2月23日(火)【オーストラリア6日目】
【その1】
朝9時。
目を開けなくても、外は大雨であることが音でわかる。
「う~ん。今日もまた大雨かぁ。ジェニーさん、今日も一日泊めてくれないかなぁ。」
そんな甘えたことを寝ぼけながら考えたあげく、
何度寝かを繰り返し、ようやく起きる気になった。
今日はジェニーさんの誕生日。
「明日は私の誕生日なのに…お店を休めないのが辛いわ。」
昨日、がっかりしていたジェニーさんの表情が浮かび、
俺はだいぶ寝坊助だけど、お祝いの言葉だけは、
始めにちゃんと言っておこうと思っていた。
「Good morning. And,happy birthday Jenny!!」
「Hi,thank you! KEN.」
相変わらず笑顔の素敵なジェニーさん♪
お店には、もうすでに何人かお客さんがきていた。
と、俺が店に入ったのとほぼ同時に、
4人の日本人のお客さんが入ってきた。
「あの人たち、日本人かしら。」
ジェニーさんにそう聞かれ、日本語で話すのが聞こえた俺が、
「そうだ。」と答えると、
「あなた、ちょっと言って話してきたら。」
とジェニーさん。
俺も、いろんな人と話してみたいので、喜んで、
「こんにちは。」
と挨拶をした。
若い男女グループの、その4人組の方たちは、
"4人組"ではなく、一人のオーストラリア人のおじさんと一緒に行動しているようだった。
「あの人は、ガイドさんかなにかですか?」
と聞くと、そうではないようで、
今は、ケアンズにあるそのおじさんの家にお世話になっていて、
これから3泊4日で、南の方に釣りに行くところだとか。
「へぇ~、おもしろそうだなー。」
と思いつつ、日本語でしゃべれるのもうれしかったので、
少し会話に混ぜてもらっていた。
と、ジェニーさんが、そのオーストラリア人のおじさんに、なにか話していた。
そして、
「ケン。この方たちはここから南にある"Cardwill"というところまで行くみたいだけど、あなたのあの重たい荷物、先に車で持って行ってもらったら?」
と俺に提案してくれた。
(ジェニーさんは、昨日から、「誰か俺を自転車ごと連れていってあげられる人がいないか」と探してくれていたのだ♪)
「"Cardwill"ってどこ?」
と聞くと、ここから200kmも離れていないところだという。
(実際は100kmの距離だったけど。)
200kmは、1日で追いつくには微妙な距離だし、
外は雨だったから、どうかと思ったけど…。
一応それはかまわないのか、おじさんに聞いてみた。
と、しばらく話していると、おじさんが、
「自転車も船の上に積んで行けば、一緒に"Cardwill"まで連れていけるよ。」
と言ってくれた!
