4月16日(金)【オーストラリア58日目】
今日は、Coomaの10km南にある道端の空き地での目覚め。
今日も、気持ちよく晴れた、いい天気の日だ。
朝食にクッキーと熱い紅茶を飲んで体を温め、快便を済ませてから南下を開始。
今日も、羊さん牛さんたちを横目に、牧草地の丘を登っては下る。
本当に、のどかで落ち着く、いい風景だ♪
1時間半ほど走った、11時頃。
一台の車が、減速しながら俺を抜いていき、
しばらく先の路上で、停車していた。
「ん?こんな、何もない所で停まってるなんて、おかしいな。もしかしたら…」
ちょっと、いい予感がした。
俺が車に近づいていくと、運転手の男の人が出てきて、
「How are you?」
と、笑顔で声をかけてきた。
(やっぱり~♪)
予想通り、その人は、自転車に乗っている俺に興味を持って、俺が来るのを待っていたようだ。
頭の光っている、アジア系のおっちゃんである。
「自転車で旅をしているのかい?俺もやるんだよー。自転車の旅は、おもしろいよな!」
キャンベラに住んでいるおっちゃんは、かなり自転車好きなようで、
「キャンベラ→ダーウィン→インドネシア→日本」と、自転車で旅をしたことや、
途中で車にはねられて、足を怪我したこと、
怪我の保険が下りたら、これからまた旅に出ることなどを話してくれた。
「食べ物を持ってるから、これ、持ってきな。」
と、ドーナツやパンをたくさんくれて、おっちゃんはまた走り去っていった。
こういう小さな出会いがたくさんあることが、自転車の旅の魅力である☆
おっちゃんと別れて、ほんの2kmほど走ると、Nimmitabelという、小さな町に着いた。
この町の入り口にあった看板で、「位置エネルギーの貯金額」が判明した。
「Welcome to Nimmitabel (elevation 1070m)」
ほんとにびっくり!
シドニーから、全然、上り坂を上ってきた感じがしなかったのに、
いつの間にか、標高1000m以上も上っていたなんて。
(高尾山の頂上(599m)より、さらに470mも高い!!)
今は、オーストラリアの南海岸(つまり、海抜0m)を目指しているので、
「こりゃあ、これからの道のりは、きっと下り坂ばっかりだな~♪」
と、ウッキウキ☆
この町で、ちょっと日本に電話をかけようと思い、電話ボックスを探していると、
さらにうれしいことが起こった。
なんと、さっきのおっちゃんが、ニコニコと手を振りながら、電話ボックスの向こうから近づいてきたのである。
「わー!偶然ですね!!」
と俺が言うと、
「君が来るのを待っていたんだよ。一緒にご飯を食べよう!」
とおっちゃん♪
「うわ~♪これはもしかして、"ちいさな出会い"ではなかったかも!」
と、ワクワクしながら、おっちゃんと一緒に街のカフェへ行った。
「何でも、好きなものを注文していいからね。」
というおっちゃんのお言葉に甘え、ビーフパイとコーラを頼むと、
「あとで食べられるように、サンドウィッチと飲み物ももう一本選びなさい。」
と、さらに気の利いたことを言ってくれるおっちゃん。
さすが、自転車の旅人。
携行食と飲み物のありがたみを知っている。
ランチの準備が整ったところで、初めて自己紹介をした。
おっちゃんの名はバギョさん。
インドネシアから32年も前にこっちへ移り住んで、
5人も子どもがいる、うらやましい家庭を持っている人だった。
バギョさんは、とても明るい人で、話もすごくおもしろい。
