8月22日(土) 【旅112日目】
朝7時。
今日は宮城島にある、サトシさんの家での目覚め。
サーファーのサトシさんは、朝から早速、
「海に行ってくるよー。」
と言うので、もちろん俺もついて行った♪
サトシさんの家から車で5分のところに、絶好のサーフポイントがある。
ボードがあれば、俺もサーフィンをやりたいとこだったんだけど…
残念ながら余分にはなかったので、俺はシュノーケリングをすることにした♪
この海がまためちゃくちゃきれいなところで☆
少し沖に行くと透明度が半端じゃなく、魚もめちゃくちゃたくさんいた!
モリも持って潜ってみたんだけど、
一つわかったことが…
「おいしそうな魚は、逃げ足が速い!」
ということ。笑
群れで回遊しているいいサイズの魚には、まず近づくことすらできなかった。(´Д`;)
カラフルな熱帯魚とか、底の方を泳いでいる小さい根魚なんかは、
結構近づくことができて獲ろうと思えば取れるんだけどなー。
獲っても絶対おいしくなさそうだし。。。
まだまだ勉強不足だから、今度漁師さんにでもいろいろノウハウを聞いてみよう!
まあ、それでもきれいな海で魚と泳ぐだけでも十分楽しかったな☆
お昼にサトシさんとお別れをして、次はタカさんと海の駅「あやはし」で"船作り教室"へ行った。
タカさんは"元・漁師"なので、この"船作り"というもの興味があったらしく、
俺の分まで申し込みをしてくれていた♪
(本当は親子限定のイベントなんだけど。笑)
沖縄で代々造船業をやっている越来(ごえく)さんという人のインストラクションで、
船作りの基本を勉強しながら小さな模型船を作るというこのイベント。
これもかなり楽しかった!(勉強になった!)
造った船はもうちょっと改造してから、自転車の飾りにしようと計画中…(^m^)b
夕方に船作りが終わり、次は二人で「浜比嘉島」へ。
(移動はいつも、「俺=自転車」、「タカさん=ヒッチハイク」である。)
俺の"特製あんかけ丼"をタカさんに振る舞い、二人で酒を飲んでいたら、
近くの広場の方が賑やかになってきた。
「ちょっと行ってみましょっか♪」
ってことで、二人で様子を見に行くと、
そこでは、地域の大人や子どもがエイサーの練習をしていた。
(浜比嘉島は沖縄の聖地として有名で、エイサーも独特で有名らしい。)
「おもしろそうですね♪」
と話しかけると、おじさんがビールと太鼓を渡してくれた♪
一杯飲んで、早速参加だ☆
おじさんに踊りを習っている地元の中学生と一緒に俺も、見よう見真似でおじさんたちの踊りについていく。
結構酔っ払ってるし、おっちゃんたちのテンションも高くて、
そーとーおもしろかった!
休憩を挟みつつ、酔っ払いながら1時間以上踊ってたと思う。笑
踊りの練習が終了すると、今度は地元の小学生(やんちゃ坊主たち)がワーッ!と寄ってきた!!
「兄ちゃんどっから来たん??」
「鬼ごっこしよ!」
「おっしゃぁぁ~!!」(;゚Д゚)q
ということで、30分くらい10人くらいの子どもたちと芝生を駆けずり回って
土まみれ草まみれになった。笑
やっぱ子どもはいいね♪
俺も普通に楽しかった☆
踊り疲れ、走り疲れて、解散したあとはすぐに寝てしまった。
今日はイベント盛りだくさんで、かなり濃い一日だったなー♪
走行距離:27km
ちょっと更新が遅れすぎたので、3日間のダイジェストを記録しておきます。
8月19日(水) 【旅109日目】
『茅打ちバンタ』で目覚め、沖縄本島最北端『辺戸岬』を目指すが、
途中にあった『石林山公園』に寄り道。
『石林山公園』では、山を全部歩いたので1時間半以上かかったけど、
奇岩がたくさんあったり、亜熱帯の植物も楽しむことができて、行ってよかった♪
その後、ようやく『辺戸岬』に到着。
辺戸岬は、岸壁ときれいな海の景色がよかった♪
やっと本島半周くらいだ。。。
本島の北東海岸からは県道に変わる。
この県道が、めちゃくちゃアップダウンばかりのきつい道で苦労した。
厳しい日差しの中、クタクタになりながらも、到着目標にしていた東村まで行けた。
途中、パイナップル農家のおばちゃんの軽トラとすれ違ったとき、
「ちょっとお兄ちゃん!パイン食べる!?」
と声をかけられ、パイナップルをご馳走になって、お土産に3つももらえてラッキー☆
沖縄のパイナップルは、甘くてめっちゃおいしい♪
走行距離:63km
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8月20日(木) 【旅110日目】
東村の漁港で、朝からの大雨で目が覚めた。
でも3分で止んだので、テントを乾かしながらゆっくりと出発。
アップダウンばかりのきつい県道70号をひたすら南へと進み、沖縄市のコザまで来た!
