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4月13日(土) 【旅592日目 トルコ17日目】


今日は、パムッカレを観光&ハンググライディング‼



…の、はずだったんだけどなぁ(ー ー;)




歩くと痛いくらい、足の傷の具合が良くなかったので、

予定を全て、明日に延期してもらった。


足を心臓より上にあげて、一日ベッドで寝ていた。




【く、くそぅ…。ちょ〜晴れてるのに…。】

惨め…(-。-;



でも、一日中安静にしたおかげで、

傷口が少し回復した気がする。

毎日、自転車をこぐ度に、傷口がパックリ開いちゃってたんだよな。

やっぱり、じっとしてなきゃいけなかったのか…(ー ー;)。



明日こそ、パムッカレを楽しまなくちゃ〜‼


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4月14日(日) 【旅593日目 トルコ18日目】


パムッカレ3日目。

足の痛みは収まり、あちこちの腫れもだいぶ引いていた。


「よっしゃ!今日は動けそうじゃ〜ん‼」


という事で、ようやくパムッカレ観光をスタート。



まずは、半日観光ツアーに参加した。


ガイドさんがいろいろ説明をしてくれたので、楽しく見ることができた。



「この源泉には鉄分が多く含まれているため、沈殿、付着した鉄が酸化して、赤くなるんです。

飲んでみると、血のような味がしますよ。

2000年以上前から、たくさんの人が、治療のためにはるばるここへやってきました。

皮膚病によく効きます。」



ほうほう。





「じゃあ、俺の足も治してほしいな〜!」




「ここは、ヨーロッパでも最大規模と言われている墓地の遺跡です。

なぜ、ここにそんなに大きな墓地があったか、おわかりになりますか?

2000年以上前から、パムッカレの温泉は有名でした。

ヨーロッパやエジプト、アジアからも、たくさんの人々が病の治療のためにやって来ました。

遠路はるばるやって来られるのは、お金持ちの人々です。

しかし、病が治らずに死んでしまう人も多かったので、たくさんのお墓がここにできたという訳です。」



「これは"サカファガス"という名前のタイプの棺です。

この名前には、2種類の意味があって、一つは"石の棺"という意味。

もう一つは、"肉喰い箱"という意味です。

遺体を棺に入れてから何年もすると、

バクテリアが肉の部分を分解してしまい、

中には骨と副葬品しか残らないので、この名前がつきました。」




「こちらは、ドアと窓がついている、家のような形のお墓です。

亡くなった家族の遺体が順に入れられていけば、

来世でも同じ家族で過ごせるという信仰があったようです。」




「こちらのタイプのお墓は、中が3段ベッドのようになっています。

一度に6人まで収容できて、遺体が風化するたびに入れ替えて、

40〜50回は使われたと思われます。」




「この棺を見てください。刻まれているのはヘレニズム文字です。

普通は、故人の名前や偉業、功績などが書かれるのですが、

この棺に書かれているのは、呪いの言葉です。

"この棺を開け、再び使ったものの魂は、地獄へと向かうだろう"

と書いてあります。

盗掘や棺の再利用をされないように、呪いの言葉で守ったのです。

実際、この棺は、他のものよりもいい状態でここに残っています。」



「こちらも同じです。副葬品の盗掘から免れるために、メドゥーサの顔が彫り込まれています。

いろいろな宗教が混在していた当時のパムッカレで、

もっとも多くの人に信仰されていたのは、ペガン教でした。

みなさんご存知のポセイドンやメドゥーサなどは、ペガン教の神々です。」




「お墓には、石灰岩と大理石の2種類の岩が使われていて、

石灰岩でできているのは、お金持ちのもの。

この真っ白な大理石でできたものは、"超お金持ち"のものです。

石灰岩は、すぐそこの山で採れますが、

大理石は、あの遠くに見える雪山まで行かないとありませんでした。

そして、お金のない人や奴隷たちは、そのまま土に埋められていました。」




「あの丸い形のお墓は、アジアからやって来たお金持ちのものです。

アジアの国々には、ああいう形のお墓がよくありますね。

日本では、"コフン"と呼ばれているんですよね?」





うーむ。

確かに、すごい数のお墓があった。


いろいろ説明してもらえたから、おもしろかったな♪







「さて。ここから先が、"聖なる街"ヒエラポリスです。

街の入り口にあるこの建物は、巨大な浴場です。

この街へ入るものは、まずここで身体を清めなければいけませんでした。」




「あれが、ヒエラポリスへの入り口の門です。

三つの入り口のうち、真ん中の門を通れるのは、超お金持ちか兵隊か皇帝の親族だけでした。」




「柱がたくさん見えますね。あれは、大きな公衆トイレです。50人ほどの人々が用をたせました。

トイレ自体は石でできていますが、超お金持ちようのものは、やはり大理石でできていました。

しかし、大理石は石灰岩よりも冷たくなるので、

超お金持ちは、用をたす前に、まず奴隷にしばらく座らせ、便座が温まってから使用したようです。」



そして…


「さあ、みなさんお待ちかね。

ここからが、パムッカレ名物の石灰棚ですよ!」















【「世界にここだけ!」っていう感じの、不思議な場所だなぁ】



ちょっと高かった(32TL)けど、





【温泉プールでも泳いだし♪】
(炭酸温泉で、飲むとシュワシュワ。)



ツアーに着いてた昼食バイキングはおいしかったし、

楽しい半日を過ごせたな〜♪


(→その2へ続く)
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