特に、自転車でアウトバック(オーストラリアの荒野)を走ったときの話が興味深かった。
「二~三百頭の、野生の牛の群に道をふさがれて、怖くて進めなかった。」
とか、
「500kmも町がなくて、10日間、誰にも出会わなかった。」
とか、
「子どものいるダチョウは、守ろうとして襲ってくるから一番怖かった。」
とか。
ほんとに、冒険の旅をしてきたらしい。
「メルボルンには、甥っ子が住んでいるから、訪ねてみるといいよ。」
と、新しい目的までくれたバギョさん。
「自転車は、メルボルンで友達にあげるか、売ろうと思ってるんです。」
と話すと、
「じゃあ、もし売れなかったら、私が買うよ。」
なんて話になった。
ケーン号との別れをどうしようか、ずっと考えていたんだけど、
お世話になったし、自転車の旅をよく知っているこの人になら、喜んで譲れると思ったので、
ケーン号は、メルボルンでバギョさんにあげることにした。
どこぞの、全然知らない人に持って行かれるのはイヤだったから、引き渡すいい相手が見つかってよかった☆

バギョさんとお別れして、今日はさらに60kmほどすすみ、Bombala(標高700m)という町の先で、またキャンプをすることにした。
まだ700mも、貯金(標高)残高が残っている♪
明日は、海まで下り坂で、いい一日になりそうだ☆
【走行距離:86km】
今日は、Coomaの10km南にある道端の空き地での目覚め。
今日も、気持ちよく晴れた、いい天気の日だ。
朝食にクッキーと熱い紅茶を飲んで体を温め、快便を済ませてから南下を開始。
今日も、羊さん牛さんたちを横目に、牧草地の丘を登っては下る。
本当に、のどかで落ち着く、いい風景だ♪
1時間半ほど走った、11時頃。
一台の車が、減速しながら俺を抜いていき、
しばらく先の路上で、停車していた。
「ん?こんな、何もない所で停まってるなんて、おかしいな。もしかしたら…」
ちょっと、いい予感がした。
俺が車に近づいていくと、運転手の男の人が出てきて、
「How are you?」
と、笑顔で声をかけてきた。
(やっぱり~♪)
予想通り、その人は、自転車に乗っている俺に興味を持って、俺が来るのを待っていたようだ。
頭の光っている、アジア系のおっちゃんである。
「自転車で旅をしているのかい?俺もやるんだよー。自転車の旅は、おもしろいよな!」
キャンベラに住んでいるおっちゃんは、かなり自転車好きなようで、
「キャンベラ→ダーウィン→インドネシア→日本」と、自転車で旅をしたことや、
途中で車にはねられて、足を怪我したこと、
怪我の保険が下りたら、これからまた旅に出ることなどを話してくれた。
「食べ物を持ってるから、これ、持ってきな。」
と、ドーナツやパンをたくさんくれて、おっちゃんはまた走り去っていった。
こういう小さな出会いがたくさんあることが、自転車の旅の魅力である☆
おっちゃんと別れて、ほんの2kmほど走ると、Nimmitabelという、小さな町に着いた。
この町の入り口にあった看板で、「位置エネルギーの貯金額」が判明した。
「Welcome to Nimmitabel (elevation 1070m)」
ほんとにびっくり!
シドニーから、全然、上り坂を上ってきた感じがしなかったのに、
いつの間にか、標高1000m以上も上っていたなんて。
(高尾山の頂上(599m)より、さらに470mも高い!!)