たった80kmの移動だったけど、日中の気温と日差しがきついから、
130kmくらい走ったような疲労感だった。
明日は伊計島の方まで行けそうだったので、一緒に行く約束をしていた那覇のタカさんに連絡をして、
明日、海中道路の途中にある海の駅「あやはし」で待ち合わせをすることにした。
タカさんと、タカさんの友達に会えるのが楽しみだった☆
走行距離:80km
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8月21日(金) 【旅111日目】
コザの運動公園での目覚め。また朝から大雨が降っていた。
でも、30分でやんだ♪
お昼前までマックで過ごし、13時前に海の駅「あやはし」に着いた。
タカさんと、2週間ぶりの再会☆
そこから、俺は自転車、タカさんはヒッチハイクで、10kmほど先の「宮城島」という島にいる
タカさんの友達の家へ。
1時間もせずに、二人とも無事にたどり着いた♪
タカさんの友達は、サトシさんという沖縄県人。
と~っても穏やかで優しいサーファーだった☆
「二人とも、今日はうちに泊まってっていいからね。」
というお言葉に甘え、二人とも泊めてもらうことにし、
夕方、もう一人のお友達、ヒトシさんのうちに3人で遊びに行った♪
アメリカで40年も暮らし、アメリカ国籍をもっているヒトシさん。
その波乱万丈な人生を聞いていると、
「人生って、おもしろー!」
と思うと同時に、
(自分の人生も、まだまだおもしろくなりそうだなー☆)
という期待が膨らんだ♪
夜はサトシさんの家に戻って、完全に酔っ払っていたのですぐに寝てしまった。笑
走行距離:30km
8月18日(火) 【旅108日目】
今日はようやく『今帰仁城跡』を出発し、沖縄本島最北端のすぐ近く
『茅打ちバンタ』というところまで、ひたすら走った。
("バンタ"とは、沖縄の方言で"崖"の意味。)
正直、今日はどこも観光していないし特筆することのない一日。
(とにかく暑くて、短い移動でもめっちゃ疲れる。。。)
なので、ちょっとだけ、自分の沖縄での食生活について記録しておく。
まず、沖縄(の北部)は野菜がめちゃくちゃ高い!
ピーマン3個で200円(普段は50円)
たまねぎ2個で170円(普段は70円)
ニンジン3本で200円(普段は90円)
など、これまでの俺のたび生活の中では、ダントツの"インフレ地帯"である。
そして、お肉も同様。
那覇にいたときは、「豚肉は安いなー。」と思っていたけど、それもつかの間。
大型スーパーがなくなると、肉は冷凍が中心となり、(つまり、閉店時間間際の"値下げ"がない。)
豚肉の薄切りでも、100gあたり200円くらいするところもある。
こんな"セコセコした主婦"めいたことを書いて、何が言いたいかというと…
つまり、
「沖縄では俺、全然自炊してませーん。」
ということ。(^.^;)
食材が高いというのが第一の理由。
そして、もう一つ大きな理由は。。。
この、ガンガンの日差しと暑さ!
いつもご飯を炊いたり、フライパンで調理したりするのはガソリンストーブを使ってるんだけど、
地面も空気もとにかく熱い中、さらに火をたいて料理しようなんていう気が起きないのだ。
買って食べた方が、
「早いし、楽だし、安い。」
という状況。
海外へ出たら、沖縄より遥かに暑い国にも行くつもりだけど、
きっとそこでも物価は安いし、無理して自炊の練習を続けることもあるまい。
そして、沖縄での食生活の変化はもう一つ。
"ジュース飲み過ぎ"
ガンガンの日差しの中、自転車をこいでいると、たまに頭がフラフラしてくる。
そんなとき、なまぬる~い水を飲んだって、さっぱりも何もしない。
これも沖縄ならではだと思うけど、
沖縄には、いろんなところに自動販売機がたくさんある。
しかも、東京では今もうあまり見なくなった500ml缶がたくさん用意されている。
100円のペットボトルもたくさん売ってたりして、値段も安い。
だからついつい、
「暑いな~!」
と思ったら、冷たいジュースばかり飲んでしまう。
(たぶん、1日500ml缶を4本くらい飲んでる。)
これまでは、ほぼ80%自炊で野菜もたくさんとってきたけど、
沖縄に来てから、とても質素(ジャンク)な食生活をしてるな…。
(ネットをしに、マックへもよく行くからなおさら。。。)
まあ、とにかく毎日一番思うことは、
「日本って国は、最高だなー☆」
ということ。
"生きる"ということに苦労しない。
どこへ行っても治安がいい。
だれでも"夢"を持って生きることが可能。
こんなにいい国は、まずないよ。
国民全員、"日本に生まれた"ってだけで「宝くじに当たった」様なもんだと思う。
自殺なんか、絶対にしちゃだめだね。もったいない。
…………
んー、なんだ?
