2月27日(土)【オーストラリア10日目】
【その1】
今日は、Inghamにある、快適なバックパッカーズでの目覚め。
10時のチェックアウトギリギリまでくつろいでから、
雨の街へ出かけた。
マックでホームページの更新をしたり、メールを送ったりして昼まで過ごし、
12時にTownsvilleへ向けて出発。
外はまだ雨だったけど、今日はTownsvilleまで111kmの道のり。
明るいうちに着くかどうか、ギリギリの時間だった。
だだっぴろい平地を、見えなくなるまで続いている道路を
順調に進んでいく。
信号などあるはずもなく、ひたすら「こぎ放題」である。
ラッキーなことに、雨は午前中ほど強くはなかった♪
40kmほど走ったとき、インフォメーションセンターを兼ねた、
マンゴー農園があった。
ちょっと疲れてきたし、
「果物が安く売ってないかな?」
と思い、寄ってみることに。
自転車を停め、建物の脇にあった地図をみていると、
すぐ横の駐車場に一台の車が停まった。
「○△は■☆※◇◎よね。」
ふと聞こえたその車からの会話が、
日本語っぽいことに気づいた。
Inghamには2日間いたけど、日本人には一人も会わなかったので、
ちょっとびっくりして、車の方に振り返って見た。
やはり、顔つきが日本人のように見える、家族連れの人たちだった。
と、あちらの方から、
「日本人の方ですか?」
と声をかけてくれた。
(どうやら、こっちが日本語に反応したのがわかったみたい。)
「はい。今、自転車で旅をしているんですけど、雨が多くて困っちゃいますねぇ。」
そんな会話を少しして、その人たちは店の中へ。
俺は、十分休憩できたからもう出発しようかと思ったけど、
店頭にランブータンが1個10cで売っていたのを見つけたので、
それを買いに店に入った。
ついでに、近くの観光情報を見ていると、
「どこからきたんですか?」
と、さっきの方たちに声をかけられた。
「メルボルンまで、友達に会いに行くつもりです。」
(この時点で、「自転車の旅をやめる」という選択は、延期することにしていた。)
そんな話から、少し、日本語での流ちょうな会話を楽しんでいると、
オーストラリア人のお父さんから、
「私たちはTownsvilleに住んでるから、もし家まで来られたら、今晩ビールをごちそうするよ。」
という、うれしいお誘いが☆(^^)!
さらに、
「ソファでよければ、泊めてあげるよ。」
とまで言ってくれた♪
なんと幸運なお誘い!!
もちろん、
「ぜひぜひ、よろしくお願いします☆」(^0^)/
張り切って答えた♪
その後、お家までの詳しい道のりを地図で教えてもらい、
「では、また後ほど!」
と言って、一旦お別れをした。
さっき買った10cのランブータンを食べ、
約束のできたTownsvilleを目指し、
雨の中を力強く、また自転車をこぎ始めた。