2月24日(木) 【ニュージーランドの旅 9日目】
<その1>
今日は、建設中の高速道路での目覚め。
今のニュージーランドは、夜20時半くらいまでは明るい分、
日の出は遅く、朝は7時くらいから明るくなり出す。
今日も、日の出と共に目が覚めた。
+ + + + + + + + + +
夜は静かだったこの建設中の高速道路も、
日の出と共に作業が始まり、騒がしく鳴り出した。
すぐ脇の道を、トラックや作業車が通っていくので、
ちょっと人目が気になる。。。
と思っていたら、案の定、
一台の車が止まり、
一人の作業員がこっちを見つめながら降りて近づいてきた。
彼の表情が、ちょっと怖い。
「ああ、ヤバイかもな…」
そう思いつつ、
「Hello!」(^~^)/
と、笑顔で挨拶。
すると、
「お前、ここで何してるんだ?こんなところでキャンプすんな。」
怒られた。
「OK、すまない。すぐに立ち去るから。」
と言って、テントを片付けようと思ったら、
「ちょっと待て。今、ボスに連絡して、警察を呼ぶかどうか相談する。」
はぁ!?警察!??
マジか…
ちょっとめんどくさい事になりそうな雰囲気だった。
(まさか、ほんとに警察を呼ばれたりしないよなぁ。。。)
が、ボスに連絡がつかず、困る作業員。
また怖い顔をして、
「なんでこんなとこでキャンプしてんだ。どっからきたんだ?」
と聞かれたので、
北島を自転車で旅し始めたこと、昨日はハーバーブリッジを渡れなくて、
仕方なくここまで走ってきたことなどを話した。
「なんだ。お前、旅をしてるのか。」
なぜか、急に表情を緩めた作業員。
(見れば分かると思ったんだけど…)
(見れば分かると思ったんだけど…)
「そうだ。」と話し、WWOOFの事やニュージーランドの南島を旅したことを話すと、
「ここはいい国だろ~。」
と、なんとなくフレンドリーになってきた。
「実はな。最近、道路脇の植木にイタズラするヤツらがいて、見回りをしてたんだ。」
「かなり被害が多いから、警察も警戒してるんだけど…」
そう説明してくれ、
「でも、工事現場でキャンプはするな。するならビーチだ。どこでも誰も文句は言わないぞ。」
と、教えてくれた。
会話をしているうちに、さっさとテントを撤収して、出発の準備はできたけど、
「一応、ボスには報告しなくちゃいけないから、もう少し待て。」
と言われ、待つことに。
待ってる間、その作業員とおしゃべりをしていたら、
彼が敬虔なクリスチャンだという話になり、
「お前の旅の安全を祈りたい。祈ってもいいか?」
と言われた。
さっきまでの"怖い顔した作業員"が、
今は"優しい地元のおっちゃん"になっている。
「もちろん!ありがとう!」
と返事をして、俺の旅の無事に祈りをささげてもらった。
(一緒に、祈り方まで教えてくれた♪)
10分くらいして、ボスがやってきた。
事情を知ったボスは、
「ここは芝生で寝心地よかっただろー!一泊$23だ。」
と笑ってジョーダンをかまし、
「気をつけてな!」
って、10秒で無罪放免。
あ~、よかった♪
"工事現場では、キャンプ禁止"
"ビーチはどこでもキャンプOK"
二つ、勉強になった。笑
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