今日の日記??
最後まで読んでくれた人、すみません。
ありがとう☆(^-^;)/
走行距離:59km
8月17日(月)【旅107日目】
(その2)
朝起きると、もう10時になっていた。
そうだ。
昨日は4時半まで、ここでゲンタと飲んでいたんだ。笑
それにしても…
暑いなぁ~!p(゚Д゚;)
今日も"超"がつくくらいの快晴だ。
「こりゃあ、暑すぎて動く気しないなぁ。。。」(´_`;)
と、
いきなり大雨が降り出した!
そして、3分で止んだ。
で、また"ガンガンの日差し"再来。
沖縄では、こんなスコールのような大雨が日常茶飯事に起こる。
だから、余計にジメッとした蒸し暑さなわけだ。。。
の~んびりとテントを片付け、(昨日は地熱による"サウナ地獄"で使い物にならなかった。)
朝食をとった。
暑すぎて全然動く気にならない。
ようやく11時過ぎに、すぐそこにある世界遺産
『今帰仁城跡』へ行くことにした。
この『今帰仁城跡』が、かなりおもしろかった!!
「無料ガイド」お気軽にどうぞ
っていう看板があったので、せっかくなのでお願いしたんだけど、
このガイドさん(山内さん)っていう人がめちゃくちゃおもしろい人で♪
ガイドさんってくらいだから、もちろん"ザ・沖縄人"なおじいさん(!?)なんだけど、
この人が最初っからずっと言ってたことが、(方言で)
「いちゃりば、ちょーでぇ。」
ということ。
これ、本州の人間の言葉だと、いわゆる
「袖振り合うも多生の縁」
とか、
「人類みな兄弟」
とかっていう意味になるらしい。
山内さん曰く、
「昔から沖縄の人は、一度会ったらもうみんな兄弟みたいなものだ、という考え方をします。ここであなたたちに出会ったのも、何か意味があってのことだから。遠慮なんかしないで、なんでも聞いてください♪」
ということ。
その言葉通り、山内さんはめちゃくちゃフレンドリーだし、おもしろいおじさんだった♪
山内さんのツアー、最初は2人だったのに、
「ちょっと。お兄さんたちも、一緒に勉強していきましょ~!」
って、城で出会う人みんなに声かけるから、
最終的には10人くらいで、ぞろぞろついていくことになってたし。(^m^)
そんな楽しいガイドさんに連れられて回った『今帰仁城跡』は、
遺跡自体もとても広くて立派であり、そこにある拝所や城壁などからも
琉球文化をたくさん教えてもらうことができた☆
沖縄の文化を知ることができて、ほんとにいい勉強になったなー!
沖縄に来たら、ここ『今帰仁城跡』へ行ってみるといいよっ♪(無料ガイドを絶対に頼んで。)
『今帰仁城跡』観光がちょうど終わったとき、
「仕事終わったから、今から行くよー!」
と、ゲンタから電話が入った♪
(あのきれいな海にまた潜れる☆)
と思うと、ワクワクしてたまらなかった♪
10分ほどで、自転車の置いてある今帰仁城跡のバス乗り場にゲンタが迎えに来てくれた。
車に乗り、ゲンタが子どもの頃から潜っていたという海へ♪
そこがまた、めちゃくちゃキレイな海だった☆
(よく映画やプロモの撮影もくるらしい。)
「この貝は食べるとおいしいよ。」
とか、
「あっちに行くとウニがいっぱい採れるよ。」
とか、"ゲンタ先生"にいろいろ教わりながらついて行って、2時間くらい潜ってたかな。(^-^)v
貝はもうほとんど採られちゃってて、全然採れなかったけど、
ウニ(バフンウニ)は、採り放題だった♪
海はめちゃくちゃきれいだし、きれいな魚もたくさんいて楽しかったなー☆
(モリも持って潜ってみたけど、大きい魚はいなくて残念。)
二人で採ったウニの中身を岸に上がって出し、ビニールに貯めた。
(俺は知らなかったけど、ウニの周りには「かゆくなる虫」がいっぱいついていて、相当かゆくなった。笑)
「これ、どうする?今日、飲みながら食べよっか?」
ということで、今日もゲンタと飲むことが決定。
夜は、ゲンタの先輩のうちにお邪魔して、5人でビールや泡盛を飲みながら
また楽しい夜を過ごした☆
(肝心のウニを食べるのは完全に忘れてたし。笑)
深夜になり、またミサに自転車のある駐車場まで送ってもらって、
そこでゲンタとミサとはお別れ。
いろいろほんとにありがとう!楽しかったよー☆(^0^)/
あの二人に出会えた、この駐車場と星空に感謝だなー♪
楽しい一日だった☆
走行距離:0km
(その1)
(うわっ!襲われる!)
