9月30日(水) 【旅151日目】
今日は朝8時、球磨川に架かる新萩原橋の下での目覚め。
「ちょっと寝坊しちゃったなー。」
と思っていたら案の定、公園管理局のおっちゃんが来て、
「公園は8時半に門が開くから、それまでにテント片付けてね。」
って言われちゃった。
すみません。m(_ _;)m
天気予報は相変わらず下り坂だったけど、まだ雨は降っていなかった。
今日の予報は、"曇りのち雨"。
「びみょーだなー…。」(~.~;)
とりあえず今日は、阿蘇へ向かう途中にある『通潤橋』までは行ってみて、
そのときの天気と明日の天気予報次第で、その後の進路を決めるつもりでいた。
もし、天気が予報どおりに崩れていきそうだったら、通潤橋だけ見たらUターンして、
「長崎 → 佐賀 → 福岡」
というコースで九州の西側をぐるっと回る"プランB"でいこうという考え。
(長崎や佐賀には行ったけど、"思い出になる記憶"がほとんどないので、このプランもなかなかいい☆)
プランA(阿蘇コース)なら、キツい山登りだし、
プランB(長崎コース)なら、移動距離がかなり長くなる。
どちらにしても、これから数日間は"自転車修行の旅"らしく、
久しぶりに、がんばらなくてはならないだろう。p(~へ~)q
という覚悟で、今日もスタート。
今日の出発地点である八代市から、通潤橋までは約60km。
地図に高低差は書いてないけど、通潤橋の手前にある万坂峠が標高470mだったから、
そんなに大した上りではないだろう♪
(屋久島では、淀川登山口までの標高1300mを4時間で上りきったんだから!)
って、
思ってたんだけど…
予想以上に大変だった~!!ヽ(゚Д゚;)ノ
なんでだろう…??
雨が結構降ってたからかなー。
通潤橋の手前、16kmくらいのところにある『雲台橋』に着いたときにはもう、
だい~ぶスタミナが切れ始めてて、一瞬、
「雨降ってるし、『雲台橋』も見たし…戻ろっかな~。」
なんていう甘えた考えが頭をよぎった。
「いかんいかん!これは修行なんだから、キツくて当たり前なんだ!!」
と、自分を戒め、その後もなんとか"がんばって"進んだ。
(たった470mの峠に苦戦するとは…不覚。)
そして午後3時、ようやく『通潤橋』に到着。
(これで、日本三大奇橋を制覇!)
ラッキーなことに、到着したときにちょうど、橋からの放水が行われていた。
「今がシャッターチャンスだ!!」(゚▽゚)v
と、急いで橋に近寄り、何枚か写真を撮った☆
(途中で放水終わっちゃったけど…笑)
通潤橋は、江戸時代(約150年前)に作られたとは思えないような規模と出来だった。
「江戸時代の日本の技術もすごいなー☆
と思ったけど、よく考えたら、
「でも、ローマに行ったときは、町中に2000年前の建造物(凱旋門やコロッセオ)がゴロゴロしてたな…。」
なんて思い、通潤橋に来て
「ローマ人ってすごかったんだなー!」
なんて考えてた。笑
通潤橋を観光している間に、雨はますますひどくなり、
プランAは、完全に消滅した。(阿蘇、行きたかったなー。(:_;))
「まあいいや!長崎・佐賀観光を楽しもう!」
と割り切って、来た道を引き返した。
行きが上り坂ばかりだった分、帰り道はめちゃくちゃ楽だった☆
ただ、雨がひどくて、全身びしょ濡れ。(;´Д`)
長崎の島原までは、フェリーでショートカットするルートを行かないと時間的にキビしかったので、
フェリー乗り場を目指した。
が、時刻はもう19時を回っていたので、今日中に長崎県へ渡るのはあきらめた。
途中にある道の駅「不知火」ということろまで行って温泉に入り、今日は道の駅泊だ。
今日は久しぶりに100km以上走ったなー♪
明日もがんばらなくちゃ!
走行距離:103km