9月24日(木) 【旅145日目】
午前4時20分。目が覚めた。
沖縄での最後の夜は、これで4度目となる「おもろまち」駅近くの公園に、テントを張って寝た。
今日は、朝7時出航の船(鹿児島行き)に乗るため、寝坊はできない。
時間はまだ少し早いけど、起きてテントをたたむことにした。
(3時間睡眠じゃ、まだ眠かったけど、寝たら起きられない気がしたから。(~.~;))
朝食を済ませ、少しのんびりしてから、那覇港へ。
チケット(二等14200円+自転車2770円)と弁当を買って、6時半に乗船開始。
「いよいよ沖縄ともお別れかー!」
と思って、船に乗ろうとしたら!
船の上に、大きな虹のアーチが☆
「うわっ!すげー☆」w(゚0゚)w
(もちろん、写真撮りまくりだった。)(^^)v
「沖縄が、最後にいい見送りをしてくれたなー♪」ヽ(゚▽゚)/
と、気分上々で出航!
今日は、5連休が終わった直後だからか、船内はめちゃくちゃ空いていた♪
30個も布団が並べてある部屋に、俺一人。
ますますいいね~☆
シャワーを浴びてスッキリしたら、船内を探検。
このフェリー「あけぼの」は、まだ新しいらしく、とてもきれいな船だった。
快適快適☆
出航5時間後、お昼時に、船は与論島に着いた。
そこで乗ってきた、一人のおっちゃん。(イエトシさん)
イエトシさんは、俺の正面の布団に陣取ると、
「兄ちゃん。突然だけど、酒飲むか?」
と一言。
「きたきた~♪」
内心、そう思った俺。(^m^)q
"旅は出会いが一番"
だと思う俺にとっては、フェリーもただの移動手段ではない。
(みんなヒマだから、フェリーに乗るとだいたい、誰かと友達になったり話し相手ができたりする♪)
「酒、好きですよ!飲みましょう!」(^0^)/
ということで、イエトシさんの酒とつまみをもらいながら、
お互いにいろいろ話をした♪
真昼間から、知らないおっちゃんと酒を飲めるなんていうのも、フェリーの旅の醍醐味だ。
で、1時間後。
酒に弱いイエトシさんは、もうグッタリ。
(俺もだいぶ飲まされた…。(^-^;))
「ケンタロウ!俺は寝るぞ!」
と言って、寝てしまった。
俺もだいぶ酔っ払ったので、
「助かった~♪」
と思いつつ、寝た。
目が覚めると、18時を過ぎていた。
ちょうど、夕暮れの空がきれいだった☆
「イエトシさん、まだ寝てるなー。」
夜の第二ラウンドを覚悟してたけど、イエトシさんはグッスリ寝ていた。
「じゃあ、俺も寝るかー。」
ということで、俺も音楽を聴きながら、いつの間にか寝ていた。
"よく飲み、よく寝た"なー!
9月23日(水) 【旅144日目】
今日は、平安座島(へんざじま)のムギョウさんの家での目覚め。
目が覚めると…
「うわっ!もう12時過ぎてる!!」w(°0°;)w
12時17分、起床。
…マジでビビッた。(~.~;)
ま、誰も困らないから、いいけど♪
タカさんは、もうとっくにヒトシさんのところへ行っていたので、
ムギョウさんにだけ会って挨拶をして、
那覇へ向けて、出発!
(鹿児島行き、26日の船にのるつもりだったけど、もう沖縄で挨拶したい人には全員会ったので、明日(24日)の便で鹿児島へ戻ることにした♪)
那覇までは50km弱だったので、寝坊はしたけど、16時には着いた☆
今日は、太加丸くん、歌野子さんに晩御飯をご馳走してお礼をしようとおもってたけど、
二人の都合が合わなかったので、フルーツをいくつか渡して、お礼をした♪
これで明日、スッキリ沖縄を出られるなー!(°▽°)v
明日は、朝7時出航の船に乗るので、寝坊しないようにしなくては!
