2月16日(水) 【NZの旅 1日目】
空港でウィルとベンとお別れして、
さてと。
俺の乗る飛行機の、チェックインはもう始まっていた。
自転車と荷物を抱えて、ヨタヨタと空港の隅へ移動。
自転車を積むので、+20kgの超過貨物のお金(AUD$160)は払っていたけど、
ウィルの家で荷物を計ったら、それでもまだ2~3kgオーバーだった。
「なんとか荷物を軽くしなくちゃ。」
ということで、できる限りの厚着をして、
すべてのポケットに重たいものを詰め込み、
いざ出陣。
チェックインカウンターで荷物を計ると、
なんと、39.8kg!
(40kgまでセーフ。)
神業だ!!
と内心びっくりしながら、チェックインを無事にパス。
【無事にチェックインを通過した俺の荷物】
オーストラリアのワーホリビザを、間違えて預け入れ荷物に入れちゃって、
出国手続きの時にかなりドキドキもしたけど、
それも提出を求められなかったので、助かった。
飛行機に乗るまで、いろいろと心配事があったせいで、
徹夜でも全然眠くならず、
無事に搭乗までこぎ着けた♪
安心したので、飛行機では爆睡。
3時間半のフライトの後、飛行機はオークランドへ到着。
時差がさらに2時間増えたので、日本との時差は4時間になり、
時刻はもう午後4時だった。
検疫を終え、自転車をセッティングして、
午後5時頃、オークランドの空港を出発。
いよいよ、ニュージーランドでの旅が始まった!
曇っていたせいか、思っていたよりも気温が低い。
(15℃以下だろうな。)
今が真夏のニュージーランドは、これ以上暑くならず、
あとは寒くなる一方なので、気温が少し気になった。
空港からオークランド・シティまでは約20km。
シティまで行ってしまうと、キャンプする場所を見つけづらくなると思ったので、
途中でどこか適当な場所を見つけなくちゃならない。
空港から2kmほど走ったところで、スーパーを発見。
(オーストラリアのWOOLWORTHと同じだけど、
こっちではCOUNT DOWNという名前になっている。)
食料はすべて置いてきてしまったので、
早速、買い物しなくちゃ。
俺は、スーパーでの買い物が大好きである。
(国内でも国外でも。)
品揃えが地方によって違うので、商品を見ているだけでもおもしろい。
ニュージーランドの物価は、オーストラリアよりも少しやすくなっているので、
(だいたい8割くらいかな。)
商品すべてが2割引に見えて、ますますわくわくした。
だいぶ長い時間、スーパー内を見学していたけど、
とりあえず、今晩と明日の朝食に必要な食材だけ買って、
暗くなり出す前に、キャンプ地を探しに出発した。
空港から10kmほど走ったとき、海岸沿いにきれいな公園を発見。
行ってみると、人も少なく景色もいい、絶好の場所。
【眺めもいいし、いいキャンプ地だった♪】
暗くなるまで待って、テントを張ると、
(オークランドでは、20時半くらいから暗くなり出す)
睡眠不足だったので、急に眠くなった。
夕飯を作るつもりだったけど、テントへ入るともうどうでもよくなり、
そのまま寝ることにした。
とりあえず、無事にニュージーランドへ渡れてよかった♪
【走行距離:13km】
2月15日(火)
オーストラリアの旅も、今日で最終日。
日中は、荷物をまとめたりNZビザの準備をしたり、
出発の準備でいろいろ忙しかった。
夜になり、夕食を作ろうかな~と思っていたら、
ウィルが、
「ベンが最後に会いたいってよ。」
と言ってきた。
(そっかー。しばらくまた会えなくなるから、俺もお別れしたいな。)
でもな…
明日は、朝6時には出発して駅に行きたいと思っていたので、
今日は早く寝るつもりだったんだよなぁ。
ベンと会って、飲まなかった日はないからなぁ。。。
(もし飛行機に乗り遅れでもしたら、マズいし。。。)
ちょっとだけ、イヤな予感がした。
でもま、いろいろまたお世話にもなったし、
