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3月3日(水)【オーストラリア14日目】


Home hillにある、バッパーでの目覚め。
10時のチェックアウトギリギリまでのんびり過ごして、
今日は、100km先にあるBowenという町を目指して出発。

天気はというと…


快晴。。。うれしくない。


赤外線ヒーターの前にいるような強い日差しの下を、
今日もまた走らなくてはならない。
顔にも腕にも、ばっちりと日焼け止めを塗って、

いざ出陣。

Home hillからBowenまでは、ほとんど町もなにもない、
ただの一本道だ。
このドデカい国の大地を、自転車でコツコツこいで進むのは、
滑稽だけど、そのスケールを肌で感じられるのはいい。

ただ、この激暑の空気の中を、変化の乏しい景色を前に、
ひたすらこぐというのも、精神的には結構キツい。

ラジオも音楽も聴いていないので、
こぎながらする事といえば、道ばたにたくさんある、
カエルやヘビやカンガルーの死骸を踏まないように、
前方に注意を払って避けていくことか、
たまにある、小川の名前を勝手に直訳して、
一人で笑っていることくらいだ。

(あ、これが意外とおもしろい。
 例えば、「Breakfast ck」→"朝ご飯川"
     「Goodbye ck」→"さよなら川"
     「little Goodbye ck」→"ちょっとさよなら川"など。)

あんましおもしろくないか。。。(~.~;)

まあ、あとは、これからの旅のことや、いろんなことについて、
いろいろ考えながら、ひたすらペダルをこいでいる。


でも、今日はさすがに暑すぎた。


マメに日陰で休憩をとりながら、
なんとか夜7時過ぎにBowenまでたどり着いたけど、
もう、疲れ過ぎとお腹の減りすぎで、ヘロヘロ。

キャンプする場所を探す気力もなくなっていたので、
今日もバッパーを探して、泊まることにした。

5分ほど町をうろついていると、バーの前で若者に声をかけられた。


「宿を探しているのかい?いいところ紹介してやるよ。」


う~ん。ちょっと、うさんくさい。

そう思ったけど、今日は本当に疲れきっていて、
ちょっとくらい高くても、早く休みたかった。


「俺が泊まっているところ、$35ドルだけど、いいかい?この辺じゃ、一番安いぜ。」


$35。やはり高い。
聞くと、彼はそのバッパーで働いてもいるらしい。

「これは、うまく客引きをしているつもりだな。」

と思ったけど、もう、たかが$10~15ドルなどどうでもいいと思うほど、早く休みたかった。

案内されたバッパーは、確かに高いだけあって、
今までで一番きれいな宿だった。
もちろん、エアコン付き。


晩ご飯を買いに行って食べ、
もう、今日はシャワーを浴びて寝るだけだったけど、
安心してのんびり眠ることができてよかった♪


それにしても、ケアンズにいる頃は、

「雨ばかりで嫌だなぁ。」

と思っていたけど…。

ガンガン晴れている日の方が、よっぽど疲れてイヤだ。


これからGold coastに着くまで、1日100kmのノルマが、
重くのし掛かってきそうだ…。


【これまでの走行距離:465km】
【今日の走行距離:109km】

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3月2日(火)【オーストラリア13日目】


今日は、8時半に、ミッキーと一緒に画家のおっちゃんの家を出発した。
ミッキーは、北へ向かうので、すぐにお別れすることに。

「また日本で会おう!」

と、お互いの旅の無事を願いつつ、お別れをした。


さて、今日はどこまで行こう。

昨日の遅れを少しでも取り戻したいけど、
ちょうどいいところには町がない。
かといって、昨日の目的地だったHome hillまでの50kmの移動では短すぎるし。。。

まあいいや、とりあえず進んでみてから考えよう。
(どっかで野宿してもいいし。)

そんな感じで出発。


ミッキーに聞いたんだけど、この時期、
風は南東から吹いてくるらしい。
ミッキーはそれを知っていて、北上するコースを選んだのだとか。


ということは…


南下している俺にとっては、常に"向かい風"ということになる。(~~;)

「週に一回くらいは、逆風になることもあったよ。」

と言っていたけど、
それじゃあ、ほとんど毎日向かい風ってこと!?
「毎日100kmも進めるかなぁ。。。」
不安になった。

が、この日は、なんと、その逆風!

