2月1日(金) 【旅522日目 インド65日目】
今日は、Hyderabad(ハイデラバード)の26km手前、
【空き地でのキャンプ】
インドの旅では、一日の食費(飲み物&アイス代込み)が、だいたい400円。
キャンプする場所を探すのも比較的簡単なので、
宿に泊まらなければ、かなり安上がりな旅ができる。
予定通り、午前中に残りの距離を消化して、
【ハイデラバードに着いた。】
聞き覚えのある「デカン高原」とはこの辺りのことらしく、
ハイデラバードの標高は536m。ちょっと涼しい。
ハイデラバードは、インドで6番目に大きな都市(約400万人)だという。
大都会だけあって、道路はかなりの混み具合。
前後左右スレスレを車やバイクが走り抜けるし、ストップ&ゴーの連続で、
街中を走るのは、かなり疲れた。
そして、南インドには珍しくイスラム教徒が多く住むと聞いていた通り、
街には、
【一目でイスラム教徒だとわかる人々がいっぱい。】
【モスクや、イスラム圏の建築様式の建物も多い】
ハイデラバードの旧市街地では、歩く人々のほとんどがイスラム教徒だった。
女性は誰もかれもがみんな、

【"ニカーブ"と呼ばれる全身真っ黒な服装をしているので、】
【"ニカーブ"と呼ばれる全身真っ黒な服装をしているので、】
なんだかちょっと、怖いなって思った。
(見た目的にも、心理的にも。)
尊重はするけど、
個人的には、宗教はニガテである。
尊重はするけど、
個人的には、宗教はニガテである。
戒律が厳格なイランへ行ったら、もっと強い衝撃を受けるんだろうな~。
イランへも行きたかったけど、今回はパスせざるをえなさそうで残念。
とにかく、
ハイデラバードは、今までの街とは全然違った雰囲気でおもしろく、
【広い街をあちこちと、自転車で散策した。】
都会を1時間走るのは、郊外の幹線道路を2時間走るよりもしんどいもの。
疲れたので、そろそろ宿探し。
実は今、インドの物価上昇率はものすごいらしく、年率で14%くらい上がってるんだとか。
3年前のガイドブックに載っていた宿の料金も、行ってみると、
Rs375からRs600に跳ね上がっていた。
安い宿が見つからないことも、結構ある。
でも今日は、
昼食を食べに食堂を探したら、ちょうど食堂の横にボロ~い宿があって、
一泊Rs150(240円)と安かったので、即決。ラッキー!
寝床が決まればもう、一日の課題はほぼ終了。一安心である。
食事を済ませたあと、暗くなるまで、また街を散策した。
宿は安いし、おいしい飯屋も見つかったし、
ハイデラバードの特異な雰囲気も好きになった。
大きな寄り道だったけど、来てよかったな♪
予定通り、もう一泊しよっと。
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ああ、まったく…
昨日は、"ストレス"と"自己嫌悪"の一日だった。
いつも感じるけど、
インドの人は、子どものように好奇心が旺盛である。
だから、外国人など滅多に来ないような田舎町に、
自転車で旅人がやってくるなんていう出来事は、
彼らにとって、とても興味を惹かれるイベントであるに違いない。
普段、それはこちらの狙いでもあるし、
だからこそ自転車の旅は、
地元の人たちとの出会いが多くて、おもしろいのである。
ただ、インドにおいては…
人の数が多過ぎる!
10人以上に囲まれて質問攻めにあうのは、
もはや「出会い」というより「尋問」に近い。
そんな場面が、休憩する度にやってくる。
全然、"休憩"ができない。
質問の内容だっていつも同じなので、
刑事にしつこく取り調べされる容疑者の辛さが少しわかる。
正直、ものすごくうっとおしいのである(´Д` )
インドと中国は似ているところが多いなと思うけど、
決定的に違うのはこの点で、
中国では、外国人はあまり好意的に見てもらえず、
自転車で田舎町に行っても、人が寄ってくるどころか、
遠巻きに、訝しげな目で見られる事の方が多かった。
(それはそれで、面白味がなくさみしかった。)
とにかく、
インドの旅では、人との出会いが極端に多すぎて困る。
でも、もっと辛いのは、
俺にとっては"うっとおしい彼ら"が、
実はとても気のいい人たちであることだ。
一人一人は、純粋な好奇心から声をかけてくれているのだし、
とても好意的な目で見てくれているのも、すごく感じる。
ただ、「人数」と「回数」が異常に多くて…
こっちの体力(耐力)がついていけないのである。
たまに英語の話せる人に声をかけられると、
延々と質問が止まらない事がある。
もしテルグ語やヒンディー語が話せたら、
ますます大変な事になりそうだ(^_^;)
【昨日の夕方、バイクで話しかけてきた青年と】
夕方になると、もはや笑顔を作る気も起きなかった。
どっちが純粋な心の持ち主か、一目瞭然でしょ。
「もっと丁寧に対応してあげればよかったのに…。」
と、あとで自己嫌悪に陥るのである(~_~;)
広い心を持てるように、
修行のつもりで、インド人とのコミュニケーションを頑張ろうと思う。
とても気のいい人が多いのは確かです‼
人がもし10分の1の数なら、
インド走行は、純粋に楽しめそう。
っと。
え〜、グチが長くなりまして(^_^;)
昨日は100kmでストップして、
だだっ広い空き地でキャンプ。
朝起きたら、
【濃霧に包まれていた】
【走り出しても霧が濃くて】
危ないので、
この暗い日記を書いて、晴れるのを待っている。(~_~;)
今日も100kmだけ走って、
明日の午前中にはハイデラバードへ着く計画。
(宿代の節約なり。)
さあ、
今日は一日、笑顔でがんばるぞ〜!
昨日、Vijayawadaを出発。
アーンドラ・プラデーシュ州についていろいろと教えてくれた親切なおっちゃんが、
「この辺の蚊には気をつけてね。マラリアが多いから。」
と注意してくれたので、
面倒だけど、久しぶりに蚊帳を張った。

