忍者ブログ
元気があれば、なんでもできる。
[672] [671] [670] [669] [668] [667] [666] [665] [664] [663] [662]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 
8月9日(木) 【旅348日目 カンボジア3日目】
 
 
メコン川沿いの町Neak Loeangの安ホテルでの目覚め。
 
 
昨日にも増して、喉が痛い。鼻水がでるでる。
 
カンボジアに入ってから、ちょっとだけ体調が悪い。
 
 
運動するには支障がないけど、少し休んだ方がいいかもしれ

+ + + + + + + + + +
ない。
 
 
 
 
ちょうど、タイビザを得るためにプノンペンで数日待つことになるので、
 
今日、あと60kmだけがんばればよし。
 
 
 
Neak Loeangは、南北に流れるメコン川の東側にある街で、
 
川の反対側には、フェリーに乗って渡ることになる。
 
 
763ab602.jpeg
 
【運賃は、わずか4円(200R)】
 
8e80cdd3.jpeg
 
【フェリー乗り場で船を待っていたら…】
 
 
また、ストリートチルドレンの男の子が一人、こちらにやってきた。
 
 
 
悲しそうな、困ったような顔で「マネー。マネー」と言われると、
 
やはり、無視はできなかった。
 
 
 
「写真を撮らせてくれたら、お金をあげるね。」
 
 
 
軽いジェスチャーでそう伝えると、パッと表情が明るくなり、
 
IMG_2388.jpg
 
【すごくいい笑顔を見せてくれた。】
(左側の子は、親もいて普通の生活をしている友達。)
 
 
財布にあった小額紙幣(60円くらい)をまとめて全部あげると、
 
大喜びで、ぴょんぴょん跳ねながら去って行った。
 
 
その無邪気な喜びっぷりを見て、ますます心が痛くなった。
 
 
貧しいのは、あの子のせいじゃないし、
 
あの子がほかの子たちと違う、悪い面を持っているわけでもないのに。
 
 
ただ、"そこに生まれたから"という理由で、苦しい生活をしているわけで。
 
 
 
「貧しいから彼らがかわいそうだなんて、勝手に思っちゃいけない。」
 
 
という風に思ってきたけど、それは、
 
半分真実で、半分は間違っていると思えた。
 
 
そうなると、
 
貧しい子たちを目の前にして、自分がどうするべきなのかわからなくなる。
 
 
「お金をあげることが、本当の意味で、彼らの助けになるわけではない。」
 
 
なんて思ってきたことももう、どうでもよくなって、
 
目の前にいる困った子どもを、どうにか喜ばせてあげたいと、
 
ただ自己満足感を満たすことを、優先するに至った。
 
 
子どもたちを貧困から救おうなんて、もしも本気で考えたら、
 
よほどの覚悟と犠牲が必要だし、そもそも、きりがない。
 
 
申し訳ないけど、今の自分には、何もできない。
 
 
男の子が去っていくのを見ながら、

彼が将来、悪い道に入らないことを願うだけだった。
 

むなしい。
 
もやもや。
 
 
自己満足だけの世界から、この先、抜け出せるのかな。
 
そもそも、抜け出す必要があるのかな。
 
 
 
う~ん。もやもや。
 
 
 
 
そんなことを考えているうちに、
 
 
869627e0.jpeg
 
【船が来た。】
 
20120809_5.jpg
 
【対岸まで、5分ほどの船旅】
 
 
そこからは、プノンペンまで60kmの道のり。
 
最初の20kmは、メコン川沿いに北上するルートだったので、
 
いつもの南西の風が追い風となり、時速30kmキープでぶっ飛ばした。
 
 
 
爽快に20km進んだ後は、また西進なので向かい風。
 
そうなると、時速15km以下のたらたら走行になってしまう。
 
20120809_6.jpg
 
【局所的な大雨(スコール)が目視で確認できるので、】
 
その雲が流れ去ってから走るように、こまめに休憩をとって、
 
(サトウキビジュースを飲んで、)
 
 
 
夕方、首都プノンペンに着いた。
 
 
 
 
 
プノンペンの街には、いろいろ驚かされた。
 
 
まず、街の規模が想像以上に大きくて、ごみごみしている。
 
ぼこぼこの路面、路上にびっしりと走るバイクの群れ、通りを歩く人人人、
 
ぐちゃぐちゃで何本あるのかわからない電線。
 
路肩や歩道はごみだらけで、そういう意味でもごみごみしていた。
 
 
クメール人は、肌の色がかなり黒い人も多くて、インドの街に来たみたい。
 
 
 
ここまでの3日間、のどかな田舎町ばかりを見てきて、
 
 
「カンボジアもラオスと同じ、おっとりした国だな~♪」
 
 
なんていうイメージが、プノンペンで吹き飛んだ。
 
 
 
でも、個人的には、このごみごみした雰囲気は好きだ。
 
 
 
まずは、プノンペンの安宿で最も有名らしい、CAPITOLホテルというのを目指し、
 
一番安い、一泊US$4の部屋にチェックインできた。
 
 
IMG_2401.jpg

20120809_8.jpg
 
【CAPITOLホテルからの眺め】
 
 
タイビザの申請は、明日の朝一でする。
 
プノンペンには、4~5日滞在せざるを得ないと思うので、
 
観光に割く時間は、いくらでもある。
 
 
着いたのはまだ明るいうちだったけど、今日はどこへも行かずに、宿で休養。
 
 
夕飯は、目の前にあるオルセーマーケットの屋台で、
 
20120809_9.jpg
 
【焼きそばとアンコールビール】

屋台の焼きそばは、かなりイケた。
 
さらに、サトウキビジュースもドリアンシェイクもフランスパンサンドイッチも、
 
おなじみのメニューは、宿から半径100m以内の移動で何でも買える。
 
プノンペン滞在は、快適そうだ♪
 
 
でも、時間があり過ぎるので、退屈しそう。

誰か、一緒に観光できる人を見つけたいなー。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
旅の道のり

より大きな地図で アジア → ヨーロッパの旅 を表示
最新コメント
[03/15 じょん子]
[03/14 縄田ヒトミ]
[02/17 ぴょんきぃ]
[02/17 ぐっちょん]
[02/17 ぐっちょん]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright © Horiken's travels All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]