5月31日(火)
(その1)
今日は、Mt.Taranakiにあるキャンプハウスでの目覚め。
窓からは、明るい日差しが差し込んできている。
よしよし、いい感じだ!
ラジオで天気予報をチェックすると、
「午前中、にわか雨の可能性がありますが、ほぼ一日晴れるでしょう。」
いいぞいいぞ♪
頂上までの往復コースは、所要時間7~10時間となっている。
でも、きっと頂上まではいけないと思うので、
「俺に必要な時間は、たぶん6時間くらいだろう。」と予想。
それならあんまり急がなくてもいいや。と思い、
一人っきりのキャンプハウスで、くつろぎながらを食べ、
弁当も作ってから、
【午前10時、登山開始!】
雲はかかっているけど、かすかに頂上も見える。
なかなかいい天気になりそうじゃない♪
【始めは、車も通れる砂利道の急斜面が続く】
山は雲に隠れていて、全く見えない。
20分も登ると、暑くなって上着を全部脱いだ。
【あらら?ちょっと雲が増えてきてるけど…】
登山開始から40分。
山にかかる雲が、明らかに増えた。
ラジオの電波塔が、ほとんど見えなくなっている。
登山開始から50分後。
【完全に雲に包まれた。】
「もう11時近いけど…。いつ頃雲が晴れるんだろう?」
疑問に思ってきたとき、11時のラジオ天気予報。
「今日は、一日中雲りになりそうです。明日は、晴れるでしょう。」
オイオイ。
2時間前に聞いた予報と、全然違うじゃんよ!
NZの天気予報がアテにならないのは知ってたけど、
当日の予報すら、こうもコロッと変わってしまうなんて。。。
くっそ~。
(結局、天気は運任せかい!)
って、天気予報にあたってもしょうがないけど、
とにかく、このまま何も景色が見えない登山になると思うと、
かなりガッカリ。
ベンチに座って休憩していると、汗が一気に冷たくなり、急に寒くなる。
道は退屈だし、景色は見えないし、寒いし。
「あ~あ。とんだ期待ハズレの登山になりそうだ。」
なんて、ちょっと辞めたくまでなった。
でも、まだ登れる。
"行けるところまでは行く"
と決めていたので、つまらないけど登り続ける。
登山開始から、約1時間。
【雪がちらほら見え始めた。】
雪、久しぶりに見たな~!
道も退屈な砂利道から、尖った岩登りに変わり、ちょっと楽しい。
そして、岩場の谷から抜けるため、角度の急な木製の階段が現れた。
雲の先が、ちょっと明るい。

【あ!山が見えた!】
岩のごろごろした谷から抜けると同時に、雲の上に出た。
今日の雲は、だいぶ低いところに広がっているらしい。
一日中ずっと、雲の中を登り続けるのだと覚悟していたので、かなりうれしかった。
同時に、山頂もきれいに見えた。
しかも、思ったよりもだいぶ近くにある。
「あれ?テッペンは、もうすぐそこじゃん!あれなら、登頂できそうだな↑↑」
登山開始から、まだ1時間半しか経っていない。
登頂まで、5~7時間って書いてあったけど、
あそこまで行くのに、あと4時間もかかるとは思えない。
時間的にも、大丈夫そうだ♪
いろんな希望が見えたので、一気にテンションが上がる。
山頂までの間に、氷や雪も思ったより見えない。
「山頂から1000m下までは、もう凍っていて登れないよ。」
なんていう話も聞いたけど、ほらやっぱり。
大したことないじゃん。
いろんな人が「危ない」「ムリだ」と言うので、
すっかり諦めていた山頂への道のりが、急に現実味を帯びてきた。
「登ってきてよかった!!」
→(その2)へつづく
(その1)
今日は、Mt.Taranakiにあるキャンプハウスでの目覚め。
窓からは、明るい日差しが差し込んできている。
よしよし、いい感じだ!
ラジオで天気予報をチェックすると、
「午前中、にわか雨の可能性がありますが、ほぼ一日晴れるでしょう。」
いいぞいいぞ♪
頂上までの往復コースは、所要時間7~10時間となっている。
でも、きっと頂上まではいけないと思うので、
「俺に必要な時間は、たぶん6時間くらいだろう。」と予想。
それならあんまり急がなくてもいいや。と思い、
一人っきりのキャンプハウスで、くつろぎながらを食べ、
弁当も作ってから、
【午前10時、登山開始!】
雲はかかっているけど、かすかに頂上も見える。
なかなかいい天気になりそうじゃない♪
【始めは、車も通れる砂利道の急斜面が続く】
山は雲に隠れていて、全く見えない。
20分も登ると、暑くなって上着を全部脱いだ。
【あらら?ちょっと雲が増えてきてるけど…】
登山開始から40分。
山にかかる雲が、明らかに増えた。
ラジオの電波塔が、ほとんど見えなくなっている。
登山開始から50分後。
【完全に雲に包まれた。】
「もう11時近いけど…。いつ頃雲が晴れるんだろう?」
疑問に思ってきたとき、11時のラジオ天気予報。
「今日は、一日中雲りになりそうです。明日は、晴れるでしょう。」
オイオイ。
2時間前に聞いた予報と、全然違うじゃんよ!
NZの天気予報がアテにならないのは知ってたけど、
当日の予報すら、こうもコロッと変わってしまうなんて。。。
くっそ~。
(結局、天気は運任せかい!)
って、天気予報にあたってもしょうがないけど、
とにかく、このまま何も景色が見えない登山になると思うと、
かなりガッカリ。
ベンチに座って休憩していると、汗が一気に冷たくなり、急に寒くなる。
道は退屈だし、景色は見えないし、寒いし。
「あ~あ。とんだ期待ハズレの登山になりそうだ。」
なんて、ちょっと辞めたくまでなった。
でも、まだ登れる。
"行けるところまでは行く"
と決めていたので、つまらないけど登り続ける。
登山開始から、約1時間。
【雪がちらほら見え始めた。】
雪、久しぶりに見たな~!
道も退屈な砂利道から、尖った岩登りに変わり、ちょっと楽しい。
そして、岩場の谷から抜けるため、角度の急な木製の階段が現れた。
雲の先が、ちょっと明るい。
【あ!山が見えた!】
岩のごろごろした谷から抜けると同時に、雲の上に出た。
今日の雲は、だいぶ低いところに広がっているらしい。
一日中ずっと、雲の中を登り続けるのだと覚悟していたので、かなりうれしかった。
同時に、山頂もきれいに見えた。
しかも、思ったよりもだいぶ近くにある。
「あれ?テッペンは、もうすぐそこじゃん!あれなら、登頂できそうだな↑↑」
登山開始から、まだ1時間半しか経っていない。
登頂まで、5~7時間って書いてあったけど、
あそこまで行くのに、あと4時間もかかるとは思えない。
時間的にも、大丈夫そうだ♪
いろんな希望が見えたので、一気にテンションが上がる。
山頂までの間に、氷や雪も思ったより見えない。
「山頂から1000m下までは、もう凍っていて登れないよ。」
なんていう話も聞いたけど、ほらやっぱり。
大したことないじゃん。
いろんな人が「危ない」「ムリだ」と言うので、
すっかり諦めていた山頂への道のりが、急に現実味を帯びてきた。
「登ってきてよかった!!」
→(その2)へつづく
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