思いもかけず、出だしは好調だった☆(^^)v


ところが…


さらに誤算だったのが、"日差し"の強さであった。



これはわかってたことだけど、
オーストラリアの日差しはハンパじゃない。

真夏の沖縄以上に感じるその強さは、
プラスチックなど、溶かしてしまうんじゃないかと思えるほど強い。

風の抵抗がなくても、みるみる体力を奪われていった。


で、午後4時。

50kmほどこいでHome hillに到着。
まだ進んでおきたいところだったけど、
体力的にもう限界が来ていたのと、
そこで見つけたバッパー(backpackersという安宿のこと。)が、$20という安さだったので、
今日はここで泊まることにした。

近くのスーパーでは、$3ちょっとで巨大なステーキ肉が売っていたので、
安いけど豪勢な夕食を食べて、鋭気を養った。
(といっても、あとはインスタントラーメンだったけど。)


夜、久しぶりに雨が降らなかった。


明日もガンガンに晴れちゃったらどうしよう。。。
でも、雨でもイヤだしなぁ。

この時期は、「曇り」が一番だと思い知らされた一日だった。


あ、向かい風もやだな~。

3月1日(月)【オーストラリア12日目】


【その2】


反対側から来た、日本人のチャリダーは、ミッキー。
彼は、Brisbane(ブリスベン)から、
はるばる1300kmほどの道のりを、
自転車で北上してきたところだった。

俺と同じ、GIANT社の[Great jurney]という自転車に乗っている彼は、
自転車で日本一周もしたことがあるらしい。

ますます興味深いではないか☆

旅をしていると、普段の定住生活では経験できない
様々な出来事がある。
俺は、そんな特殊な経験談を、ほかの旅人から聞くのも話すのも大好きだ♪


「うわ~、もっとゆっくり話したいなぁ。」


先を急がなくてはいけない状況ではあったけど、
せっかくの出会いを、ほんのわずかな時間で終わらせてしまうのは、
あまりにももったいなかった。

なので、今日の移動のことはもう気にせず、

せっかくだから一緒にキャンプをしようと提案。
彼もそれに同意をしてくれたので、
少し手前にあった、Giruという町へ戻ることにした。


Giruは、とても小さな町だったけど、一応、安宿はあった。
二人で相談して、今日はそこに泊まろうと思っていたら、


「コンニチハ!」


オーストラリア人のおっちゃんに、日本語で声をかけられた。
俺たちが近づいていくと、おっちゃんは、
手招きをしながら、自分の家の庭へ入っていく。

「なんだなんだ??おもしろいおっちゃんだな♪」

そう思って、招かれるがまま、おっちゃんについていくと


「今日はここへ泊まっていいぞ。」


と、いきなりの一言。

まだ一言二言しか言葉を交わしていないのに、
あまりに突然な誘いで、正直、最初はかなり警戒心を持っていたけど、

そのおっちゃんが、

「俺は画家なんだ。アトリエにテントを張っていいぞ。」

と言ったのを聞いて、なんだかちょっと納得した。


これは、俺の個人的な持論だけど、
「画家(芸術家)には、あまり悪い人はいない。」
というのがある。
全然根拠はないけど、自分の今までの経験上、そうなのだ。
(この前お世話になったジェニーさんも画家だったし♪)


ということで、今晩は、ミッキーと二人、
そのおっちゃんの家にお世話になることにした。

ミッキーと出会って1時間後のこと。
まさかの出会いの連続である☆


シャワーを借りてさっぱりしたあと、
夜はずっと、そのおっちゃんとの会話が続いた。

おっちゃんは、結構熱い人で、話題の半分以上は
第二次世界大戦と日本の捕鯨に関してだった。

恥ずかしい話、俺はその両方のトピックに対して、
おっちゃんよりもかなり無知であった。

「日本人は、どうしてそんなに自分たちのことを知らないのか。」

歴史的な面に関しては、教育上の問題もあるけど、
自分の無知さが恥ずかしく思ったのと、
他の国からみる日本の印象を知って、
なかなか考えさせられた夜だった。

おっちゃんとの会話が終わり、ミッキーとも夜中まで話をして、
いろんなおもしろい体験談を聞くことができた♪
(ほんとは、もう一晩話す時間がほしいくらいだったけど。)

