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【久しぶりの、びちょびちょキャンプだったな…】
でも、朝はきれいに晴れてくれたのでよかった!
濡れてずっしりと重くなったテントを畳んで出発。
【いや~、今日はいい天気だ♪】
これなら、びちょびちょで砂まみれのテントをパリッパリに乾かせそう。
国境の街ジョホールバルまでは、あと100km。
シンガポールに入っても、そこから中心街までさらに30km以上あるので、
今日は無理をせずに、ジョホールバルの手前でストップする予定。
特に目的地は定めず、国道1号線を南へ下って行った。
【今日も、アブラヤシがいっぱいね~♪】
目に映るものが何なのか、知ってて眺めるのと知らずに眺めるのとでは、
全然楽しさが変わってくる。
ずっと「あれ、なんだろ?」のままではモヤモヤするし、
なにより、そのままじゃせっかく自転車で時間をかけて旅をする価値がない。
だから、見つけた"?"はなるべく調べる。
昨日、アブラヤシの正体を突き止められたのは、マレーシア旅イチバンのすっきりだった♪
"旗とアブラヤシがいっぱいの国"
それが、マレーシアの見た目の印象。
国道一号線は、高速道路とほぼ並行して走っているので、
大型トラックやバスの数が少し減ってくれて、
【だいぶ走りやすくなった】
昨日走った24号線は、路肩が狭いうえに、
トラックやバスが真横をバンバン抜いていって、ちょっと怖かったよなぁ。
お昼時、国道沿いにぽつんとある簡易食堂で、
昼食を取りながら、濡れたキャンプ道具を広げて乾燥。
肌に直接受けるのが怖いくらい強烈な日差しは、
びちょびちょだったテントやマットを、あっという間に乾かした。
パリッパリに乾いたテントを畳むのは、快感である。
しかし、あまりに日差しが強くて暑いので、
今日は距離を稼げず、60kmちょっと走ってストップ。
【途中、クギ踏んでチューブが一本ダメになった】
まあどのみち、明日にはシンガポールへ入れるのでよし。
二日ぶりに泊まる"宿"は、エアコン付で超快適だったなー。
(Twin RM68 → RM50にまけてくれた。)
<ぐっちょんの一日は、こちら↓>
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11月21日(水) 【旅451日目 マレーシア26日目 シンガポール1日目】
国道1号線、Kulaiにあるホテルでの目覚め。
シンガポール入国まで、あと40km。
今日は、マレーシア二人旅のラストライドだ。
天気はいいし、
【張り切って行こうぜ~!】
大都市ジョホールバルに近づくにつれ、交通量が増え、車線も多くなった。
流れのよい広い道を快走して、お昼前にはジョホールバルに到着。
【あっち側が、シンガポールかー!】
…さてと。
島であるシンガポールには、あの橋(高速になってる)で渡れるって聞いたけど、
どっから入るのかな??
高速道路の入り口を探して、しばしウロウロ。
なかなか入り口がわからない。
入り口探しに手間取っている間に、急に天候が怪しくなってきた。
「こりゃ絶対、一雨来るよな~。」
シンガポールへ入る前に、雨に降られたくはないと、ちょっと焦る。
急いだ結果、グァバジュースのスタンドで道を聞いたら、
バイクに乗ってた客のおっちゃんが、先導して案内してくれた。
ありがとう!(^0^)/
そして、
【ようやくたどり着いた、橋の入り口(イミグレ)】
「自転車はこちら」の表示はないので、バイク専用レーンを進む。
【自転車に乗りながら、出国手続きを済ませ】
【バイクレーンを走って、橋を渡る】
バイバイ、マレーシア!(^~^)/
(俺はまた数日後に、戻ってくるよー。)
それにしても、
【空模様が、怪しすぎる!!】
なんちゅー色だw
と思っていたら、
案の定、橋を渡りきる前に、大粒の雨が降り出した!
逃げ込むように、シンガポール側のイミグレへ。
天気は、あっという間に"嵐"になった。
風と大雨に加え、雷がドッカンドッカン落ちている。
まあ、スコールと一緒ですぐに止むだろうと、イミグレの屋根の下で雨宿りをしていたけど、
小一時間経っても、雨脚が弱まる気配はなし。
もう夕方だし、シンガポールの中心街まで、あと30km以上走らなくてはいけない。
暗くなって、しかも雨の中を走るハメになったら最悪だ。
ここでのんびりもしていられないと、ぐっちょんと相談して、
雨に濡れながらでも走ることにした。
久しぶりにレインジャケットを着て、大雨の中を出発。
もう、笑っちゃうくらいのものすごい雨だった。
【Welcome to Singapore!?】
ほんとかよ!?
空は、俺達を歓迎してくれてないみたいですけど…。
"自転車走行禁止"の標識がなかったので、
イミグレを出てから、そのまま高速道路を走り続けた。
路面には池のように水が溜まっていて、
横を走り抜ける車が、その水を噴水のように俺達に浴びせかける。
上り坂では路肩が川になり、自分たちが川を上ってくアユのようだと思った。
ぎゃはは!こりゃ楽しいわ!
全身これでもかってくらいびちょびちょになると、
もう逆にテンションが上がって、楽しくなる。
「ぐっちょん、走るの大丈夫そう!?」
ちょっと後ろを走っていたぐっちょんに尋ねると、
「う~ん。」
と、浮かない表情を見せた。
この雨ではメガネが曇って使えず、裸眼で高速を走行するのはこわいんだって。
そっかぁ。
視力2.0の俺には楽しいこの状況も、
ぼやけた視界では、きっと"恐怖の走行"だろうな。
「どっか近いところで宿を見つけてストップしよう。」
というぐっちょんの提案を、仕方ないなと了承して高速を降りた。
安全第一だもんね。
と、
高速を降りた途端、雨足が弱まりだした。
あれ?
これくらいの雨なら、まだいけるんじゃない?
な~んて、まだちょっと難色を示していたぐっちょんを、
半ば強引に、走らせる作戦に出た俺。
正直、せっかくシンガポールに来たのに、
たったあと20kmでギブアップしたくなかったんだよナ。
俺は2泊しない予定だったから、今夜シンガポールの夜景見たかったし…
(↑おい!全然"安全第一"じゃないぞ!)
ぐっちょん、ごめんなー!(^.^;)
でも、走り続けるうちに雨はみるみると弱まっていって、
シンガポールの中心街に着くころには、すっかり止んでいた。
結果オーライ!
ネットで調べておいた安宿に行き、
宿のガメついオヤジとちょっといろいろあったけど、
なんとかチェックインして、一安心。
【シンガポール着いたし!今日は、いろいろがんばったし!】
カンパーイ!(^0^)/
【いゃっほ~い!テレビで見た"あの景色"だっ!】
【マーラーイオーン!】
こんにちは。
俺も昔、"マーライオン"と呼ばれていました。笑
【想像以上の、力強い吐きっぷり!】
マーさん、やるじゃない。
"がっかり名所"として有名なマーライオンだけど、
今日は到着までの苦労があったから、その分、十分に見ごたえのあるものに感じられた。
【こいつを見るために、がんばったんだぜ~!】
ってね(^へ^)b
東京を出てから、1年と3か月かけてやっと着いたシンガポール。
我が家からの走行距離は、16900kmだった。
まだまだ先は長いけど!(^~^)b
<ぐっちょんの一日は、こちら↓>
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