7月25日(日)【34日目】
今日は、道の駅「越後市振の関」での目覚め。
道の駅の横に、
【新潟 196km】
【長岡 135km】
【柏崎 98km】
という表示が見える。
「今日は…。長岡だなっ!!」
あさって、友人のお父さんの家にお世話になることになっているので、
それまでには、新潟に着かなくてはいけない。
今回の旅では、まだ一度も一日100km以上の距離を走っていなかったけど、
余裕を持って到着を目指すには、今日頑張らなくては!p(^へ^)q
「今日は、こぐぞ~!!」
と、朝飯をしっかり食べて7時に出発。
断崖絶壁の"旅の難所"として知られる『親不知』がすぐ近くだったので、
そこはしっかり時間をとって観光したけど、
あとは、海岸線を走る気持ちのいいR8を、ひたすら北へ走り続けた。
梅雨が明けてから、昨日まで毎日晴天で激暑の日々だったけど、
今日は曇っていたので、気温も30℃程度で走りやすくてラッキー♪
午前中は順調に70kmほど走り、特に疲れもなく順調順調☆
が、午後4時ちょうど。
柏崎の手前の峠を上りきったときに、後輪に違和感が…。
「あちゃ~!パンクしてる!!」(>_<)!
今日は距離を稼がなくちゃいけないのに。。。
今回の旅、二度目のパンク。
面倒くさいけど、さっさと修理に取り掛かった。
【パンクしたときの距離メーター。すごっ!】
【こんなものが、タイヤにグッサリ。】
汗ダラダラになりながら30分で修理を終わらせ、また出発。
柏崎に着くと、目的地の長岡まではあと30km。
走行距離が100kmを越えると、あとはオマケみたいなもので、
精神的には走りやすくなる。
夜7時頃、無事に長岡に到着。
長岡の街の大きさに、びっくりさせられた。
(新潟県中越地震で、深刻な被害を受けたとは思えないほどの復興ぶりだった。)
「6年もあれば、街はこんなに復活できるんだな~。」と感心。
今日は、久しぶりに長距離を走り切った。
さらに夜、いままでずっと悩んでいたことに結論を出し、
これからの旅の方針に大きく関わる行動もした。
よしよしと。
これからの、自分の"人生の旅"も、どうなるか楽しみである。
【走行距離:135km】
7月24日(土)【33日目】
今日は、道の駅「氷見」での目覚め。
朝はやっぱり、小倉&マーガリントースト(バターだけど)と、ホットコーヒー。
俺は、毎朝パン食で育てられたからか、これがすごく落ち着く♪
(たまに飲む味噌汁もいいけどっ!)
今日は、富山県を横断だ。
ほんとは、
「富山に行ったら、黒部ダムを見に行く!!」
と、ずっと思ってたんだけど、
旅の進行が予想以上にスローペースなので、
今回はカット。
こういうときは、
「また富山に来る理由ができた♪」
と、プラスに考えるようにしている。
(過去、屋久島三山も阿蘇山も、そう考えてカットした。)
友人のおじさんが、
「富山なら、白エビ食べたり、蜃気楼の博物館へ行ったりしてみては?」
と教えてくれたので、
"富山の思い出"は、それらにする事にした。
まずは、白エビ。
【うわ!ほんとに真っ白!!】
【かき揚げうどんで、おいしくいただきました☆】
次に、蜃気楼の博物館。
【正式には、「埋没林博物館」】
【"埋没林"って、初めて知った!】
蜃気楼は時期的に見ることができなかったけど、
"春の蜃気楼"と、"冬の蜃気楼"の2種類があることや、
蜃気楼の見える原理を科学的に理解できたので、勉強になった♪
(こういう理科的な博物館は、とてもおもしろい♪)
「3日後に伺います!」
新潟にいる友人のお父さんに、昨日そう伝えたけど、
今朝、
【新潟 276km】
という表示を見て、びっくり。
新潟、もっと近いと思ってた!!