今は、オーストラリアの南海岸(つまり、海抜0m)を目指しているので、
「こりゃあ、これからの道のりは、きっと下り坂ばっかりだな~♪」
と、ウッキウキ☆
この町で、ちょっと日本に電話をかけようと思い、電話ボックスを探していると、
さらにうれしいことが起こった。
なんと、さっきのおっちゃんが、ニコニコと手を振りながら、電話ボックスの向こうから近づいてきたのである。
「わー!偶然ですね!!」
と俺が言うと、
「君が来るのを待っていたんだよ。一緒にご飯を食べよう!」
とおっちゃん♪
「うわ~♪これはもしかして、"ちいさな出会い"ではなかったかも!」
と、ワクワクしながら、おっちゃんと一緒に街のカフェへ行った。
「何でも、好きなものを注文していいからね。」
というおっちゃんのお言葉に甘え、ビーフパイとコーラを頼むと、
「あとで食べられるように、サンドウィッチと飲み物ももう一本選びなさい。」
と、さらに気の利いたことを言ってくれるおっちゃん。
さすが、自転車の旅人。
携行食と飲み物のありがたみを知っている。
ランチの準備が整ったところで、初めて自己紹介をした。
おっちゃんの名はバギョさん。
インドネシアから32年も前にこっちへ移り住んで、
5人も子どもがいる、うらやましい家庭を持っている人だった。
バギョさんは、とても明るい人で、話もすごくおもしろい。
特に、自転車でアウトバック(オーストラリアの荒野)を走ったときの話が興味深かった。
「二~三百頭の、野生の牛の群に道をふさがれて、怖くて進めなかった。」
とか、
「500kmも町がなくて、10日間、誰にも出会わなかった。」
とか、
「子どものいるダチョウは、守ろうとして襲ってくるから一番怖かった。」
とか。
ほんとに、冒険の旅をしてきたらしい。
「メルボルンには、甥っ子が住んでいるから、訪ねてみるといいよ。」
と、新しい目的までくれたバギョさん。
「自転車は、メルボルンで友達にあげるか、売ろうと思ってるんです。」
と話すと、
「じゃあ、もし売れなかったら、私が買うよ。」
なんて話になった。
ケーン号との別れをどうしようか、ずっと考えていたんだけど、
お世話になったし、自転車の旅をよく知っているこの人になら、喜んで譲れると思ったので、
ケーン号は、メルボルンでバギョさんにあげることにした。
どこぞの、全然知らない人に持って行かれるのはイヤだったから、引き渡すいい相手が見つかってよかった☆
バギョさんとお別れして、今日はさらに60kmほどすすみ、Bombala(標高700m)という町の先で、またキャンプをすることにした。
まだ700mも、貯金(標高)残高が残っている♪
明日は、海まで下り坂で、いい一日になりそうだ☆
【走行距離:86km】
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4月15日(木)【オーストラリア57日目】
今日は、Williamsdale(キャンベラの南40km)にある小道の脇での目覚め。
昨日は、暗くなってすぐ、18時半くらいに寝て、今日は、午前8時半に起きた。
14時間も横になっていたけど、「夢」だか「瞑想」だか、はたまた「思考」なのかよくわからない、
現実とは別の、アナザーワールドで過ごした時間が半分くらい。
(「妄想」だったかもしれない。。。)
自転車をこいでいるときも、静かで暗いテントの中で寝ているときも、
毎日、とにかく、「考える」という時間がとても多い。
眠ると、夢も必ず見る。
すっかり忘れている幼少期の頃の夢だったり、まだ行ったことのない世界を旅している夢だったり、怖ろしい夢だったり。
現実にいる27歳の自分の肉体は、オーストラリアにいても、
24時間活動している脳は、昼夜かまわず、ときには時空まで越えて、自分の精神をいろんな世界へと連れていく。
これが、とてもおもしろい。
って、
話題がちょっと、変な方向へずれたので、今日の話。
今日も、キャンベラから南海岸へまっすぐ走るMonaro HWYを、ひたすら進む。
天気は快晴!
