2月8日(金) 【旅529日目 インド72日目】
Gootyにある、おサルのやってくるホテルでの目覚め。
午前中から、楽しみにしていた「Gooty Fort」を見学しに出かけた。
Gootyの街の背景には、
【Gooty Fortの砦や城壁がドーンと見えるんだけど、】
なぜか、Gooty Fortへの入り口を示す表示がなく、
そもそも、あれが"Gooty Fort"という名前の砦であること自体が、どこにも書かれていない。
(Google mapで調べて、やっと名前がわかった。)
あんなにどっしりしていて目立つ建物なのに、
誰も注目していないみたいに感じられて、不思議だった。
登山道を探して、昨日自転車で行った麓のあたりへ行くと、
【あったあった。ここから登れるらしい。】
う~ん。しかし、立派な砦だなぁ。
岩山の高さは、ゴールコンダ・フォートの丘の倍くらいあり、
"どっしり感"も2倍くらい。かっこいい。
石畳の道を、てくてくと登り始めた。
10分くらい登っただけで、
【Gootyの街を一望できた。】
こうやってみると、3辺を山に囲まれた場所であることがわかる。
両脇の山のてっぺんには、長い城壁が走っている。
【長~く連なる城壁】
見事だなぁ。
どれだけの時間と労力をかけて作ったんだろう。
建設当時の様子なんかを想像すると、とてもわくわくする。
こりゃあ、"城壁(長城)"界のチャンピオン「万里の長城」も、
死ぬまでに見に行かなくちゃ。
【城壁ばかりでなく、内側も十分見ごたえがある】
一つの石を運ぶだけでも、数人がかりで何時間とかかりそうなのに、
とにかく敷地が広くて、建物も大きいのに驚かされる。
砦らしく、真っ直ぐには登らせてもらえず、
【いくつもの小さな門を通って】
広い敷地を大きく右へ左へうねうねと、ゆっくり登っていった。
【どんどん眺めがよくなっていく♪】
1時間くらいかけて、ようやくてっぺんまで上ることができた。
インドの戦には「像軍」なんて強い部隊もあったらしいけど、
いくら像の大群がいたからって、
こんなに堅固な城を、いったいどうやったら攻め落とせるんだろう??
よくこれだけの砦を作ったなぁと、感動してしまう。
もうひとつ驚いたのは、こんなに立派な遺跡なのに、
見学者が、俺の他に誰一人としていなかったこと。
見学者が、俺の他に誰一人としていなかったこと。
観光名所ではないのか、地図や遺跡の説明なども一切なかった。
人が全くいないし、手をかけられた様子もなかったので、
ただの巨大な廃墟のようだ。
そんなところに一人でぽつんといるのは、少し怖くもあり、刺激的でもある。
ゾクゾクして、何度も鳥肌が立った。
【来てよかった~!】
…のポーズ。笑
1時間くらい、
【てっぺんからの景色を楽しんで】
またゆっくりと、街へ下りた。
充実した半日を過ごして疲れたので、Gootyでもう一泊。
寄り道続きだけど、ここは来てよかった!
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