午前2時。
人気のない真っ暗な駐車場で寝ているとき、
目を開けると男が俺の右腕を掴み上げていた。
「うぉぉぉ!」
あまりに突然の光景に、"驚き"と"恐怖"の入り交じったような声を上げた。
その直後、強い"身の危険"を感じた俺は、
掴まれた腕を必死に振りほどいて、
相手の一撃に備えて身構えた。
「大丈夫、大丈夫。」
と、その男は一撃をかましてくることなく、
訛りのある穏やかな声で話しかけてきた。
俺はまだ何が起きているのかもわからないし、
暗くて顔も見えない"その男"への警戒は解けない。
「危ないよ。こんなとこで寝てたら。星見てたの?」
男にそう言われ、少し記憶が甦ってきた。
(そうだ。俺、星見てたら寝ちゃったんだ。駐車場のど真ん中だから、絶対眠っちゃいけないと思ってたのにな…(*_*))
男の後には車が停まっていて、もう一人誰か乗っていた。
髪が長いのが影でわかる。女の人みたいだ。
(この人達、車でここに来て、俺が駐車場のど真ん中で寝てるから起こしてくれたのか。)
やっと状況がのみ込めてきて、俺の警戒心も解けてきた。
「いやー。俺、寝ちゃってたんですね。すみませんどうも。」
「どっから来たの?あれ、バイク?」
近くに置いてあった自転車とテントを見て、俺が旅人だとわかってくれたみたい。
(俺のチャリは荷物がデカ過ぎて、シルエットだけだとバイクに見える。笑)
「東京です。あれ、自転車です。」
「自転車!?自転車で来たの!?」
車にいた女の子も降りて来て、それからしばらく話をした。
彼はゲンタ、女の子はミサ。
ゲンタは28で俺より一つ上だけど、
「俺とほとんど同じ歳じゃん。気を遣わなくていいよ。」
っていう感じの、親しみやすく明るい青年だった♪
ミサは俺より若そうな感じで、
「へ~、夢があっていいねー♪きっといろんないい出会いとかあるでしょー。」
と、旅の醍醐味を的確理解していた♪
お互い打ち解けてくると、
「お酒のめる?今からのまない?」
とゲンタが言った。
「酒は好きだよでも、今からで大丈夫なん?俺は全然いいけど♪」
(スケジュールなどない旅人(NEET)の俺は、平日2時から朝までのもうが、全然OKだけどネ…)
「全然平気。じゃあ酒買いに行こう!乗って。」
ってな感じで、近くのコンビニへ行って泡盛一升を買い、ミサが
「お腹すいてるんじゃない?」
ってカツ丼も買ってくれ…♪
また『今帰仁城跡』の駐車場へ戻って、
ワイワイ話をしながら楽しく飲んだ☆
ミサは「明日も仕事があるから」と、先に車で帰り、(ミサはのんでない。)
ゲンタとは朝4時半まで一緒にのんだ♪
「こんなにきれいな海が近くにあって、地元の子どもはいいねー♪」
っていう話をしてたら、
「じゃあ明日一緒に海に行って、ウニとか貝とか採りに行く?」
とゲンタが誘ってくれたので、もちろん
「マジ!?よろしく!」(^0^)/
とお願いした♪
ゲンタも朝から仕事があり、
(こんな時間までのんで大丈夫か!?笑)
午後俺に電話をくれる約束をして、一旦お別れ。
いや~、深夜の不思議な出会いだったけど、
すげ~楽しかった☆
明日もますます楽しみだ♪(^m^)