そして、"無風"だ♪
(↑これが、ほんとにうれしい。)
牛さんや羊さんたちのたくさんいる、のどかな牧草地の中を、
上っては下り、下っては上る丘越えの連続。
ひとつ丘を上りきると、その先には、ほとんど同じ景色が広がっていて、次の丘が見える。
その繰り返し。
果てしなく続くかのようにも思える大地の光景は、モンゴルの大草原にとてもよく似ていた。
モンゴルでは馬に乗り、オーストラリアでは自転車に乗っている。(^m^)
ドデカい自然の世界に囲まれながら、自転車でちまちまと進んでいると、
また、自分の存在の小ささを感じさせられた。
今、見えているものを何一つ変える力は持っていないけど、
「うん。俺は、ここにいるべくして、自分の意志でここにいるんだ。生きてる生きてる♪」
という、小さな自分の、小さな自信が湧いてくる♪
この感覚を失わない限り、自分の人生に"間違い"はないだろう。
夕方4時。
キャンベラから115km南にある、Coomaという大きな町に着いた。
スーパーで食料を調達。
(食料調達の時間も、とても好きな時間の一つである♪)
Coomaから、さらに15kmほど進んで、
丘の上の道路脇に空き地を見つけたので、そこで今日もキャンプ。
夜中、テントから外へ出てみると、
耳鳴りがしてくるほど音のない世界の天井には、
数え切れない数の星が、黙ってただ光り続けていた。
「こいつら、今、俺に見られていることを知ってて光っているんだろうか。」
「それとも、俺がこいつら全部の星から見られているんだろうか。。。」
また、変なことを考えて、寝ることにした。
【走行距離:94km】
今日は、Williamsdale(キャンベラの南40km)にある小道の脇での目覚め。
昨日は、暗くなってすぐ、18時半くらいに寝て、今日は、午前8時半に起きた。
14時間も横になっていたけど、「夢」だか「瞑想」だか、はたまた「思考」なのかよくわからない、
現実とは別の、アナザーワールドで過ごした時間が半分くらい。
(「妄想」だったかもしれない。。。)
自転車をこいでいるときも、静かで暗いテントの中で寝ているときも、
毎日、とにかく、「考える」という時間がとても多い。
眠ると、夢も必ず見る。
すっかり忘れている幼少期の頃の夢だったり、まだ行ったことのない世界を旅している夢だったり、怖ろしい夢だったり。
現実にいる27歳の自分の肉体は、オーストラリアにいても、
24時間活動している脳は、昼夜かまわず、ときには時空まで越えて、自分の精神をいろんな世界へと連れていく。
これが、とてもおもしろい。
って、
話題がちょっと、変な方向へずれたので、今日の話。
今日も、キャンベラから南海岸へまっすぐ走るMonaro HWYを、ひたすら進む。
天気は快晴!
そして、"無風"だ♪
(↑これが、ほんとにうれしい。)
牛さんや羊さんたちのたくさんいる、のどかな牧草地の中を、
上っては下り、下っては上る丘越えの連続。
ひとつ丘を上りきると、その先には、ほとんど同じ景色が広がっていて、次の丘が見える。
その繰り返し。
果てしなく続くかのようにも思える大地の光景は、モンゴルの大草原にとてもよく似ていた。
モンゴルでは馬に乗り、オーストラリアでは自転車に乗っている。(^m^)
ドデカい自然の世界に囲まれながら、自転車でちまちまと進んでいると、
また、自分の存在の小ささを感じさせられた。
今、見えているものを何一つ変える力は持っていないけど、
「うん。俺は、ここにいるべくして、自分の意志でここにいるんだ。生きてる生きてる♪」
という、小さな自分の、小さな自信が湧いてくる♪
この感覚を失わない限り、自分の人生に"間違い"はないだろう。
夕方4時。
キャンベラから115km南にある、Coomaという大きな町に着いた。
スーパーで食料を調達。
(食料調達の時間も、とても好きな時間の一つである♪)
Coomaから、さらに15kmほど進んで、
丘の上の道路脇に空き地を見つけたので、そこで今日もキャンプ。
夜中、テントから外へ出てみると、
耳鳴りがしてくるほど音のない世界の天井には、
数え切れない数の星が、黙ってただ光り続けていた。
「こいつら、今、俺に見られていることを知ってて光っているんだろうか。」
「それとも、俺がこいつら全部の星から見られているんだろうか。。。」
また、変なことを考えて、寝ることにした。
【走行距離:94km】
4月14日(水)【オーストラリア56日目】
今日は、CanberraにあるYHAでの目覚め。
昨日は気持ちよく100km走ったし、部屋が暖かくて快適だったので、8時間以上ゆっくり眠れた。
8時過ぎに目が覚めて、カフェで朝食を食べ、のんびりな朝を満喫。
(その辺でキャンプをしているときは、そそくさとテントを撤収して出発しなければならない。笑)
パソコンは壊れてしまったけど、"Pomera"(テキスト編集機能だけのワープロ)を持っているので、
ネットカフェへ行って、ブログとホームページの更新も少しはできた♪
(写真の更新は、これからちょっと遅れそうです。。。)