(ま、したらしたでいいけど…笑)
もう、"明日"になっちゃったナ。。。
寝よ~っと♪
走行距離:56km
9月22日(火) 【旅143日目】
今日は名護の漁港での目覚め。
昨日はまた久しぶりの一人の夜で、マックでホームページの更新やネットサーフィンをしてたら、
あっという間に午前3時半になってた。。。(~.~;)
ということで、目が覚めたのは9時。
(でも、この漁港はだだっ広くて、人もあまり来ない隅っこにテントを張ったから、迷惑はかけていない。)
今日は宮城島のサトシさんのところへ、タカさんと一緒に行く約束をしていた。
(タカさんの家に、北海道から鮭やホタテが送られてきたから、一緒に食べようということで♪)
名護の漁港から宮城島までは、70kmくらいなので、
のんびり走って、ちょうど夕方に着くくらいだろう。
(タカさんとは、「明るいうちにサトシさんの家に集合」ということになっていた。)
とりあえず少し走って、マックでネットにつないで軽く休憩。
(ここで、携帯を失くした! …でも、すぐに見つかってよかったー♪)
それから夕方まで一気に走り、宮城島の隣の島「平安座島」(へんざじま)というところまで来た。
(ここには、ヒトシさん(ムギョウさん)が住んでいるので、一ヶ月前にも来た。)
サトシさんのいる宮城島までは、あと5kmくらいだったけど、
沖縄の日差しはまだまだ強く、日中の移動60kmはかなりキツかった。
で、俺はクタクタだったので、目的地を目前にしてまた休憩。
と、
「お~!」
という声と共に、タカさん登場。
(ムギョウさんと知らない女の子も一人いた。)
タカさんたちは、ちょうどバスの乗換えで、ムギョウさんも合流したばかりだったらしい。
(久しぶりに見ると、アメリカ国籍なだけあって、ムギョウさんはワイルドだった☆)
俺は自転車で向かうので、ちょっとおしゃべりをして「また、あとで!」と言って別れた。
で、約1時間後。
暗い山道を走り、道を間違えながらも、なんとかサトシさんの家に到着。
タカさんとムギョウさんは、すでに酔っ払っていて、"タチの悪いおっちゃん"化してたけど、
サトシさんの友達のむねのりさんや、子どものいっとうくん、せいじさんなど、(3人ともうちなー人)
また初めての出会いがあり、楽しかった♪
(ほんとはもうちょっと話したかったけど…いろいろあったから。。。)
途中でサトシさんが、
「ケン。風呂に入って、旅の疲れを落としてきなよ。」
と言って、外にある五右衛門風呂(野天風呂)を勧めてくれた♪
(俺は昨日、今帰仁で子ども達と海に入って出たままだった。水で流しもしてなかったし、今日は一日、下はずっと海パンのままだった。笑)
今日は、星もよく見えたし、野外での入浴はサイコーに気持ちよかった!
「湯に浸かるのって、久しぶりだなー♪」
…で、
ふと、
「あれ?湯船に浸かるのって、いつぶりだろう??」
と思い、記憶をさかのぼってみたら…
「あ、屋久島の手塚さんの家だ!」
ということに気がついた。
ははは。
2ヶ月前じゃん。(^.^;)
沖縄には、温泉もスーパー銭湯も全然ないし、
いつも、シャワーか、誰もいない公園でペットボトルに入れた水を浴びたりするだけだったから、
もう2ヶ月間も"湯船"というものには縁のない生活をしていた。
(まあ、湯船に浸からない国もたくさんあるし、たいしたことじゃないんだけど♪)
ので、
今日の風呂は、めっちゃ気持ちよかったー!!