(どうやらおじさんの車は、船を牽引しているらしい。)
「え!?それはありがたい☆」w(°0°)w
(俺は自転車で旅をしているけど、別に、何かの記録を達成するために自転車を選んだわけではなく、"旅の便利な道具"として使っているだけなので、トラックに積もうが電車に乗ろうが、全然かまわないのです♪むしろ、"ヒッッチハイク"は、よき出会いにつながるとてもいい移動手段だ☆)
ジェニーさんが、
「ケン。これはあなたにとって、いいチャンスよ。あなたは、早く荷物をまとめてきなさい!」
と言うので、俺は大急ぎで2階にあった荷物をまとめた。
4人の日本人の方も、とても感じのいい人たちで、
「ほんとに僕も一緒に連れてってもらって、いいんですか?」
と聞くと、
「全然かまわないよ。」
と優しく答えてくれた♪
自転車やサイドバッグなど、たくさんある荷物を一緒に積んでもらい、
出発の準備も整ったとき、
ジェニーさんがやってきた。
手には、お手製のバーガーや、凍らせた水にジュース、
味噌汁の缶詰まで持っている。
「あなたが出発するときのために、水、凍らせておいたわ。これは朝食に食べて。まだでしょ?あと、このボトルの水は、口が飲みやすくなってるから、これからの旅にもいいと思うわ。」
と言って、たくさん持たせてくれた☆
うれしくて、涙がでてきた。
「ジェニーさん、俺はもっとここで過ごしたかったよ。昨日から親切にしてくれて、本当にありがとう。」
精一杯の英語と表情で、その気持ちをなんとか伝えられたと思う。
ジェニーさんも、
「あなたはいい人よ。会えてよかったわ。気をつけてね。」
と答えてくれた。
あっと言う間に訪れた、優しいジェニーさんとの別れ。
でも、それは、新しい出会いの始まりでもあった☆
【その1】
朝9時。
目を開けなくても、外は大雨であることが音でわかる。
「う~ん。今日もまた大雨かぁ。ジェニーさん、今日も一日泊めてくれないかなぁ。」
そんな甘えたことを寝ぼけながら考えたあげく、
何度寝かを繰り返し、ようやく起きる気になった。
今日はジェニーさんの誕生日。
「明日は私の誕生日なのに…お店を休めないのが辛いわ。」
昨日、がっかりしていたジェニーさんの表情が浮かび、
俺はだいぶ寝坊助だけど、お祝いの言葉だけは、
始めにちゃんと言っておこうと思っていた。
「Good morning. And,happy birthday Jenny!!」
「Hi,thank you! KEN.」
相変わらず笑顔の素敵なジェニーさん♪
お店には、もうすでに何人かお客さんがきていた。
と、俺が店に入ったのとほぼ同時に、
4人の日本人のお客さんが入ってきた。
「あの人たち、日本人かしら。」
ジェニーさんにそう聞かれ、日本語で話すのが聞こえた俺が、
「そうだ。」と答えると、
「あなた、ちょっと言って話してきたら。」
とジェニーさん。
俺も、いろんな人と話してみたいので、喜んで、
「こんにちは。」
と挨拶をした。
若い男女グループの、その4人組の方たちは、
"4人組"ではなく、一人のオーストラリア人のおじさんと一緒に行動しているようだった。
「あの人は、ガイドさんかなにかですか?」
と聞くと、そうではないようで、
今は、ケアンズにあるそのおじさんの家にお世話になっていて、
これから3泊4日で、南の方に釣りに行くところだとか。
「へぇ~、おもしろそうだなー。」
と思いつつ、日本語でしゃべれるのもうれしかったので、
少し会話に混ぜてもらっていた。
と、ジェニーさんが、そのオーストラリア人のおじさんに、なにか話していた。
そして、
「ケン。この方たちはここから南にある"Cardwill"というところまで行くみたいだけど、あなたのあの重たい荷物、先に車で持って行ってもらったら?」
と俺に提案してくれた。
(ジェニーさんは、昨日から、「誰か俺を自転車ごと連れていってあげられる人がいないか」と探してくれていたのだ♪)
「"Cardwill"ってどこ?」
と聞くと、ここから200kmも離れていないところだという。
(実際は100kmの距離だったけど。)
200kmは、1日で追いつくには微妙な距離だし、
外は雨だったから、どうかと思ったけど…。
一応それはかまわないのか、おじさんに聞いてみた。
と、しばらく話していると、おじさんが、
「自転車も船の上に積んで行けば、一緒に"Cardwill"まで連れていけるよ。」
と言ってくれた!