ネットカフェを11時に出て、キャンベラの街を散策し、フードコートの中華料理を食べたら、午前が終了。
さて。
せっかく首都Canberraに来たのに、観光をせずに通り過ぎるのはもったいない。
かといって、あまりのんびりしている時間もないので、
今日は、『Parliament House』(国会議事堂)だけ観光してから、出発することにした。
オーストラリアの国会議事堂は、キャンベラの市街地から、湖を越えた向こう側に「デーン!!」と建っている。
議事堂は、小高い丘の上に立っていて、そこから見渡すキャンベラの街の風景は、
緑と湖と建物が共存していて、見ていてとても落ち着く景色だった。
議事堂の中には、セキュリティチェックだけ受ければ、自由に入ることができる。
オーストラリアは新しい国なので、議事堂の中は、
「歴史を感じる」という感じじゃなくて、
ホテルやデパートの中みたいな雰囲気の、きれいな建物だった。
オーストラリアの政治制度や歴史についても、いろいろ解説があったけど、
英語が難しくて、読んでいたら疲れてきたので、お勉強は終了。
屋上(芝生がある)に上がって、晴天の空の下で寝っころがっていたら、めちゃくちゃ気持ちよくて眠くなった。
いかんいかん。
このままのんびりしていたら、今日は出発できなくなってしまう。(~.~;)
今日もしっかり進まなくちゃ。
そう思い立って、午後3時にキャンベラを出発。
キャンベラから南へ続く道は、牧草地のど真ん中を突っ切るような道で、
羊や牛に囲まれながら、小さな丘の上り下りを繰り返していく道だった。
そして意外なことに、上り坂よりも下り坂の方が多い。(6:4くらい。)
シドニーから向かっているときは気づかなかったけど、
どうやら、キャンベラは、思ったよりも高地にある都市だったらしい。
「それで、なかなか進まなかったのかー。」
(向かい風が強いせいだけじゃなかった!!)
急に寒くなったのにも、納得ができる。
知らない間に高地に来ていて、「位置エネルギーの貯金」があるというのは、
自転車の旅では、かなりうれしいプレゼントだ☆
静かな牧草地帯を40kmほど走ると、日が暮れてきた。
こっそりテントを張れる場所を探しながら走っていると、
もう今日は誰も通りそうにない、小道があったので
その小道の脇にテントを張って、すぐに潜り込んで寝た。
(かなり寒いし、暗い中、夕飯を調理するのはめんどくさい。)
これからは、メルボルンまで約700km、ひたすら走ることになりそうだ。
【走行距離:50km】
今日は、CanberraにあるYHAでの目覚め。
昨日は気持ちよく100km走ったし、部屋が暖かくて快適だったので、8時間以上ゆっくり眠れた。
8時過ぎに目が覚めて、カフェで朝食を食べ、のんびりな朝を満喫。
(その辺でキャンプをしているときは、そそくさとテントを撤収して出発しなければならない。笑)
パソコンは壊れてしまったけど、"Pomera"(テキスト編集機能だけのワープロ)を持っているので、
ネットカフェへ行って、ブログとホームページの更新も少しはできた♪
(写真の更新は、これからちょっと遅れそうです。。。)
ネットカフェを11時に出て、キャンベラの街を散策し、フードコートの中華料理を食べたら、午前が終了。
さて。
せっかく首都Canberraに来たのに、観光をせずに通り過ぎるのはもったいない。
かといって、あまりのんびりしている時間もないので、
今日は、『Parliament House』(国会議事堂)だけ観光してから、出発することにした。
オーストラリアの国会議事堂は、キャンベラの市街地から、湖を越えた向こう側に「デーン!!」と建っている。
議事堂は、小高い丘の上に立っていて、そこから見渡すキャンベラの街の風景は、
緑と湖と建物が共存していて、見ていてとても落ち着く景色だった。
議事堂の中には、セキュリティチェックだけ受ければ、自由に入ることができる。
オーストラリアは新しい国なので、議事堂の中は、
「歴史を感じる」という感じじゃなくて、
ホテルやデパートの中みたいな雰囲気の、きれいな建物だった。
オーストラリアの政治制度や歴史についても、いろいろ解説があったけど、
英語が難しくて、読んでいたら疲れてきたので、お勉強は終了。
屋上(芝生がある)に上がって、晴天の空の下で寝っころがっていたら、めちゃくちゃ気持ちよくて眠くなった。
いかんいかん。
このままのんびりしていたら、今日は出発できなくなってしまう。(~.~;)
今日もしっかり進まなくちゃ。
そう思い立って、午後3時にキャンベラを出発。
キャンベラから南へ続く道は、牧草地のど真ん中を突っ切るような道で、
羊や牛に囲まれながら、小さな丘の上り下りを繰り返していく道だった。
そして意外なことに、上り坂よりも下り坂の方が多い。(6:4くらい。)
シドニーから向かっているときは気づかなかったけど、
どうやら、キャンベラは、思ったよりも高地にある都市だったらしい。
「それで、なかなか進まなかったのかー。」
(向かい風が強いせいだけじゃなかった!!)