これはヤバイ…(~.~;)
1日80kmのペースでは、3日後の到着はムリ。
でも、
「チャリ生活も1ヶ月経ったし、ちょっと脚にムチを入れてみようかな。」
と思い、日程の変更はお願いしなかった。
ので、
博物館を出た後は、ひたすら東へ走った。
夜。
俺を抜いていった軽トラのおばあちゃんが、前で停まっていた。
俺が近づくと、
「これ、持って行きな。」
と、スーパーの袋からハンバーガーを出して、俺にくれた。
そんな小さな優しさが、心にも体にも元気をくれる☆
「旅って、いいね。」
と思う瞬間だ。
人を好きになれる。
【走行距離:94km】
7月23日(金)【32日目】
今日は、道の駅「なかじまマロン峠」での目覚め。
朝食には、トーストの上にバターと小倉あんをたっぷり。
そして、ホットコーヒー。
いい朝だ☆
今日で能登半島の旅も終わりだけど、ちょっと能登島に寄り道をしていくことにした。
能登島は、二つの橋で能登半島とつながっていて、
海のレジャーの盛んな島。
きれいな海浜公園や水族館、野生のイルカを見られるクルーズに、
その他のマリンスポーツも楽しめる場所らしい。
が、
どれも、一人ではつまらない。
俺は、自転車で島の様子を見るだけにした。
感想↓
坂ばっかだ、この島!
そんなにキツい坂はなかったけど、
とにかくアップダウンがいっぱいの道だった。
県道おそるべし。
背中が汗ビッチョリになるまでキコキコ…。
坂を上り切ると、一気に
ビュ~~~ン!
と下る。(時速50kmくらい。)
今日も気温34℃で、とにかく暑かったし、
腕と脚だけが真っ黒な日焼けした身体もイヤだったので、
途中でTシャツを脱いだ。
(裸でも、白い服を着てるみたいでイヤだけど。)
すると、
ビュ~~~ン!
の時の爽快感が、倍増!!
これから、町中以外は上半身裸で走ろうかな。
島を出るときに渡った、「能登島大橋」は、橋の中心が盛り上がった形をしていて、
上るときは、まるで"空に向かって自転車をこいでいる"かのよう☆
頂点まで行けば、大好きな
ビュ~~~ン!
が待っている♪
こういう橋、好きだなー☆
能登島を脱出して、七尾という大きな街を過ぎると、
海岸沿いを走る真っ平らな道になり、
水のきれいな海の景色もいいから、気持ちよく走れた♪
氷見(ひみ)の街について、能登半島の旅が終了。
【氷見は藤子不二雄Aの出身地】
能登半島は、奥能登の静かな田舎の風景が印象的だった☆
(田舎過ぎるのか、ネットにつなげる場所が一カ所もなかったけど。)
今日は、道の駅「氷見」の公園にテントを張って就寝。
そうそう、それと。
楽しみな目的が、3日後にできた♪
俺の、0歳からの友人のお父さんが新潟に住んでいるので、
新潟市に行ったら、泊めてもらえることになった。
小さい頃、おじさんにもいろいろお世話になったし、
久しぶりにお話できるのが楽しみだ!
【走行距離:74km】
7月22日(木)【31日目】
今日は、道の駅「すず塩田村」での目覚め。
まだ6時なのに…
なんだこの日差しと暑さは!!
ラジオのニュースによると、
「昨日は、各地で記録的な猛暑となりましたが、今日はそれを上回る暑さになりそうです。」
だって。
このところ、道ばたの気温計が「32℃」と表示していると、
「おっ。今日は意外と涼しいな♪」
なんて思ってしまう。
とにかく、暑い。
さらに、昨日の夕方、買い出しにいけなかったので、
昨日は晩飯を抜いてしまっていた。
そのせいか、今日は朝から身体が重い。(回復してない。)
やっぱり、食事はちゃん食べなくちゃダメだな。
6時に起きたのに、結局2時間近く、出発できないでいた。
「そろそろ、行くかぁ~。」
グッタリしてても始まらないので、8時にようやく出発。
今日で能登半島の折り返しだけど、
半島の突端にはあまり魅力を感じなかったので、
そのままR249を通って、山越えをすることにした。
が、このR249での山越え。
傾斜が"12%"という、なかなかの坂道だった。
(ふつう、8%くらいでも、「結構、急だな~。」と思う。)
地図上では、そんなに急だとは思っていなかったし、
今日は朝から身体が重かったので、かなりキツかった!!
今回の旅、初の"クソ坂"に認定。
(汚い言葉ですみません。。。)
「力が入らないな~。」
毎日自転車に乗ってると、自分の体調にとても敏感になる。
例えば、栄養が足りていないときは、
脚に力が入らず、握力も弱くなるので、すぐにわかる。
今朝は、正にそれだった。
汗ダラダラで、細い登り坂を1時間こぎ、
ようやく「大谷トンネル」が見えた!