ベンは今、2階下のタレンの家にいるというので、
「ちょっとだけ、会いに行こう」ということにした。
ビールを持って。。。
タレンの家に行くと、二人は夕飯の準備をしていた。
「あなたたちも、ここで夕飯食べたら?」
と言うので、ウィルの家から"親子丼"の食材を持ってきて、
キッチンで料理を始めると、
初めて見る"親子丼"に、ベンとタレンは興味津々。
レシピを教え、味見をさせてあげると、
「おいしい!」
と、二人とも喜んで食べてくれた♪
すると、ウィルが
「俺は"肉じゃが"っていうやつが一番好きだよ。」
と、二人に言った。
「"ニクジャガ"?それ、どんな料理??」
肉じゃがの説明をしたり、和包丁の話をしたり、
4人でいろいろ話をしていたら、
あっと言う間に12時を過ぎてしまった。
「あっ、マズい。俺、そろそろ寝なくちゃ。」
そう伝えて二人にお別れをし、ウィルの家に戻った。
さて、早く寝なくちゃ。
と思い、目覚ましを3回分セットして、寝る準備をしていたら、
ベンがビールを持ってやってきた。笑
ウィルは開けてないウォッカのボトルを片手に、
「これがオージー流の見送りだ、ケン!」
なんて酔っぱらった目で言っている。
そして、「飲み直し」。
ははは。やっぱりこのパターンか~!
と思いながら、もう早く寝るのは諦めた。
3人で3時半まで飲んでいると、
「腹減ったなぁ。"ニクジャガ"を食べてみたいなぁ。」
と言い出すベン。笑
俺「作ってあげてもいいけど、材料がちょっと足りないんだよ。」
ベン「コンビニなら24時間やってる!ウィルちょっと買い物行ってきてくれ。」
ウィル「OK!」
…なぜか、
出発の3時間前に"ニクジャガ"を作ることになった。笑
(その代わり、ベンが車で空港まで送ってくれることになったけど♪)
ビールもウォッカも飲み尽くした、午前四時半。
俺の"肉じゃがお料理教室"開始。
作り方を覚えたいというベンが、
俺の指示の元、調理を始めて、
6時くらいに、肉じゃがとご飯が完成した!
味は。。。まあまあだったかな。
途中で寝ちゃったウィルをたたき起こして、
6時45分に、空港へ向け出発した。
ベンはだいぶ飲んでたし寝てないし、
「運転大丈夫かな・・。」って心配だったけど、
最初から最後まで、全然変わらぬテンションで、
普通に運転して、空港まで送ってくれた。
こうして、徹夜の楽しい夜が過ぎ、
空港で二人ともお別れ。
二人ともありがとう!
最後まで、めっちゃ楽しかった!!
2月13日(日)の夜、17日間のタスマニアの旅を終え、
無事メルボルンのウィルの家に帰ってきました。
本当は、2週間で旅を終わらせる予定だったんだけど、
タスマニアの道が予想以上にアップダウンがきつかったので、
なかなか距離が稼げず、少し遅めの帰宅。
総走行距離は、だいたい予定通りの1290kmだった。
タスマニアの気候は、予想よりも穏やかで、
最高気温はだいたい20℃弱。
朝晩の気温の低下は結構激しかったけど、
凍えるほどではなく、俺の持っていた衣類だけで十分対応できた。
島の西側はとても雨の多い地域だって聞いていたけど、
17日間のうち、雨に降られたのはたった3日だったので、
天候にも恵まれていたと思う。
一番の思い出は、2日目の「クレイドルマウンテン」登山かな。
【クレイドルマウンテン】
【後半は岩登りで、景色もよかった♪】
タスマニアの景色は、どこをとってもよかったし、
地元の人たちも温かかったし、
ウィルとの二人旅はやっぱり楽しかった♪
【いろいろサンキュー!ウィル!】
今回のタスマニアの旅は、95点くらいかな!
(もうちょっとゆっくり旅できれば、100点だったな。)
オーストラリアの滞在も、今日(15日)で最終日。
明日は朝の飛行機で、ニュージーランドへ出発だ。
(寝坊しないようにしなくちゃ。。。)
旅の報告、今日中になんとか頑張って進めまーす!