急に寒くなったのにも、納得ができる。
知らない間に高地に来ていて、「位置エネルギーの貯金」があるというのは、
自転車の旅では、かなりうれしいプレゼントだ☆
静かな牧草地帯を40kmほど走ると、日が暮れてきた。
こっそりテントを張れる場所を探しながら走っていると、
もう今日は誰も通りそうにない、小道があったので
その小道の脇にテントを張って、すぐに潜り込んで寝た。
(かなり寒いし、暗い中、夕飯を調理するのはめんどくさい。)
これからは、メルボルンまで約700km、ひたすら走ることになりそうだ。
【走行距離:50km】
4月10日(土)【オーストラリア52日目】
Liverpoolにある、空き地での目覚め。
天気は晴天♪
街を離れて、ゆるいアップダウンの続く牧草地をひたすら内陸へと走った。
もう、木々が紅葉を始めていて、秋の景色になってきた。
牧草地のだだっ広い眺めが気持ちいい☆
ただし、
向かい風が強くて、なかなか先へは進まず。。。
結局、昨日の目的地だった、Pictonという町でストップし、道ばたにあった木の陰に、こっそりテントを張って野宿した。
【走行距離:52km】
----------------------------------------------------
4月11日(日)【オーストラリア53日目】
今日は、Pictonの道端での目覚め。
朝6時半、誰にも見つからないうちに、テントを撤収して出発。
今日は、昨日にも増して向かい風が強い。
アホみたいに強い。
必死に5時間以上こいで、ようやく60kmほど進んだ。
天気はいいし、牧草地の景色は最高に気持ちがいいけど、
こいでもこいでも、全然前に進んでる気がしないというのは、精神的にツライ。。。
Sutton Forestというところにある、Hume HWYのサービスエリアの隅でキャンプをした。
【走行距離:62km】
----------------------------------------------------
4月12日(月)【オーストラリア54日目】
今日は、Sutton Forestのサービスエリアの隅っこでの目覚め。
昨日の夜から、急激に気温が下がった。
本気で寒い。
今日も晴天でよかったけど、これがもし雨の日だったらと思うとゾッとする。
晴れているけど、今日も向かい風がハンパじゃないので、半袖ではとても走れない。
オーストラリアに来て初めて、一日中長袖を着て生活した。
(下は、相変わらず「サンダル&短パン」である。)
まだまだ南へ進むので、頼むからこれ以上寒くはならないでほしい。
ほんとに、アホみたいに強い向かい風と闘いながら、ようやくGoulburnという、ちょっと大きな街に着いた。
金曜日から、もう4日間もフロに入っていないので、今日はキャラバンパークに泊まってシャワーを浴びようと思ったけど、
テントサイトが$24もしたので却下。(高過ぎだろ~!!)