【一泊Rs330(530円)のホテル】
インドには、蚊が特に多い気がする。
夕方になると、悪そ〜な顔をしたアグレッシブな奴らが、
どこからともなく、大量にやってくる。
(そして、"すり抜けの術"を使える奴らもいる!(◎_◎;))
だいたいどこの宿でも、1部屋に20匹以上いるはずだ。
今までは、蚊をあまり気にしていなかったけど、
おっちゃんが、
「くれぐれも気をつけるんだよ。」
なんて念を押すくらいだから、
きっと、よっぽどなんだろう。
マラリアにかかったら大変なので、
これからは、もうちょっと気をつけよう。
昨日は、午後3時に宿を出た。
ハイデラバードへ向かい、国道9号線を西へ進む。

【また田舎の景色】

【「道端に、白いゴミがいっぱい落ちてるなー。」って思ったら、】

【全部、綿花の綿(わた)だった】
一つ一つの実に、けっこうな量の綿がつまっている。
一つ、記念にもらっておこっと♪


【道の両脇には、広〜い綿花畑が広がっていた。】
そういえば、インドは綿花の栽培でも有名だったような。
田んぼといい綿花畑といい、規模がハンパじゃなくデカいなぁ。
でも、意外と景色の変化に富んでいて、
インド走行は楽しい♪
暗くなってからもしばらく走って、