で、22時半頃。
小さな子どももいるし、俺達は突然お邪魔しにきたので、帰ることにした。
タカさんたちは、平安座島のムギョウさんの家まで車で送ってもらい、
俺は自転車で向かった。
暗~い山道を、自転車で一人走ると、空の星がとてもきれいに見えた☆
「波照間や西表で見た、あの星空を思い出すな~♪」(゚▽゚)♪
なんて、懐かしさに浸りながら一人、真っ暗な山道で空を見ていた。
のんびりしてたら、ムギョウさんの家に着くのに1時間もかかってしまった。
で、またタカさんとムギョウさんでプチ修羅場になって解散。笑
俺はタカさんと、ムギョウさんちの離れの部屋で、2時過ぎまでおしゃべりして寝た。
なんか今日はいろいろあって、思った感じの夜じゃなかったけど、
んー、まあ楽しかったわ!(^-^;)
あさって(24日)の朝の船で鹿児島へ戻ることにしたから、
沖縄の滞在も、もうあと1日だ。
走行距離:82km
(19~21日 合計:84km)
9月21日(月) 【旅142日目】
今日は、ヒコ兄・ヤス兄の実家の離れでの目覚め。
昨日、ヤス兄の家の前のテントで俺がまた寝るということを聞いて、
お父さんが、
「こっちで寝ていいよ。」
と声をかけてくれたのだ♪
また、今帰仁の人の温かさに感謝☆
朝8時半に起きて、昨日お世話になった区長さんにお礼を言いに行ったけど、
残念ながら、区長さんはお休みの日だった。
今日は、午前中に今帰仁を出発しようと思っていたけど、
昨日の夜、飲んでいるときにミツルが、
「地元の人間しか知らない歴史的スポットへ案内してやる。」
と言うので、お願いすることにしていた♪
11時にミツルの家に行ったけど、ミツルはまだ寝ていたらしく、
「午後に行こう。」
ということに。
遅い朝ごはんを食べたら、俺もまた眠くなってきたので、
商店の前においてあったビールケースを横に並べて、寝てた。笑
1時間ほど寝ると、だいぶスッキリしたので、今度は昼食を買いに行った。
(俺、だいぶお腹空いてたんだな…。)
もう9月も下旬に入るけど、沖縄の昼間はまだ30度を越える暑さだ。
昼ごはんをゆっくり食べながら、暑いので休憩。
2時にミツルのところへ行った。
と、
ミツルの家の前に、数人の子ども達がいた。
俺のチャリに関心を示し、
「兄ちゃん、どっから来たの?これなにー??」
と、質問攻め。
俺も子どもは好きなので、いちいち丁寧に説明していたら、
最終的に、
「一緒に海に行こうよ!魚獲ってよ!」
ということになった。笑
ミツルとの約束があったので、2時間後に待ち合わせをして、子ども達とは一旦お別れ。
ミツルには、ミツルの先祖(琉球王朝の王族)の墓"アカン墓"や、"赤墓"、"クバ御嶽"などを案内してもらった♪
地名の名前の由来なんかも教えてくれて、いろいろ勉強になった☆
で、ミツルの家に戻ると、すぐにさっきの子どもたちがやってきた。
「まだ早いけど、もう行こっか!?」ヽ(゚▽゚)?
と、俺から声をかけて、海へ行くことに。
驚いたことに、
「海のある村の子だから、きっと海にも詳しいんだろうなー♪」
という俺の予想に反して、
その子たちは、海に関しての知識や経験をほとんど持っていない子たちだった。
どうやら、今帰仁のの地元の子たちは、
"海に子ども達だけで行くのは危ない"
という理由で、海で遊ぶことを禁止されている子が多いらしい。
ん~、もったいない!
今帰仁の海は、とてもきれいだしウニがあったり、沖のリーフの方まで行けば魚もたくさんいるはずだ。
確かに、子どもだけでいくのは危ないかもしれないけど、
こんなにいい海があるのに、中学1年生の子まで、
「親に怒られるから…。」
と言って、海で遊べないなんて!
…もったいないなー。
ま、そんなことを感じながら、子どもたちと一緒に海に入って、
ウニを拾ったり、魚を突いたり、魚を釣ったり♪
(また"ハリセンボン"を獲った。調理の仕方を知らないから、食べられないとわかっていたけど、見せてあげたくて…ごめん!)