(トンネルは、峠に着いた証拠である。)
「よっしゃぁぁぁ!メシーッ!!」
そう叫んで、坂道を一気に下り、
珠洲(すず)の街に着くと真っ先にスーパーへ。
こんな時に食べる『小倉&マーガリン』は、最高においしい☆
(自分で作ったやつだけど。)
栄養をとったので、一気に元気になった♪
宇出津(うしつ)まで25km走り、今度は昼食にカレーうどんを食べる。
(最近、あんかけ丼から"うどん"にブームが移った♪)
お腹がいっぱいになったので、4時まで芝生で寝た。
すると、午前中のダラダラ感が嘘のように、
身体に力がみなぎってきた!!
旅を健康に続けるには、やはり、
十分な"栄養と休養"が一番大切だと痛感する。
フルパワーが出るようになったので、今日も夜8時まで走り、
目的地の道の駅「なかじまマロン峠」に着いた。
今日は、精神的にも肉体的にもよくがんばった。
あ、そういえば、痩せたな俺。
身体が、明らかに細くなった。たぶん、3kgは痩せた。
(俺は、全然痩せたくない。)
毎日、もっと食べなくちゃ!
【走行距離:88km】
7月21日(水)【30日目】
今日は、道の駅「ころ柿の里しか」での目覚め。
6時に起きて、さっさとテントを片づけ出発。
能登半島の海岸をぐるっと通っているR249を、今日も走る。
が、途中で
「厳門自転車道→」
という標識を見つけ、
「おっ。ここにも自転車道がある!」
と、進路を変更することにした。
(いつも、なるべく自転車道を走るようにしている。)
自転車道は、車を気にする必要がないし、気持ちのいい道が多いのだ♪
しかし、この"厳門自転車道"は、結構長い山道で、
決して快適な自転車道ではなかった…。
長い上り坂を終え、一気に下ると『巌門』に着いた。
『巌門』とは、能登半島の西岸中程にある観光地であり、
奇岩と洞窟、そして岩の門である『巌門』が有名らしい。
R249からは外れていたので、行くつもりはなかったけど、
自転車道につられて来てしまったので、観光していくことにした。
すると、海に行ってみて、その水のきれいさにびっくり!
しかも、岩場にすぐ降りられて、人も全然いない。
「お~!!こりゃ、潜れるじゃん☆」
一気にテンションがあがり、
『巌門』の観光などすっかり忘れて、すぐに海へ入った。
伊豆半島で海に入った時とは大違いで、
水はヒンヤリと気持ちがいいくらいの温度♪
(あのときは、まだ寒すぎた!)
誰もいない岩場には、魚も貝も、たくさんいた☆
(ここには「禁漁」の看板があったので、採らなかったけど。)
「気持ちいい~~!」
今日も気温34℃の真夏日だったので、海に潜るのはとても爽快だった。
「もっと大きな魚、いなかな?」
そう思って、もうちょっと深く潜ろうとした。
しかし…
アタタタタッ!
どうしても、耳抜きがうまくいかない。
「おっかしいなぁ~!?」
去年の夏は、15mくらいまで潜れるようになったのに、
全然潜れなくなっていた。(>_<)!
何度も挑戦したけど、5~6mの底にタッチするのがやっと。(:_;)
ううっ。ダメだ。
潜るの、ヘタになってしまった。
まあ、まだこれからいくらでも機会はある。
ちょっとずつ、また練習しよっと!
海からあがって、『厳門』周辺をさらっと観光。
あんまり潜れなくて、ショックだったけど、
海はきれいだったし、泳いでさっぱりしたので、
来た甲斐はあった♪
その後、輪島まで走り、街を散歩したり足湯に入ったりして、ちょっと休憩。
【輪島の町並み】
【足湯でのんびり】
夕方、気温が下がり始めてからもう25kmほど走った。
輪島からの道のりは、左手にきれいな夕日を眺めながら、
のどかな田舎の風景の中を走る落ち着いた道で、とてもよかった☆
【日本海に沈むきれいな夕日!!】
そして、道の駅「すず塩田村」に到着。
(夕方には人っ子一人いない、静かな道の駅だった。)
今日もよく走った~!(^~^;)q
明日はもう、能登半島を折り返して東海岸を南進だ。
【走行距離:97km】