【昨日は、道端でキャンプ】
やっぱり蚊が多くて、いっぱい刺された(^^;;
ハイデラバードまで、あと220km。
今日は120km、がんばりまっしょい‼
アーンドラ・プラデーシュ州についていろいろと教えてくれた親切なおっちゃんが、
「この辺の蚊には気をつけてね。マラリアが多いから。」
と注意してくれたので、
面倒だけど、久しぶりに蚊帳を張った。
【一泊Rs330(530円)のホテル】
インドには、蚊が特に多い気がする。
夕方になると、悪そ〜な顔をしたアグレッシブな奴らが、
どこからともなく、大量にやってくる。
(そして、"すり抜けの術"を使える奴らもいる!(◎_◎;))
だいたいどこの宿でも、1部屋に20匹以上いるはずだ。
今までは、蚊をあまり気にしていなかったけど、
おっちゃんが、
「くれぐれも気をつけるんだよ。」
なんて念を押すくらいだから、
きっと、よっぽどなんだろう。
マラリアにかかったら大変なので、
これからは、もうちょっと気をつけよう。
昨日は、午後3時に宿を出た。
ハイデラバードへ向かい、国道9号線を西へ進む。
【また田舎の景色】
【「道端に、白いゴミがいっぱい落ちてるなー。」って思ったら、】
【全部、綿花の綿(わた)だった】
一つ一つの実に、けっこうな量の綿がつまっている。
一つ、記念にもらっておこっと♪
【道の両脇には、広〜い綿花畑が広がっていた。】
そういえば、インドは綿花の栽培でも有名だったような。
田んぼといい綿花畑といい、規模がハンパじゃなくデカいなぁ。
でも、意外と景色の変化に富んでいて、
インド走行は楽しい♪
暗くなってからもしばらく走って、
【昨日は、道端でキャンプ】
やっぱり蚊が多くて、いっぱい刺された(^^;;
ハイデラバードまで、あと220km。
今日は120km、がんばりまっしょい‼
二日前、Eluruを出発してから60kmだけ走り、
Vijayawadaという大きな都市に着いた。
Vijayawadaという大きな都市に着いた。
当初の予定では、このままChennai(チェンナイ)まで南下するつもりだった。
けれど、Vijayawadaで出会った地元の人に、
「Hyderabad(ハイデラバード)へは行かないの?いいところなのに…。」
と言われ、ちょっとルートを考え直してみた。
ハイデラバードは、ここアーンドラ・プラデシュ州の州都。
アーンドラ・プラデシュ州では、テルグー語が公用語なのに、
州都のハイデラバードでは、ウルドゥー語がつかわれているという。
ハイデラバードは、南インドでは珍しく、イスラム文化の影響を強く受けているからだとか。
同じ州でも、この辺りの街とは、また違った雰囲気の街らしい。
「なるほど。それはちょっとおもしろそう。」
ハイデラバードにはイラン領事館もあるので、イランビザの申請もできるかもしれない。
(↑後の調べで、ビザ取得はかなり困難だと判明。次はトルコになりそう。)
ルート変更をすると、
この矢印が、
こうなって、
【約500kmの大きな寄り道になるので…】
残りのインド滞在約2か月間が、結構しんどい移動になるかもしれない。
でもまぁ、
もし移動が厳しくなったらまたルートを短く変更すればいいし、
電車かバスを使って間に合わせるという手もある。
「よし。ここからハイデラバードを目指そう。」
そう決めて、進路を西に取ることにした。
ハイデラバードまでは、9号線を約300kmの道のり。
残り2か月で3000km以上消化するとなると、もうあまりのんびりはできない。
インドでもタバコは安いから(10本入、一箱Rs10≒17円)、
【最近、また吸う本数が増えてきてたけど…】
しばらくの間、"停煙"することにした。
体力と体調を、万全にしとかなくちゃ。
ついでに、最近のこと。
○右の奥歯が痛くなってきた。
これはやばい。
たぶん、アイスの食べ過ぎが原因だな。笑
歯科治療費は海外旅行保険の適用外なので、歯医者には行けない。
日本に戻るまで、まだ残り1年以上かかるはずなので、
もっとしっかり歯磨きしなくちゃ。
○右の目に異物。
これは、もう1か月くらい前から。
Puriで釣りをしているとき、右目に何かゴミが入って、目が開けられなくなった。
水で洗ったりアイボンを使ったりしたらだいぶよくなったけど、
それ以来ずっと、右目に(何かが入っているような)違和感を感じる。
1か月間も目にゴミが入りっぱなしなんてこと、あるのかな?
まあ、視力に問題はないからいいけど。
○右の眉毛が、だんだん生えてきた。
剃ってから2週間が経ち、ようやく3分の1くらいは回復した感じ。
(同時に剃ったけど、ヒゲの方が3倍くらい早く伸びるらしい。)
