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ラオスとの国境は、まだ100kmちょっと先。
無理して今日中に出国する必要はないので、
今日は、ほんの40km先の街までの、軽い移動日。
午前中は、ネットのつなげるカフェでのんびりして、
お昼を食べてから出発。
と、
Vinhの街を離れる前に、スポーツ車を扱っている自転車屋を発見した。
「よかった。ここで、タイヤを換えておこう。」
と思い、ほしいサイズのタイヤもあったので、値段を聞いてみると、
一本480000Don(約1900円)とのこと。
なんの変哲もないただのタイヤにしては、値段が高い。
ここで買うべきかどうか悩み、結局、
「まだいいや。」
と思って店を出ると、店主があわてて追ってきて、
「250000Don(1000円)ならどうだ!?」
と言ってきた。
なるほどー。
こういうところが、
「ベトナム人は、なにかとぼったくる。」
と言われる所以なのかな。
タイヤは交換したいし、1000円は妥当な金額だと思ったので、
交渉に応じて、そこでタイヤを買ったけど、
なにか、気分の悪い取引だった。
(ちょっと雰囲気の良くないおっちゃんだった。)
ここまでのベトナムの旅で、
金額が明らかにぼったくりだと感じたことは、2度しかなかったけど、
確かに、ちょっと嫌な気分になる。
(ほんとはもっとあったのかもしれないけど、少なくとも俺にはバレてない。)
外国人がたくさん来る土地(主に観光地)では、
ベトナム人の"ガツガツ感"をちょくちょく感じた。
ベトナムを旅して、
「ベトナムが好きじゃない。」
と言っていた人たちの気持ちもわかるけど、
幸い、自転車の旅だと、観光地でもなんでもない土地にいる時間の方が長くて、
そういう土地の人たちは、相手が外国人だからと言って、ガツガツしてはいなかった。
自然体の地元人と、たくさん触れ合えるのが、自転車旅のいいところ。
ともかく、
タイヤを太いサイズに交換したので、後輪に信頼感が増した。
国道1号線から8号線に入ると、一気に、「ど」がつくほどの田舎になって、
道も未舗装の箇所が多くて、かなりぼこぼこ。
でも、タイヤが新品で太くもなったので、走行は快調だった。
40km走って、目的地の町"Tung Anh"付近に着いた。
地図で見るとちゃんとした街っぽかったけど、
行ってみると、小さな商店がぽつぽつあるくらいの、かなり小規模な町。
久しぶりにキャンプかと思ったけど、一軒だけ宿があったので、
(エアコン付、一泊160000Don(約640円))
ベトナム前半最後の夜も、宿でリラックスできた。
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6月3日(月) 【旅281日目 ベトナム14日目 ラオス1日目】
"Tung Anh"付近の宿での目覚め。
今日は、ベトナムを出て、ラオスへ入る予定。
国境(ラオス側=ナムパオ)は、標高700mの峠にあり、
今いる"Tung Anh"からそこまで70km。
そこから最初の街までが30kmで、計100kmの道のり。
そして、久しぶりの上り坂だ。
10時に出発しようと、荷物を運んでいたら、
宿のおばちゃんが運ぶのを手伝ってくれた。
昨日も、
【いろいろ気を遣ってくれた、いいおばちゃん。】
ありがとう!って伝えたら、
なにやら妙なお誘いを受けたので、言葉が通じないふりをしてかわした。
(どうりで、写真撮ったときの距離が近いと思った!笑)
でもほんと、いいおばちゃん、そしておっちゃんがいて、
最後まで、ベトナム人の温かさを感じられた♪
最後まで、ベトナム人の温かさを感じられた♪
ところで昨日、Vinhで新しいタイヤを買えたのはよかったんだけど、
おかげで、手持ちのベトナム通貨(VND)をほとんど使ってしまった。
そのため今日は、朝からサトウキビジュースとアイスしか食べられず。
昼食も、お菓子とコーラ。
【久しぶりの山道は、気持ち良かったけど…】
エネルギー切れで力が入らなくなり、
【後半、かなりしんどかった~。】
このとき、へろへろ。
【国境まで上り着いたのが、もう16時半過ぎ。】
ラオス入国後、最初の街までまだ30kmちょっと残っていたので、
国境の手前でキャンプして、明日ラオス入りしようか迷った。
(たぶん、その方がよかった。)
でも、ようやくてっぺんまで上ってきた勢いで、
【ラオスに入っちゃった。】
*ベトナム出国時に、なぜかUS$1を徴収される。
(これが噂の"賄賂"かな??)
*ラオス入国時に、17000Kip(約170円)かかる。
(こっちは、領収書がもらえる。)
もう17時半だったので、
33km先にある最初の町"Lak Sao"を目指して、猛ダッシュ。
初めてのラオス。
未知の国、ラオス。
景色や道端にいる人たちに興味はひかれたけど、
とにかく、暗くなる前に、急いで進まなくちゃいけない。
のんびり写真を撮ってる暇はない。
だから、さっさと写真を撮った。
【峠の坂を下ったら、川沿いの道。】
のどかな山の風景で、日本の田舎道と変わらない。
道もきれいで、すごく走りやすい。
山道を下りきると、
【田んぼが広がっていた】
こっちでは、もう稲刈りが終わってるみたい。
【ラオスの人は、高床式住居に住んでるのか。へ~!】
薪で火を焚いて生活しているよう。
電気・水道を使っていない家も多いみたいだった。
キャンプ場と同じにおい・雰囲気だった。
19時を過ぎた頃、
クタクタになりながら、なんとかLak Saoに到着。
もう、真っ暗になっていた。
安い宿を探すと、一泊30000Kip(約300円)の宿が見つかった。
ラオスの宿は、ベトナムより安いのかもしれない。
宿主さんにお腹がぺこぺこだと話すと、敷地内の食堂へ案内してくれた。
【ラオスのチャーハン、めちゃウマ】
ラオスのビールも、濃くておいしい。
*ビアラオ(10000Kip=100円)
チャーハン(15000Kip=150円)
ビール、おいしいけどちょっと高いナ。。。
夜は、お腹いっぱいになって、バタンキューでした。。。
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