(どうやらおじさんの車は、船を牽引しているらしい。)
「え!?それはありがたい☆」w(°0°)w
(俺は自転車で旅をしているけど、別に、何かの記録を達成するために自転車を選んだわけではなく、"旅の便利な道具"として使っているだけなので、トラックに積もうが電車に乗ろうが、全然かまわないのです♪むしろ、"ヒッッチハイク"は、よき出会いにつながるとてもいい移動手段だ☆)
ジェニーさんが、
「ケン。これはあなたにとって、いいチャンスよ。あなたは、早く荷物をまとめてきなさい!」
と言うので、俺は大急ぎで2階にあった荷物をまとめた。
4人の日本人の方も、とても感じのいい人たちで、
「ほんとに僕も一緒に連れてってもらって、いいんですか?」
と聞くと、
「全然かまわないよ。」
と優しく答えてくれた♪
自転車やサイドバッグなど、たくさんある荷物を一緒に積んでもらい、
出発の準備も整ったとき、
ジェニーさんがやってきた。
手には、お手製のバーガーや、凍らせた水にジュース、
味噌汁の缶詰まで持っている。
「あなたが出発するときのために、水、凍らせておいたわ。これは朝食に食べて。まだでしょ?あと、このボトルの水は、口が飲みやすくなってるから、これからの旅にもいいと思うわ。」
と言って、たくさん持たせてくれた☆
うれしくて、涙がでてきた。
「ジェニーさん、俺はもっとここで過ごしたかったよ。昨日から親切にしてくれて、本当にありがとう。」
精一杯の英語と表情で、その気持ちをなんとか伝えられたと思う。
ジェニーさんも、
「あなたはいい人よ。会えてよかったわ。気をつけてね。」
と答えてくれた。
あっと言う間に訪れた、優しいジェニーさんとの別れ。
でも、それは、新しい出会いの始まりでもあった☆
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無事で何より
しばらくの充電期間も終えて、リスタートしたわけですね。充電中はさすがに更新も少なかったようでしたが、あの時と同じ気概が継続していたことが他人事ながら嬉しい(^^)v やっぱホリケンだぁ~
早くも良い出会いが始まってるようで羨ましいです、今回が本番ですから毎日50スマイルぐらいはやっていただきましょうかね^^;
今度の旅も最後まで無事であること、出会いMAXであること、お祈りしております。なんだか事故とかの心配よりも野生動物かなんかに襲われないようにしといた方がよさそうですね。。。では、本気の「GOOD LUCK!」
早くも良い出会いが始まってるようで羨ましいです、今回が本番ですから毎日50スマイルぐらいはやっていただきましょうかね^^;
今度の旅も最後まで無事であること、出会いMAXであること、お祈りしております。なんだか事故とかの心配よりも野生動物かなんかに襲われないようにしといた方がよさそうですね。。。では、本気の「GOOD LUCK!」
泡波さ~ん♪
充電期間は長すぎましたが、ようやく出発しました~。笑
オーストラリアでも、チャリの旅は順調です☆
日本と同じように、ケーン号で旅をしていると、
いろんな人に話しかけられますよー↑↑
もちろん、スマイルしまくってます☆
こっちにいると、僕が異国人だからか、
あっちからスマイルしてくる方が多い事にびっくりですが♪
とにかく、僕はこっちで生き生きと旅してま~す♪
あ、オーストラリア東海岸の北部は、ほんと西表島みたいで、
懐かしい感じがしますが…
やたら「クロコダイルに注意!」っていう看板があります。
野生生物には、気をつけます。。。はい。(~.~;)
あ、次は東京で会いましょうね☆
オーストラリアでも、チャリの旅は順調です☆
日本と同じように、ケーン号で旅をしていると、
いろんな人に話しかけられますよー↑↑
もちろん、スマイルしまくってます☆
こっちにいると、僕が異国人だからか、
あっちからスマイルしてくる方が多い事にびっくりですが♪
とにかく、僕はこっちで生き生きと旅してま~す♪
あ、オーストラリア東海岸の北部は、ほんと西表島みたいで、
懐かしい感じがしますが…
やたら「クロコダイルに注意!」っていう看板があります。
野生生物には、気をつけます。。。はい。(~.~;)
あ、次は東京で会いましょうね☆