どうせキャンベラに着いたら、宿に泊まることになるんだ。
4日も一週間も、大して変わらないだろう。
ここのところ、急激に寒くなったので、夜が来るのがちょっと怖い。
風邪引きそうだ。
空き地にテントを張って、寝袋に潜り込んですぐに寝た。
あ、それと。 この日の夜、パソコンが壊れた。(:_;)
【走行距離:65km】
----------------------------------------------------
4月13日(火)【オーストラリア55日目】
今日は、Goulburnにある空き地での目覚め。
今日も晴れてくれてよかった!
そして、さらに幸運なことに、昨日までの3日間、あれほど強く吹いていた向かい風が、
今日はピタッと止んでいる。
「キャンベラまであと90km!これなら行けるかもっ♪」
と、張り切って出発。
今日の走りは、今回の旅で一番気持ちよく走れた一日だったかもしれない♪(^-^)b
"(クソ)向かい風"がないので、進む進む☆
(↑失礼しました。m(_ _;)m)
風がないと、止まって休憩していても、そんなに寒くはないし、なにより、牧草地の景色を眺めながら走る心の余裕がある♪
昨日から、放牧されている羊たちをたくさん見るようになった。
オーストラリアと言えば、
「羊の数が人口よりも多い。」
と有名なのに、ケアンズからシドニーまでは、全くと言っていいほど羊を見なかった。(牛ばっかり。)
不思議に思ってたんだけど、どうやら、羊は南の涼しい地域でたくさん飼われているようだ。
張り切って頑張った甲斐があり、夕方4時に、 首都Canberraに到着。
今日は、奮発してYHA(ユースホステル)に泊まり($33)、
5日ぶりにフロに入った。笑
(↑引かないで、笑ってください。)
さっぱりさっぱり☆
久しぶりに、暖かい部屋のベッドで眠れて、幸せだったな♪
【走行距離:100km】
4月9日(金)【オーストラリア51日目】
今日も、シドニーにあるバッパーでの目覚め。
今日は、いよいよシドニーを出発だ。
昨日は、午前3時までアダム達と一緒に遊んでたけど、なんとか寝坊せずに8時に起きられた。(^-^)v
朝食を食べ、10時には出発の準備完了。
アダムやペドロ達にさよならを言いたかったけど、1階にはいなかった。
きっとまだみんな寝ているのだろう。
「もうちょっとしたら、みんな来るかも。。。」
と思ったので、自転車を宿に置いて、30分ほどネットをして戻ってみた。
すると、宿の前でアダム・ペドロ・スカイの3人が、待っていた!
「おお!みんなー!」(^0^)/
ちょうど、3人もビーチへ一緒に出かけるところで、俺の自転車を見て待っていたらしい♪
4人で一緒に写真を撮って、さよならを言うことができた☆
アダムとペドロは、そのうち日本に来ると言っていたから、そのとき俺が日本にいれば、また再会できるかもしれない♪(^-^)
友達にさよならも言えたし、気持ちよく出発できたんだけど、
「最後に、もう一回だけシドニーの港の景色を見ておこう!」
と思って、サーキュラーキー(オペラハウスのあるところ)へ行った。
今日も、とてもきれいに晴れ上がっていて、オペラハウスやハーバーブリッジが明るい日差しに映えている。
30分ほど、ベンチに座って景色を見ながらのんびりした。
「もうちょっと、シドニーにいてもいいなぁ♪」
なんて思ったけど、まだ旅には続きがあるし、「また来たいな。」と思うくらいで切り上げるのが、きっといいと思ったので、ちょっと名残惜しいけど、やはり出発することにした。
でもその後、マックでネットにつないでメールのやりとりやホームページの更新をしていたら、あっと言う間に午後3時になってしまった。
「やばっ。これじゃあ、今日は全然進めないじゃん。」
急いで出発。
シドニーの中心街から、約20kmほどは、道が狭い上に車の数もとても多くて、なかなか進めなかった。
結局、2時間半くらいかかってやっと郊外へたどり着き、 Liverpoolという町で空き地を見つけて野宿をした。
キャンベラまでは、あと約250km。
3日くらいで着けるかなぁ。
【走行距離:51km】