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9月14日(水) 【旅18日目】
 
   (その1)

 
今日も、ミッキーの家での目覚め。
 
 
今日はいよいよ、と蓄見学の日。
 
ミッキーと二人、朝から電車で出かけた。
 

+ + + + + + + + + +

 
【名古屋市中央卸売市場 南部市場という、市営のきれいな施設】
 
 
内部は撮影禁止だったので、他に写真がなくてすみません。

 
 
この日、処理されるのは、牛20頭に豚1000頭とのこと。
 
 
着いたとき、全ての牛はもう、ほぼ処理が終わっていた。
 
頭がとられ、皮もはがされていて、
 
背骨から縦に真っ二つに切られた肉塊(「枝」というらしい。)になっていた。
 
ロッキーが冷凍庫で叩いてた、あの状態。
 
 
ホルスタインだったようで、脂肪は白く、
 
NZで見た牛よりも1.3倍ほども大きく、かなり重そうだった。
(生きてたときは1tくらいみたい。)
 
 
 
巨大な機械を使っていて、解体作業はかなりオートメーション化されているとはいえ、
 
ナイフを持って脚を切ったり腹を開いたり、
 
働いている人には、かなりの重労働だろうな。
 
 
 
見学できたのは、"牛 → 牛肉" の行程で考えれば、
 
→のかなり後半の様子だったので、ちょっと残念だったけど、
 
後に、明日処理される牛たちの厩舎を見学して、
 
 

「明日の朝には、キミたちは"枝"にされるのか。」
 

 
と、牛の目を見ながら、切ない気分になった。
 
 
彼らが"枝"にされるのは、誰かの大好きなカレーライスのためかもしれないし、
 
誰かが食べるのを楽しみにしているビーフステーキのためかもしれない。
 
 
とにかく、我らフードピラミッドの頂点たる人間が生きる為に、
 
 
彼らは"牛"から"枝"と呼ばれるものになって、
 
それがさらに細かく刻まれて、パックに入った"牛肉"になり、
 
スーパーの冷やっこい場所で、整列することになる。
 
 
何も、動物だから、動いてたものが動かなくなっちゃうから、
 
肉を特別大切に思わなきゃいけないのではないけど、
 
 
 
子どもを連れてイチゴ狩りや芋掘りをするなら、
 
一度くらいは「食肉工場見学」にも、家族で行ってみたらどうだろうか。
 
 
子どもには刺激が強すぎて、肉を食べられなくなっちゃうかな?
 
でも、それを見学する意味が理解できる年の子どもには、ぜひ見てもらいたいと思う。
 
 
衝撃的過ぎて、もしお肉を食べられなくなっても、たぶん生きていけるし。
 
 
 
少なくとも、みんな命をもらって生きていることに気がついて、
 
自分が生きていること、食べ物が食べられることに、感謝できるようになると思う。
 
 
「お金払ってるんだから、食べられるのは当たり前だ。」
 
 
なんてアホには、ならないでほしい。
(*前回の日記参照)
 
 
 
ん。また日記がおかしな方向にいっちゃったな。
 
一応断っておくけど、俺は宗教には関心がありません。
 
(あ、特定の宗教に入っている人のことを、とやかく言う気もありません。)
 
 
 
 
豚の処理行程は、かなりの部分を見学できた。
 
(命を奪う部分は見られなかったけど。)
 
 
脚を切ったり、頭をとったり、内蔵を出したり、皮を剥いだり、
 
頭数が多いだけに、一つ一つの行程が30秒ほどでこなされ、
 
次々に新しい豚が、逆さ吊りになって流れてきていた。
 
見学を始めたとき、壁にあった処理頭数の電光掲示板は
 
「270」くらいを示していたのに、
 
見学をしていた15分くらいで、「300」を越えた。
 
 
一日平均、800頭くらいは処理されているという。
 
大きさのそろった、ほぼ1才の豚たち。
 
 
 
見学した名古屋の施設以外にも、と蓄場は各県にそれぞれ、いくつかはあるらしい。
 
日本全国で考えたら、毎日ものすごい数の豚が処理されてるんだなぁ。


いい勉強になった。
 
 


【Youtubeに、子ども向けの教材ビデオがある】

 
 
 
と蓄場の見学を終えて、名古屋市内にある大須という地区の大きな商店街をぷらぷら歩いて、
 
スガキヤでラーメンを食べて、
 
俺の名古屋滞在は、すべての任務を完了。
 
 
名古屋に丸3日間もいたけど、待った甲斐はあった。
 
 
【ミッキー、いろいろ付き合ってくれてありがとう!】


 
 
今日も暑い、名古屋の昼下がり。
 
 
今日の目的地、伊賀へ向けて出発した。
 
 
 
→ (その2)へつづく

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