って温まりたかった。
でも、せっかく東海岸にいるので、日の出でも拝もうかと、
そこで朝食を作り、日が昇るのを待つことに。
今は、日の出時刻が7時ちょうどくらい。
でも、地平線辺りは雲がたくさんあって、7時になっても太陽の姿は拝めず。
「もういい!寒いから、温泉に行く!!」
と諦めて、温泉プールへ。
"日曜日のみ、午前8時より営業"
うっそぉ~ん。
営業開始まで、あと1時間もあった。
「う~。どうしよ。」
寒いしやることないし。
と、考えていたら、
【あ、やること発見!】
温泉プールの背後にそびえる、Mt Maunganuiに登ろう!
(「そびえる」と言っても、標高はたったの232m。)
Mt Maunganui(マウント・マウンガヌイ)は、Taurangaの観光名所の一つ。
標高は低いけど、湾の先っぽにポツンとあるので、街のどこからでも見える。
温泉プールが開くまでの時間もつぶせるし、観光もできて、ちょうどいいや。
ということで、麓に自転車を置いて、登山開始。
【登山道はとてもよく整備されていて、登りやすい山だった。】
登っているのはスポーツウェアを着た、地元の人たちばかり。
朝なのに、登山者の人数は相当な数。(100人はいた。)
傾斜はきつくないので、走って登る人たちも多い。
さっきまで寒がっていたのに、俺も登りだすとすぐに汗をかいてきた。
そして、約30分後、
【山頂到着】
Taurangaの街とビーチラインを一望できて、眺めはなかなか。
【反対側の景色も、よかった】
山頂でしばらくのんびり過ごして、下山。
もう8時はとっくに過ぎていたので、温泉プールへ。
「"温泉プール"って、どんなんだろ??」
と、興味津々だった。
とにかく温泉なんだから、温まれるに違いない。
【中は、こんな感じ】
料金は$10(約650円)で、まあまあ。
普通の20mプール(温水)と、いくつかの浴槽がある。
当然ながら、みんな水着を着ていて、男女混浴である。
まずはプールでひと泳ぎしたあと、湯気の出てる浴槽へ。
…全然温かくない。
温度は約37度で、「ぬるま湯」だった。
がっかり!
もう気温が上がってきたからよかったものの、
朝の、あの「寒~っ!」の状態で入ったら、ますます寒くなりそうだ。
先に山登りしといて、よかった。
"温泉"と"温泉プール"は、どうやら別物らしい。(←調査不足。)
「そういえば、この温水は"saltwater"(海水)って書いてあったな。」
と思い出し、一口飲んでみた。
ウゲェ~!
海水のしょっぱさに、温泉独特の味の混じった、
恐ろしく"変な味"だった。笑
なんか、文句ばっかり言ってるようだけど、
これはこれでおもしろい体験だったと思う。
(身体は全然温まらなかったけど。)
温泉プールを出て、さてと考えた。
Taurangaでやりたいことは、あと釣りくらい。
でも、海沿いを走ってみたところ、特に良さそうな釣り場は見つからず。
(マタポウリが、どれだけいい釣り場だったかを改めて感じた。)
特に留まる理由がなかったので、今日は少しでも先へ進むことに。
ロトルアまでの最短距離は60kmだけど、
山の方には完全に雨雲がかかっていたので、ルートを変更。
ちょっと回り道だけど、天気が良さそうで傾斜も緩やかなルートを走った。
Te Puke(テプケ)という街で食材の買出しをして、
少し走ると、川沿いに静かな空き地を発見。
【夕飯は、やっぱりステーキ】
今日は、スコッチフィレットが700g(3枚)で600円と、激安だった。
まだ、ステーキ生活には飽きない。
明日こそ、ロトルアで本物の温泉に入りたいな。
【走行距離:32km】