俺も子どもと遊んで楽しかったけど、
子どもたちはそれ以上に、
"海から生き物を獲って食べる"
という行為に対して、興味津々であり、感激していた。
(最初はそう!その気持ちは、俺もよくわかる♪)
どれも小物ばかりで、"食べ物"と呼べるかどうかもわからないくらいのものだったけど、
子どもがみんな、
「食べてみたい!」
って言うから、ちっちゃい魚を三枚におろして刺身にしたり、
これまたちっちゃいウニの少ない身を少しずつ分けてあげて、みんなに食べさせた。
「兄ちゃん、ありがと!」
と、喜んでたけど、みんなはこんなに楽しい遊びのできる場所に住んでるのに、
やっぱりもったいないなー。
と思った。
(まあこんな海辺に住んでいたら、そのうちイヤでも遊び方は覚えるか♪)
子どもたちと楽しく遊んだし、明日はタカさんと一緒に、
また宮城島のサトシさんのところへ遊びにいく約束をしていたので、いよいよ今帰仁村を出ることにした。
ヤス兄・ミツル・ゲンタ・ミサには会って、挨拶ができた。
(ヒコ兄には会えなくて、挨拶できなかったけど、よろしく伝えておいて♪)
ほんとにいろいろ楽しかったし、どうもありがとう☆
「また海外を回ったら、絶対会いに来るよ!」
と、約束した♪
(この出会いは、大切にしたいなー!)
その後、今日は名護まで進んで、移動終了。
明日は、またタカさん、サトシさん、ヒトシさんと、楽しく過ごせるかなー♪
9月20日(日) 【旅141日目】
今日は朝、8時過ぎにゲンタたちがテントまで起こしに来てくれた。
「朝4時半まで飲んでたのに、みんな元気だなー。」
と感心。
今日は、ゲンタたちの住んでいる今帰仁村の陸上競技大会の日だ。
俺は寝ぼけ眼のまま、
ゲンタ・ヒコ兄・ユウタと、車で今帰仁村の陸上競技場へ向かった。
この陸上大会は、今帰仁村という大きな村の集落対抗で行われる、大きな大会だ。
駐車場の車の数もものすごく、観客も多かった!
そんな中、完全部外者の俺。(~_~;)
でも、ゲンタの住んでいる地区「今泊」(いまどまり)のテントに座り、
一緒に今泊チームを応援させてもらった♪
俺は全然陸上競技をやったこともないし、観戦するのも別に好きってわけじゃなかったんだけど、
スポーツはやっぱり生で見ると、感動が違うねっ☆
しかも、自分が応援できるチームがあるっていうのがまた楽しい♪
朝から夕方まで、
自分のまったく知らない人たち(しかも素人競技者)を応援して、
あんなに楽しめるとは思わなかった☆(^-^)v
ゲンタは"三段跳び"に出場したけど、三段跳びなんて、一度もやったことなかったらしい。笑
(だから、結果はそんな感じだったけど…(^m^;))
でも、結果なんか関係なく、俺は応援しながら見ていて十分楽しめた☆
スポーツはやっぱりいいねー!
(きっと何を見ても、生で応援できたら楽しいと思う☆)
見てたら、俺も走りたくなった!
で、夜は、またちゃっかり「今泊チーム」のお疲れさん会に参加させてもらい、
全然知らない人たちの中で、宴会の場を楽しませてもらった☆
(区長さんの計らいで、全員の前で自己紹介したけど♪)
今帰仁村(今泊)は、人が温かくて、いいとろこだわー☆
お世話になりました!
で、さらに夜は続き…
公民館での会を9時半に抜けて、さらに1時まで、ミツルの家で飲んだ♪
が、
昨日あまり寝てなかったせいで、今日は完全にダウンした俺。
1時半でギブアップしたけど、ゲンタたちは4時過ぎまで元気だったなー。
うちなー人、酒も体力もすごいわー。
今帰仁でのこの二晩は、うちなー人(今帰仁人かな?)の温かいもてなしと
楽しいおしゃべりで、友達もまた増えたし、思い出に残る夜だった☆
明日は今帰仁を出るけど、別れが寂しいなー。