アトリエニ二つのテント(^m^)

今日もおもしろい出会いのある、楽しい一日だった☆
 

3月1日(月)【オーストラリア12日目】


【その1】


今日は、朝8時半に、お世話になったTownsvilleのお宅を出発。
二泊も泊めていただいた上に、お弁当にと、
ピザにスパゲッティ、ソーセージやパンに、
冷たい水まで持たせてくれた。(:_;)

出発前に、記念撮影♪

温かいおもてなしとご親切、本当にありがとうございました!(^0^)/

 

さて、今日の目的地はHome hillという100km先の町。
Townsvilleの街観光は、さらっと切り上げて、

さっさと進まなくては。(~.~;)


*あ、オーストラリアでの、これからの大まかな予定はというと、

3月18日までには、Gold coastへ行って、
日本で紹介していただいた方に会いに行き、
20日には、日本から友達が旅行で来るので、それに合流。


Gold coastでしばらく過ごした後は、
Melbourneまでの1800kmを1ヶ月以内に進んで、
ウィルに会いに行く予定。
おそらく、そこがオーストラリアでの最終目的地になるだろう。

本当は、そのあとにも、ポートオーガスタに会いに行きたい人がいたんだけど…。
それは、時間の都合上、無理そうになってしまった。(:_;)
(よっしーさん、本当に申し訳ありません。)

"時間の都合"というのは、
4月26日に、ニュージーランドへ渡ることになったこと。
オーストラリアには、半年~1年いる予定だったけど、
いろいろあって、たった2ヶ月の滞在ということになってしまった。
その辺の事情は、ここであまり語れないけど、
自分にとっては全然嫌なことではなく、

「旅をしていると、やっぱりいろいろなことがあるなぁ。」

という感じ♪

 

とまあ、先の話は置いておいて。


とにかく、今は、Gold coastを目指して、
ほぼ毎日、100kmの道のりをこなしていかなければならないという、
結構忙しい旅の状況にある。
(あと18日で1400kmほど残っているから。)

 

で、また、今日の話。

 

Home hillを目指して、Townsvilleを10時半頃出発した。

今日は曇り空だが、雨は降っていなくてラッキー☆

順調に、先へ進んでいた。

と、Townsvilleから50kmほど進んだところで、
反対車線に、一台の自転車が見えた。
(町と町の間の幹線道路で、自転車を見かけることは、まずない。)

そんなに大きくはないけど、荷物もキャリアに積んであって、旅人のようだった。


「あれは!絶対に仲間だ!!」


そう思ったのと同時に、向こうから手を振って、
こっちに近づいてきた。


「やあ!」


明らかに、日本人だった。


→続く。
 

2月28日(日)【オーストラリア11日目】


今日は、Townsvilleにある、昨日泊めていただいたお家での目覚め。

エアコンのある部屋に、大きなソファーでゆっくりと寝かせてもらえた♪

昨日、

「急いでないなら、明日もゆっくりしていっていいよ。明日はピザを作るんだ。」


という、これまたうれしいお父さんのご厚意に、
しっかりと甘えることにしていた。(^-^)V


ので、今日は移動する気ゼロ。


朝からずっと、本気でのんびりさせてもらった☆


お父さんの作った、ピザにマンゴーシェイクに、
おいしい冷凍マンゴー♪
お母さんの作ったスパゲッティまであり、
お腹いっぱい、栄養を取らせてもらった☆

物価が高くて、普段はかなり質素な食事をしていたので、
こんなにおいしくお腹がいっぱいになったのは、
オーストラリアに来て初めてだったな♪


元気になる一日だった☆p(^へ^)q




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