眉毛がないので、運動すると右目によく汗が入る。
すると、右目のゴミ(異物)が移動して、目が開けられなくなる。
右手で目をこする。
右手の指には、常にスパイスがしみ込んでいるので、
目がヒリヒリしだして、ますます目が開けられなくなる。
左目だけで生活する時間が増える。
"右手で目をこするな"
↑これもきっと、インドあるあるでしょ?笑
そんなわけで最近、顔面の右半分が非常に残念な感じ。
【右側に幸あれ!!】
あと最近、髪の毛がめっちゃ抜ける!(ハゲるのかな?笑)
もし右側だけハゲだしたら、いよいよだなwww
もし右側だけハゲだしたら、いよいよだなwww
まあいいや。
とりあえずハイデラバード目指して、行ってきます!
1月26日(土) 【旅516日目 インド59日目】
Eluruにある、キショールさんの職業訓練学校(IIHMTI)での目覚め。
今日1月26日は、インドの祝日、"共和国記念日"である。
街の広場で記念式典をやっているというで、連れて行ってもらった♪
式典では、
【地元の踊りや部族の踊りなど、いろんな踊りが見られておもしろかった】
そしてやっぱり、インドの女性はきれいな人が多いなぁ。
衣装も華やかだし、ずっと踊りを見ていても、全然飽きない。
歌と踊りの文化は、インドの大きな魅力の一つ。
それを楽しめると、ますますインドにハマッちゃうね♪(@~@)b
【ナメック星人、いた~!笑】
いや、むしろ実写版"超人ハルク"だったかなw
とにかく、見ていておもしろい式典だった♪
式典から戻ると、
学校では、生徒さんたちが、今夜の卒業パーティーの準備をしていた。
それぞれ、いろいろと出し物があるようで、
【みんなはりきって、練習練習!】
インドの人たちは、歌とダンスが大好き。
音楽をガンガンかけて、踊る踊る~♪
そして、みんなダンス上手!
「ケン、今晩はあなたも踊るのよ。練習しといてね!」
な~んて、プレッシャーをかけられちゃった。
「え~。俺、みんなみたいに上手に踊れないよ~。」
と言うと、
「じゃあほら、あれやって!"ガンナムスタイル"!」
とのリクエスト。
東南アジアでは、どこの国へ行っても大流行だった、
PSYの"GANGNAM STYLE" (강남스타일)。
仕方ない(~.~;)…がんばろっと!
【ソニーくんとアシータちゃんと、3人で練習したサ~。】
「俺も、ひろしやぐっちょんみたいにダンスが得意だったらな~!」
って、めっちゃうらやましかったよ!!
帰ったら、習いに行こうかな…笑
そして夜。
【卒業パーティーが始まった♪】
「今日は、はるばる日本からお客さんが来ています。ケン、どうぞ~!」
なんつって、
【壇上にあげられてしまった。】
以下、壇上にてスピーチ。
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(テルグー語)
「ナマステ
ナァ ペェルゥ ケン
ネェノ ジャパンロ オン ダァノ
ミート カリシィナンドゥク チャラ サントーシャンガ オンディ
ミールゥ ナンノ ピリチィナンドゥク ダンニャワードムル
ネェノ ミート マンジ スネーヒトゥルガ オンダーリ アノコントナァノ
ネェノ イ シャナニ ナァ ジィヴィタムロ マルワノ
ダンニャワードムル」
*こんにちは
私の名前は、ケンです。
日本から来ました。
皆さんに会えて、とてもうれしいです。
ご招待いただき、どうもありがとうございます。
皆さんと、よい友達になれたらうれしいです。
私は、今日のこの時間を、ずっと忘れません。
どうもありがとう。
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ソニーくんとアシータちゃんにテルグー語を教えてもらって、
覚えるのに、一時間かかった!笑
(呪文のように、ぶつぶつと唱えて…)
でも、すごく喜んでもらえた。
やっぱり、言葉って大切だなぁ。
卒業証書やプレゼントの授与が終わると、
いよいよ、みんなの出し物大会が始まった。
【歌や踊り、衣装コンテストにお笑いコントなんかもあって】
とても楽しい催しだった♪
【俺も、ガンナムスタイルを踊って、ハッスルしました~!】
日本からのお客さんは大変珍しいようで、
「一緒に写真撮って~!」
って、あっちこっちからひっぱりだこ。
【かわいいお姉さんとも、たくさん写真を撮ったのだ♪ふふふ。】
でも、一番かわいかったのは…
【やっぱり、子どもたち!】
とても人懐っこくて、いい子たちだったな~♪
パーティーは深夜まで続き、めちゃくちゃ楽しかった!
【キショールさん、本当にどうもありがとうございました!】
また来なくちゃ、Eluru!!